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漁師「美味ウニだけ採って毒ウニをスルーしてたら毒ウニ増えすぎてやばい。お前ら毒ウニ採っていいぞ」

“海の砂漠化” ウニが海藻を食べ尽くす

“海の砂漠化”と呼ばれる「磯焼け」という海の異変が日本全国で深刻な問題となっています。
海藻にウニが群がって、食べつくそうとしています。その後、枯れ果てた砂漠のようになってしまうのです。

アワビやサザエが育つ豊かな海は、ここ数年で一変してしまいました。

「今年が一番ひどい」(浦島光夫さん)
Q.アワビやサザエ減っている?
「だいぶ減っている」(浦島光夫さん)

相模湾に面する神奈川県の長井漁港で60年近く漁師を続けている浦島さん。10年前に比べ、アワビなどが育つ漁場は半分以下になってしまったといいます。
その理由は・・・

「海藻1本もない」(浦島光夫さん)

海の中をのぞいてみると、本来、海藻で覆われているはずの岩がむき出しになっています。
「我々が小さいときは海藻で下が全然見えないくらいだった。今はもう、その海藻を見るのが難しい。本当に砂漠みたいになってしまった。
磯焼けがひどくて」(浦島光夫さん)

「磯焼け」とは、海に生えている海藻が魚やウニに食べられたり、温暖化による海水温の上昇などが原因となって藻場が失われることです。
海藻が生い茂る藻場がなくなれば、多くの魚介類の産卵や保育の場所も失われる深刻な事態になります。

これは、相模湾で撮影された去年の写真です。海藻が生い茂っている状態がわずか1年で様変わりしました。また、ウニの一種で毒を持つ“ガンガゼ”と呼ばれる、このやっかい者も海藻を食べつくし、磯焼けをさらに広げています。地元の漁師によりますと、5、6年前から徐々に磯焼けが広がり、年々被害が大きくなっているといいます。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2359927.html