将棋の女流棋士、里見香奈女流五冠(25)が、女性初の「棋士」を目指し挑戦する第62回奨励会三段リーグが21日に開幕する。
女流棋士としては圧倒的な強さを誇る一方、過去4回挑んだ三段リーグではいずれも厚い壁に阻まれた。今回、原則26歳の年齢制限をリーグ途中で迎え、勝ち越さなければ退会となる。
「今できることを自覚し、こつこつやっていきたい」。正念場を迎えた里見女流五冠の最後の挑戦に注目が集まる。(中島高幸)
第62回奨励会三段リーグは36人が参加。来年3月までの間、1人が18局指し、上位2人がプロとして四段に昇段できる。女性は里見女流五冠のほか、西山朋佳三段(22)が参加する。
(中略)
奨励会 将棋のプロ棋士養成機関で、会員は実力によって6級~三段に格付けされている。1年に2度行われる三段リーグでは、それぞれ上位2人が四段に昇段しプロと認められる。中学生棋士の藤井聡太四段も昨年、第59回の三段リーグで上位2人に入りプロとなった。
現在、奨励会に女性は6人いるが、四段になった女性はいない。原則26歳までに四段に上がらなければ退会となるが、勝ち越せば29歳まで延長できる。これらとは別に「女流棋士」の制度もある。
http://www.sankei.com/west/news/171019/wst1710190041-n1.html
最近の羽生善治名人
・終盤戦でのキレ味がなくなる。逆に大悪手が多くなり逆転負けが多くなる。
・若手棋士にそれがバレてしまう
・若手棋士が 「羽生さんに時間を多く使わせて疲れさせる」
「終盤戦を混沌とした状況にして羽生さんに悪手を指させるようにする」などの対策を練ってくる
・今では「クソ粘りすれば最後羽生さんが間違える」がトレンドになっている
・結果若手棋士が羽生さんを撃破してタイトルを次々と奪取する事態が発生
http://www.asahi.com/articles/ASK9R0DQPK9QUCVL02L.html
6/26(月) 11:12配信
スポニチアネックス
藤井四段 勝負メシは「豚キムチうどん」 29連勝へパワー
竜王戦決勝トーナメントで増田四段との対局に臨む藤井四段
将棋の最年少棋士、藤井聡太四段(14)が公式戦の新記録となる29連勝に挑む竜王戦決勝トーナメントが26日、増田康宏四段(19)を相手に東京都渋谷区の将棋会館で行われている。
この日の昼食は、「みろく庵」(東京都渋谷区)に注文。メニューは「豚キムチうどん」。麺類を多く頼むことについて以前「特にこだわりはない」と答えたことがあるが、新記録がかかった大一番でも選んだのは麺類だった。
対局相手の増田四段は「ミニとんかつ定食」を注文した。
佐藤天彦名人、人工知能に敗北決定 将棋・電王戦:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASK5M7SYXK5MUCVL027.html
将棋の棋士と人工知能(AI)が戦う第2期電王戦二番勝負(ドワンゴ主催)の第2局が20日、兵庫県姫路市の姫路城で行われ、佐藤天彦(あまひこ)名人(29)がPONANZA(ポナンザ)に敗れた。これでポナンザの2連勝となり、将棋界の頂点に立つ名人の敗北が決まった。
佐藤名人がソフトに連敗「私にない将棋観や構想」
将棋のプロ棋士、佐藤天彦(あまひこ)名人(29)とコンピューターソフト「PONANZA(ポナンザ)」の2番勝負、第2期電王戦最終第2局が20日、兵庫県姫路市の姫路城で行われ、先手の佐藤名人が94手で敗れた。
最も権威のある名人がソフトに連敗。
人間VSソフトの電王戦は今大会で最後となったが、日本が誇る伝統文化の戦いでも、コンピューターの実力が人間を上回る形となった。
将棋界の最も権威のある名人が最強将棋ソフトに連敗した。「負けました」。
佐藤名人が目をつぶり、頭を下げた。盤を挟んだ前にいたのは2本の腕を持つロボット。
ソフト「PONANZA」の指示通りに駒を動かす人工知能(AI)だった。
佐藤名人は「私の将棋観を真正面からぶつけたが、敗れた。自分では思いつかない手を指され、結果的に差が出てしまった。
PONANZAには私にない将棋観や構想があった」と強さを認め「私の感覚の外にあるような、人間の言葉で言えば無感覚。名人としてファンの期待に応えられなかったのは残念です」。
序盤戦はほぼ互角で推移したが、終盤から精度の高い読みの前にリードを広げられて完敗した。
http://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/1827003.html
将棋 “三浦九段の不正認める証拠なし” 調査委発表
12月26日 15時14分
将棋の三浦弘行九段が対局中に将棋ソフトを不正に使った疑いを指摘され、年内の出場停止処分を受けた問題で、日本将棋連盟が設けた第三者による調査委員会は「不正行為に及んでいたと認めるに足りる証拠はないと判断した」と発表しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161226/k10010820201000.html
対局時刻勘違い…トップ棋士が不戦敗 4強かけた叡王戦
将棋の久保利明九段(41)が30日、東京都渋谷区の将棋会館で予定されていた公式戦で不戦敗になった対局開始時刻を勘違いしたという。トップ棋士の不戦敗は異例
http://www.asahi.com/articles/ASJBZ66FXJBZUCVL005.html
三浦九段の2回目の反論文書全文
三浦弘行九段が21日に公表した2回目の反論文書の全文は以下の通り。
対局中の将棋ソフト使用疑惑について(2)
一部マスコミにて事実と異なる内容が報道されているため、重要な点についてのみ誤りを指摘しておきたいと思います。
まず、平成28年10月10日、連盟理事からソフト使用疑惑があるという理由により、翌日に理事などが集まるので将棋会館に来るよう伝えられました。
私は、「渡辺さん(明・竜王)はこれから戦う相手なので呼ばないでください」と伝えました。
数日後に竜王戦が控えていたため、私が疑われ、身の潔白を証明する場に渡辺さんが同席していると、対局に差し障りがあると考えたからです。
しかし、私の要望に反して翌日の会議の場に渡辺さんは出席していました。
次に、平成28年8月頃、三枚堂さん(達也・四段)と将棋の研究を行っていた際に、三枚堂さんがスマートフォンを用いて自宅のパソコンを操作しているのを目にしました。
私は、そんなことができるのかと驚き「どうやっているの」と聞きました。彼は、私がパソコンに疎いことを知っていたため、詳しい説明はしませんでした。
もちろん、私のスマートフォンに遠隔操作アプリをインストールしたことはありません。
また、対局中に控え室などでスマートフォンの操作をしたことなどはありません。
ちなみに、私はスマートフォンの提出を拒否した訳ではありません。そもそも、連盟はスマートフォンのみならずパソコンの提出すら望んでいませんでした。
スマートフォンは、私が日常使用しますし、私の保有するパソコンを調べてもらえば、遠隔操作ソフトなどが導入されていないことは分かってもらえると思っていました。
もっとも、現段階に至っては、自らの潔白を証明するため、私のスマートフォンと4台のパソコンを信頼のおける調査会社等に提出し、過去にインストール及びアンインストールされたソフトの内容や、電源のオンオフの日時などの解析を行ってもらおうと考えています。調査会社等の選定については、連盟が協議に応じてくれるのであれば、連盟と共に選定したいと思います。
また、私は上記スマートフォンとパソコンしか持っていませんが、家族などのスマートフォンやパソコンなども調査対象に加えて欲しいと連盟が望むのであれば、進んでそれらも調査対象に加えたいと思います。
後から別のパソコンなどが怪しいと言われても困るからです。そのうえで、解析結果を私や連盟が入手する前に、調査会社等から直接世間に発表してもらおうと考えています。
本来これらの作業は、疑いをかけた連盟が実施すべきだと思います。なぜ、私が自らこのようなことを行わざるを得ないのかと思うと悲しくなります。私は単に今までどおり将棋を指したいだけなのです。
一日でも早く連盟が不当な処分を撤回してくれるよう願ってやみません。
平成28年10月21日
三浦弘行
http://mainichi.jp/articles/20161022/k00/00m/040/133000c?campaign_id=A100
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第29期竜王戦七番勝負挑戦者の変更について
http://www.shogi.or.jp/news/2016/10/29_13.html
10月15、16日に京都市の「天龍寺」で開幕する第29期竜王戦七番勝負について、挑戦者の三浦弘行九段が出場しないことになりましたので、お知らせいたします。
対局規定により、挑戦者決定戦に出場した丸山忠久九段が繰り上がりで渡辺明竜王と対局することになります。
当連盟は12日、三浦九段を2016年12月31日まで出場停止の処分といたしました。
今回の挑戦者の変更については、主催の読売新聞社からもご了承を得ております。
【谷川浩司会長のコメント】
七番勝負直前の変更となり、関係者や将棋ファンの皆様にご迷惑をお掛けし申し訳ありません。対局者のお二人には名棋譜を作り上げることを期待しています。
【丸山忠久九段のコメント】
日本将棋連盟の決定には個人的には賛成しかねますが、竜王戦は将棋の最高棋戦ですので全力を尽くします。
羽生善治「近々アナウンス」人工知能との対戦を示唆
棋士の羽生善治4冠(45)が9日、コンピューター将棋ソフトとの対戦について「近々のうちに何かしらのアナウンスができると思う」と語り、実現を示唆した。
東京・渋谷のNHKで行われたNHKスペシャル「天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る」(15日午後9時)の取材会に出席。
人工知能との対戦の可能性について質問を受け、語った。
「タイミング的な問題があり、それ以上はまだ言えません」としたが、笑顔だった。
番組で人工知能開発の最前線を取材した羽生氏は
「ホットな分野で関心があった。番組の話をいただいて願ってもないチャンスだと思った。現状がたくさんの人に伝われば」。
囲碁の人工知能を開発した英研究者デミス・ハサビス氏を取材しチェス対戦もするなど、羽生氏ならではのリポートを展開した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160509-00000093-nksports-ent
王将はクラウン、飛車はハチロク、金将はプリウス……。トヨタのクルマを将棋の駒に見立てた、文字通り史上最大の対局となる「リアル車将棋」が8日、埼玉県所沢市の西武ドームでありました。グラウンドに設けられた巨大な将棋盤の上を、棋士の指し手に合わせ、新旧の名車が縦横無尽に走りました。
クラウン、ハチロク、ヴィッツ…新旧モデル対決
対局棋士は、羽生善治名人と若手実力者の豊島将之七段の新旧対決です。操る駒もトヨタの羽生名人が過去の名車、豊島七段が現行車種から投票で選ばれた人気車と、「新旧」にこだわりました。
たとえば、羽生名人の王将は、モデル史上初の6気筒エンジンを積んだ2代目「トヨペット クラウン」。飛車は「ハチロク」の愛称で親しまれ、マンガ「頭文字D」でもおなじみの「カローラレビン(AE86)」です。
対する豊島七段の王将は、いかついフロントグリルが話題となった「クラウンアスリート」。角行は、昨年に世界初の市販車としてデビューした、水素で走る燃料電池車(FCV)「MIRAI」です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150208-00000001-withnews-bus_all
ヴィッツの「歩」が並ぶクルマ将棋盤面
将棋、電王戦に阿久津らが出場 来春ソフトと対戦
日本将棋連盟などは12日、プロ棋士とコンピューターソフトが5対5で戦う電王戦(来年3~4月に開催)に出場する棋士が、最高峰リーグのA級順位戦に在籍する阿久津主税八段(32)らに決まったと発表した。
このほか、村山慈明七段(30)、稲葉陽七段(26)、永瀬拓矢六段(22)、斎藤慎太郎五段(21)の精鋭が出場。
5対5の団体戦形式で実施されるのは、今回が最後となる。過去、2度の大会では、いずれもプロ棋士側の1勝止まりで負け越している。
http://www.47news.jp/CN/201410/CN2014101201000784.html
人類は、自らが生み出した「人工知能」に「参りました」と頭を下げるしかないのか。
2012年に故・米長邦雄・永世棋聖の「衝撃の敗北」から始まったプロ棋士vsコンピュータソフトの電王戦。
昨年の第2回大会でも1勝3敗1持将棋(引き分け)と惨敗し、今年の第3回大会では1勝4敗と形勢は悪くなるばかりだ。
しかし、ただ一人、コンピュータ将棋の「進撃」を喜ぶかのような男がいた。
不世出の天才棋士、羽生善治三冠(43、王位・王座・棋聖)である。作家の大崎善生氏が、その“喜び”の意味を解説する。
96年に史上初の七冠を制覇した直後、羽生は将棋雑誌編集者であった私に、「これからは勝ち負けとしての将棋ではなく、本質に迫っていきたいと思う」と語ってくれたことがあった。
将棋とは何か、どういう結論が待っているのか、完全解明してみたい、もしそれが無理だとしてもできる限りそこに向けて少しでも近づいていきたい。
羽生がその言葉をこの世に落とした瞬間に、将棋界は変わったのではないかと私は思っている。
全タイトルを奪取した完全な帝王が新しい方向を指差したのである。
勝ち負けから解明へ。将棋の本質は何か。
自分たちが戦っているのは本来は何を競うどういうゲームなのか。そもそも将棋の完全解明は可能なのか。
その結論はどういうものなのか。彼のその発想が出発点だったんだと思う。
やがて将棋界には恐るべき革命が起こる。
終盤力こそが勝負の分かれ目と考えられていた将棋が、やがて中盤の研究力が勝負になり、そしてついには序盤の感覚を鋭く問われるようになってきた。
誰が指しても同じことになると信じられてきた古来からの定跡さえも一手一手洗いなおされ、定跡や先入観そのものが解体されてしまいつつある。
それは現実的に若手棋士を中心に今現在、将棋界で起こっていることなのである。
NEWSポストセブン[2014.04.24 16:00]※週刊ポスト2014年5月2日号
http://www.news-postseven.com/archives/20140424_252628.html
『につづく』
http://live.nicovideo.jp/watch/lv161261701
意地とプライドを懸けたリベンジマッチ「第3回 将棋電王戦」新ルールの影響とプロ棋士の勝算新ルール(1) 統一ハードウェアの使用
屋敷九段の紹介に続いて今大会の決定事項およびルールが発表された。開催日程は2014年3月~4月、対戦方式は5対5の団体戦形式で、ここまでは前回と同様である。
続いて今大会からの新ルールであるが、まず、出場ソフトは主催者が用意する統一のハードウェア(ハイスペックPC・GALLERIA)を使用する。このルールについて川上会長は「電王戦は将棋ソフトの開発者とプロ棋士の戦いであり、人間対人間の戦いであるということを前回の大会で実感しました。そこをはっきりさせるために、共通のハードを使用することでプログラムの優劣を競う戦いにしたいというのが新ルールの趣旨です」と語った。
第2回大会では、次鋒のponanzaと大将のGPS将棋が、複数台のハードウェアを接続して並列的にプログラムの処理を行う「クラスタ」と呼ばれる技術を採用して好結果を残していたが、新ルールでは不可となる。
ソフト側にとっては武器のひとつを奪われたとも言えるが、どれだけハイスペックなハードを用意できるか、というハードウェア勝負の形になるのは、ソフト開発者も本意ではないと思われるため、妥当なルール改正と言えそうだ。
新ルール(2) 練習対局環境の提供
続いて「プロ棋士側には本番と同じソフトおよびハードで事前に練習対局できる環境が提供される」という新ルールが発表された。前回大会では、ソフトを提供するかどうかは開発者の意思に任されており、提供したとしても本番までに改良を加えるのは自由であったため、こちらもプロ棋士側に優位となるルール変更である。
http://news.mynavi.jp/articles/2013/08/22/denou3/
60手目
堂々としているにも、ほどがある。
うまい手がひとつあれば一気に持っていかれそうな形なのだが、中村は眼前の羽生よりも自身の読みを信じている。
79手目
ちょうど、控室でも検討されていた手。奥のほうから「受けがないですね」という声が聞こえた。
△同角は▲6三飛成で、角取りと▲3三銀の両狙いが受からない。現状は▲6二飛成の狙いもある。
どうにか頑張る順はないか。ないか。ないか。中村の背が丸まってきた。
終局
20時45分、羽生▲6一角。
△同角も△同飛も▲4二金まで、△同玉は▲6二金まで。中村は美しい投了図を盤上に残し、王座戦の舞台から去っていった。
ソースの棋譜
http://live.shogi.or.jp/ouza/kifu/61/ouza201310210101.html
62手目
飯島栄治七段>これは格好良い手ですがうまく行かないかもしれない、と解説したのですが・・・。
▲同金△6六歩で▲2三銀成とすれば後手玉はかなり危ないですよ。
79手目
飯島栄治七段>この▲6三歩で、私は中村六段が勝ちになったと思います。
85手目
控室から「いま、とてもよいものを見ている気がする」という感嘆の声。
101手目
「後手が△2三銀と打って攻めが続かないとか言っていた時代もありましたね」(近藤六段)「遠い昔の出来事のようだね」(中村修九段)
110手目
飯島栄治七段>【110手目】▲8二飛成から▲6五歩で後手玉が詰んでいてもおかしくないです。ちょうど3歩持っていることが大きいです。
115手目
▲5五歩では足りないと見た中村。ならばと▲4三銀から迫る。
「打ち歩か……」(中村修九段)
120手目
どうやら後手玉に詰みはない。▲6六金△6四玉▲5二角成で下駄を預けるしかないか。
128手目
この手を見て中村が投了を告げた。終局は23時28分、消費時間は双方4時間59分。
これで五番勝負は2勝2敗。決着は10月21日(月)に山梨県「常盤ホテル」で行われる第5局に持ち越された。
ソースの棋譜
http://live.shogi.or.jp/ouza/kifu/61/ouza201310080102.html