◇福岡大学同窓会会合で講演 自民勉強会での発言の弁明
作家の百田尚樹氏は27日、福岡市であった福岡大学の同窓会の会合で講演した。
自民党の懇話会での発言について「報道陣が出た後の公開されていない内輪の席での会話を報道された。
テレビやラジオの発言なら言い訳は通用しないが、飲み屋でしゃべっているようなもの。
飲み屋では何でも言う。『あいつ殺したろうか』って、これ殺人未遂(になるのか)」などと弁明。
「(沖縄の地元2紙を)つぶさないといけない」との発言をしたことについては「沖縄の新聞は大嫌い。これは本音」と笑いを誘った。
講演後に報道陣の取材に応じ、「沖縄の話は冗談で軽口」と主張し、「ニュアンスを考慮せず大騒ぎするのは卑劣」と報道を批判。
安保法制の審議への影響について「野党が僕の発言をうまく利用している。汚い」と述べた。
また、講演前に自身のツイッターで「本当につぶれてほしいと思っているのは、朝日新聞と毎日新聞と東京新聞」などとツイートしており、理由について百田氏は「嫌いだから」と話した。
【平川昌範、黒澤敬太郎】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150627-00000054-mai-soci
■枝野幸男・民主党幹事長
安倍親衛隊という自民党議員が、作家の百田(尚樹)さんを呼んできて、民間人が何を言おうが言論の自由ですが、問題は(参加した議員から)「言い過ぎじゃないですか」の一言もなかった。
確かに、意見の違いはあります、集団的自衛権のひとつとっても。
だからといって、お前らの意見は新聞に載ると困るから、テレビに流れると困るから、スポンサーを通じて圧力をかける、そんな社会でいいんですか。
(戦前も)はじめから、言論の自由が封殺されていたんじゃない。ちょっとぐらい、いいだろう、ちょっとぐらい仕方ない。
その積み重ねのなかで、政府に対しておかしいと言えない、そういう空気がいつのまにかできあがった。
新聞やテレビが、政府に都合の悪いことを報道しない、そんなことが当たり前になってからでは遅いんです。
(宮崎市内の街頭演説で)
http://www.asahi.com/articles/ASH6W6KGZH6WUTFK00J.html