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フジテレビ系「バイキング」 視聴率1・8%で最低視聴率更新の快挙!

バイキング1・8% 最低視聴率更新

日刊スポーツ 5月28日(水)18時35分配信

フジテレビ系「バイキング」(月~金曜午前11時55分)の27日の視聴率が28日、1・8%と発表された(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。
同局の正午帯の視聴率として、82年10月以降最低視聴率だった4月25日と今月14日の2・1%を0・3ポイント下回り、最低を記録した。
前日26日の3・0%からは1・2ポイント、同じTAKAHIRO(29)司会の前々週13日の3・2%からは1・4ポイント、下回った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140528-00000064-nksports-ent


 
17 :
:2014/05/28(水) 19:10:01.64 ID:WzSUlAfji
サンドウィッチマンが出る月曜はまだマシなんだな

3 :
:2014/05/28(水) 19:05:34.46 ID:eher2mq40
ウジ在チョン見てやれよ

5 :
:2014/05/28(水) 19:06:27.30 ID:Th49G1Ax0
俺の好きな小籔とおぎやはぎの無駄遣いすんなよ、フジテレビ

9 :
:2014/05/28(水) 19:08:14.01 ID:08dh89UD0
行き当たりばっかりでグダグダだし
アドリブが聞くようなMCじゃないから余計目立つ
台本作ってその通りやらせればいいのに


10 :
:2014/05/28(水) 19:08:14.38 ID:hq+0FJJY0
エクサイルが司会やってて誰が観るんだよw

11 :
:2014/05/28(水) 19:08:37.86 ID:w+aThJCl0
大阪とニューヨークの変態対決結構面白かったのに

15 :
:2014/05/28(水) 19:09:50.36 ID:jAVv0yqH0
この前登録キーワードに反応して勝手にチャンネル変わったから見てみたけど
これ東京以外の人が見てもぜんぜん面白く無いっていうか
全国ネットでやっていい内容ちゃうだろ


18 :
:2014/05/28(水) 19:10:58.61 ID:/sNz8mkm0
さっきたまたま見たけど売れない芸人が不快なテンションで騒いでた

21 :
:2014/05/28(水) 19:12:25.68 ID:Sc+iJ+S80
ネトウヨでもアニオタでもないけど
テレビ東京inフジテレビoutだわ

つかTVのチャンネルプリセットからフジテレビ
削除してる
チャンネル繰りしてるとき、ジャマなんだよね


25 :
:2014/05/28(水) 19:14:00.68 ID:VmFRK1qO0
何度も流された噂通りに司会をタモリから中居に引き継いだ方がまだ健闘したんじゃねーの?

32 :
:2014/05/28(水) 19:15:31.98 ID:TXJmxKIi0
ネトウヨ視聴率だけは高視聴率を維持してるみたいだがな

40 :
:2014/05/28(水) 19:17:17.84 ID:YFtBO5jX0
チョンモメンからも見捨てられた親韓ウジテレビか

44 :
:2014/05/28(水) 19:18:18.84 ID:w+aThJCl0
適当に生中継する企画全部面白い
お昼に見たくはないだろうけど


54 :
:2014/05/28(水) 19:22:29.36 ID:5zoDzta40
ヤラセが足りないんだろ
キムチ鍋を食えよ


55 :
:2014/05/28(水) 19:23:33.09 ID:pnPmVB2u0
amiが好き過ぎるので木曜日だけは見る

57 :
:2014/05/28(水) 19:23:57.25 ID:UceWqT8i0
昨日のすみれの世界の変人インタビュー面白かったけどな
思わず弁当吹いたし


65 :
:2014/05/28(水) 19:32:39.40 ID:iLbz3JMn0
2%切ったら打ち切り考えるとか言ってたな

66 :
:2014/05/28(水) 19:32:50.59 ID:ao7qtL340
18%ってすごいじゃん

68 :
:2014/05/28(水) 19:35:09.81 ID:KWrc+04b0
タモリっていうグラサンかけたオッサン司会にして、
日替わりゲストがトークして、最後に友達を紹介してもらうコーナー作ったらいいんじゃないかな?


69 :
:2014/05/28(水) 19:36:34.18 ID:cFduVVGE0
韓国が足りない

70 :
:2014/05/28(水) 19:36:52.19 ID:noP8rEOI0
火曜が今後見ることの無いであろう糞メンバー過ぎて寧ろ貴重な番組

72 :
:2014/05/28(水) 19:37:18.49 ID:VkbWyYj00
安倍総理の甥で岸信夫議員の次男がコネ入社したフジテレビ

73 :
:2014/05/28(水) 19:38:56.14 ID:EMWIz4TB0
嘘だろ?
夜中の砂嵐の画面でも2%は逝くのに
一体どうなってんだ


74 :
:2014/05/28(水) 19:39:05.83 ID:U6kNSpO10
韓国推しが足りない

77 :
:2014/05/28(水) 19:40:38.07 ID:434Cpzyh0
無職チョンモメンさえ見ない朝鮮東蛆テレビ・・・

82 :
:2014/05/28(水) 19:42:46.81 ID:ZzwbliFcO
蛆は下痢便の甥っこがいるから低視聴率でも安泰
捏造した黒民党の支持率を流すだけの簡単なお仕事です


84 :
:2014/05/28(水) 19:45:03.15 ID:J8xqrKmw0
今日はメンディーがかなりかわいそうだったな
おぎやはぎの司会がぐだぐだのくせにオチはメンディー頼み…芸人やめろよ


86 :
:2014/05/28(水) 19:51:17.93 ID:izRRfmtF0
おいコラ、ザイニチ韓国人(朝鮮人)

おまエラに合わせて下衆で下品にしてやっているんだから見てやれよ、キモチョンども


90 :
:2014/05/28(水) 20:00:54.10 ID:8KGXpph50
提供のスポンサーどこよ

94 :
:2014/05/28(水) 20:05:38.54 ID:zBJMXQxB0
また下がったなw

97 :
:2014/05/28(水) 20:14:15.45 ID:JK9JoScK0
生放送の突撃系のコーナーは面白いから
それやればいいんじゃないのかな
ヒルナンデスは生突撃はしないし住み分けも出来る


98 :
:2014/05/28(水) 20:14:16.59 ID:yB5qsfEI0
すげー
深夜アニメ以下じゃん
この時間帯にテレビつけてる奴は「この番組はみない」というチョイスのもとの視聴率だよな

直前に天気予報とスポットニュースいれて、つけっぱなしを目論んでもこんなことにならない


99 :
:2014/05/28(水) 20:17:29.97 ID:P/YsfxfD0
まっ昼間王より!?あのまっ昼間王より悪いの!?

103 :
:2014/05/28(水) 20:36:45.22 ID:qm0tKfvG0
今日のJSがやしろ優の真似して「あのね、ウチの担任が使えないの」は面白かった
中継先の素人イジリはアサイチの篠山Jrぐらいでいい、サンドの地引は今週は
堂々とやらせ発言するほこたてをダメにされたおまいらへのアテツケなんだろうな~と思ってみてた


104 :
:2014/05/28(水) 20:37:48.26 ID:kRFrzyAt0
10年くらい前の昼ドラ()をゴールデン()に流せばかなり見るばばあがいそうだけど
毎日やるし確か30分だったし


105 :
:2014/05/28(水) 20:38:05.09 ID:5fUkaZAT0
捏造ランキングまたやらかしたしなw
もっと下がるんじゃね?w


107 :
:2014/05/28(水) 20:40:06.35 ID:qm0tKfvG0
×堂々とやらせ発言するほこたてをダメにされたおまいらへのアテツケなんだろうな~と思ってみてた
○堂々とやらせ発言していて、これはほこたてをダメにされたおまいらへのアテツケなんだろうな~と思ってみてた


108 :
:2014/05/28(水) 20:40:11.84 ID:TK3ZiHGs0
一週間くらいタモリをゲストに呼んだらいいんじゃね?

111 :
:2014/05/28(水) 20:51:11.53 ID:dAlld7hVi
オブザーバーだとかで無理やり出演させられる光景が目に浮かぶ
やめてやれ


113 :
:2014/05/28(水) 20:54:42.04 ID:Fr/XSSPd0
生放送の悪いとこだけが出る番組
月曜も最初だけだった


117 :
:2014/05/28(水) 20:59:48.58 ID:oywaYTQ30
秋の改編まったなし
と思ったが改編してもいい結果になりそうにないから
改編するならいいとも復活で頼むわ


118 :
:2014/05/28(水) 21:00:04.46 ID:pKkIZS+rO
フジテレビ「嫌なら見るな」

119 :
:2014/05/28(水) 21:00:33.62 ID:ze9c0XBU0
フジテレビおめでとう^^

120 :
:2014/05/28(水) 21:00:51.85 ID:E15lpExy0
くだらない芸人やタレントに掌握されたテレビ業界の末路
消費者に結局逃げられてしまったね
もう馬鹿みたいな番組ドラマ映画音楽はたくさんということですよ
まともなドキュメンタリーでも作りなさいな


121 :
:2014/05/28(水) 21:01:47.03 ID:70ixdWTH0
いいとも最終回は見たけど
バイキングは一度も見た事無い


128 :
:2014/05/28(水) 21:08:53.06 ID:D1ebaI1Y0
半年続かないなこりゃw

129 :
:2014/05/28(水) 21:09:11.44 ID:plsFGGv90
電波の無駄使い

136 :
:2014/05/28(水) 21:35:08.19 ID:qWVDm+kN0
嫌なら観るな

138 :
:2014/05/28(水) 21:40:10.50 ID:M1wVzYG50
担当者は生きた心地しないだろうな

145 :
:2014/05/28(水) 22:33:49.63 ID:Hv4FrgQK0
急上昇ワードがヤフーのと別なんだかそれは・・・
唐澤洋が出てくると思って見てたのに


149 :
:2014/05/28(水) 23:03:07.10 ID:DOfYoV3F0
急上昇ランキングにこれきたらどうすんだろ
嬉々として扱うのか?


152 :
:2014/05/28(水) 23:22:25.22 ID:LbuHg+CY0
一昨日の月曜日に初めて見たけど面白かったよ
ヤラセ丸出しでウケタ


154 :
:2014/05/28(水) 23:23:54.96 ID:aZrg1mhB0
面子もそうだけど企画がどうしようもないくらい終わってる どう考えたらここまでつまらない事できるのか不思議でたまらん
しかもちょっとでも受けが悪かったらすぐ打ち切って他のコーナーに変えるという迷走っぷり


155 :
:2014/05/28(水) 23:24:15.88 ID:A18UGscT0
今日初めて見たけど
エグザイルのとこがぐだぐだでひど過ぎて逆におもしろかった


156 :
:2014/05/28(水) 23:25:52.44 ID:+96fu3UHO
サンドウィッチが面白いってのがよくわからん

小林まやのロケVの方が何倍も面白い


157 :
:2014/05/28(水) 23:29:06.43 ID:KEkqmRzi0
地引網のみたけど、スタジオの司会者が空気読めないわがままで呆れた
ごっつええ再でもやってたほうがいいんじゃね


158 :
:2014/05/28(水) 23:32:32.65 ID:10jrFPqE0
アナウンサーだけの真面目なニュース番組と天気予報やってるほうが視聴率取れるだろこれw

161 :
:2014/05/28(水) 23:39:46.97 ID:5Y6g/80l0
早く終われよ

162 :
:2014/05/28(水) 23:45:04.07 ID:fDIRwso50
AKBについて今日おぎやはぎ何か言ってた?

168 :
:2014/05/29(木) 00:36:08.75 ID:w4BPIefo0
生でまとめられる奴がいないから終始グダグダ。
ごきげんようみたいに収録にすべき。


175 :
:2014/05/29(木) 06:34:27.69 ID:AJNQF+/O0
昼から吉本の芸人とか見たくないんだよ。下品でくだらないだけだから。
昼は食事しながらゆっくりしたいんだよ。
バカ騒ぎじゃなくて少し笑えるくらいが丁度良い。
フジの制作側や芸人や芸能人って
ただ人前で騒ぎだいだけの馬鹿ばっかだから解らないんだろう。
ものには節度があるという事を。


182 :
:2014/05/29(木) 09:32:03.98 ID:K4ZjVvuD0
普通にニュースやればいいのに

187 :
:2014/05/29(木) 09:47:54.48 ID:vMmSYDYG0
>>182
NHKぐらい硬いニュース番組を淡々とやればいいんだよな
コメンテーターなし変な特集なしで新人アナウンサーに読ませればいい


184 :
:2014/05/29(木) 09:34:50.60 ID:qaN39UlY0
こういう枠に提供してるスポンサーってマゾなの?
どうせテレ東ほど安くもないのに


186 :
:2014/05/29(木) 09:40:17.04 ID:H2+OeJpm0
韓国ドラマでも流しておけ

191 :
:2014/05/29(木) 10:28:23.25 ID:erdJq41U0
BSフジでやってるプライムニュースを持ってくると良いのに

192 :
:2014/05/29(木) 10:34:46.41 ID:TefGaRLk0
地引き網だけ面白いと評判だったから、そこだけ見たけど
もう既にマンネリになっていたのか少しも面白くなかったよ
最初は面白かったんだろうなって気配は感じたけどね
今はもう、期待に応える様にやってる感が…


193 :
:2014/05/29(木) 11:03:51.93 ID:HHkD/UMZ0
圧倒的にひるぶらの方が面白い

194 :
:2014/05/29(木) 12:21:09.66 ID:HHkD/UMZ0
圧倒的にサラメシの方が面白い

195 :
:2014/05/29(木) 14:42:21.92 ID:lXVRLofv0
テレビ
つけっぱなしてるんだろ

実況板に
工作員がたくさん湧いてるらしいが


196 :
:2014/05/29(木) 14:46:30.92 ID:j4Au4CqX0
いや1.8にしちゃあ面白いぞ?
1.8にしちゃあな


199 :
:2014/05/29(木) 14:50:15.38 ID:lJeiksrW0
木曜まじでつまらんほかはまだ見れる

201 :
:2014/05/29(木) 14:55:57.09 ID:vkPkNFlE0
最低更新がエグザイル日に定まってきたから他の曜日の出演者は一安心か

203 :
:2014/05/29(木) 14:59:20.16 ID:iEABFrae0
ヒルナンデスも最初はひどかったな
あれも打ち切り不可避言われてたような


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コメント

darmSpeavavet2017/10/11 (水) 18:01:55 ID:-
ルイージCiocca:私は私がミラノ古書の新しいグループに存在細工されたことに気づいた<a hrenew era キャップ</a>イッタラ食器製品多分いくつかの時間とさらに耐性後に脚の各々は、通常、はるかに少ないです ブーツや靴の従属
 青侍は、にやにや笑うばかりで、返事をしない。鶯も、もう啼かなくなった。
「やがて、男は、日の暮(くれ)に帰ると云って、娘一人を留守居(るすい)に、慌(あわただ)しくどこかへ出て参りました。その後(あと)の淋しさは、また一倍でございます。いくら利発者でも、こうなると、さすがに心細くなるのでございましょう。そこで、心晴らしに、何気(なにげ)なく塔の奥へ行って見ると、どうでございましょう。綾や絹は愚(おろか)な事、珠玉とか砂金(さきん)とか云う金目(かねめ)の物が、皮匣(かわご)に幾つともなく、並べてあると云うじゃございませぬか。これにはああ云う気丈な娘でも、思わず肚胸(とむね)をついたそうでございます。
「物にもよりますが、こんな財物(たから)を持っているからは、もう疑(うたがい)はございませぬ。引剥(ひはぎ)でなければ、物盗(ものと)りでございます。――そう思うと、今まではただ、さびしいだけだったのが、急に、怖いのも手伝って、何だか片時(かたとき)もこうしては、いられないような気になりました。何さま、悪く放免(ほうめん)の手にでもかかろうものなら、どんな目に遭(あ)うかも知れませぬ。
「そこで、逃げ場をさがす気で、急いで戸口の方へ引返そうと致しますと、誰だか、皮匣(かわご)の後(うしろ)から、しわがれた声で呼びとめました。何しろ、人はいないとばかり思っていた所でございますから、驚いたの驚かないのじゃございませぬ。見ると、人間とも海鼠(なまこ)ともつかないようなものが、砂金の袋を積んだ中に、円(まる)くなって、坐って居ります。――これが目くされの、皺(しわ)だらけの、腰のまがった、背の低い、六十ばかりの尼法師(あまほうし)でございました。しかも娘の思惑(おもわく)を知ってか知らないでか、膝(ひざ)で前へのり出しながら、見かけによらない猫撫声(ねこなでごえ)で、初対面の挨拶(あいさつ)をするのでございます。
「こっちは、それ所の騒(さわ)ぎではないのでございますが、何しろ逃げようと云う巧(たく)みをけどられなどしては大変だと思ったので、しぶしぶ皮匣(かわご)の上に肘(ひじ)をつきながら心にもない世間話をはじめました。どうも話の容子(ようす)では、この婆さんが、今まであの男の炊女(みずし)か何かつとめていたらしいのでございます。が、男の商売の事になると、妙に一口も話しませぬ。それさえ、娘の方では、気になるのに、その尼(あま)がまた、少し耳が遠いと来ているものでございますから、一つ話を何度となく、云い直したり聞き直したりするので、こっちはもう泣き出したいほど、気がじれます。――
「そんな事が、かれこれ午(ひる)までつづいたでございましょう。すると、やれ清水の桜が咲いたの、やれ五条の橋普請(はしぶしん)が出来たのと云っている中(うち)に、幸い、年の加減(かげん)か、この婆さんが、そろそろ居睡(いねむ)りをはじめました。一つは娘の返答が、はかばかしくなかったせいもあるのでございましょう。そこで、娘は、折を計って、相手の寝息を窺(うかが)いながら、そっと入口まで這(は)って行って、戸を細目にあけて見ました。外にも、いい案配に、人のけはいはございませぬ。――
「ここでそのまま、逃げ出してしまえば、何事もなかったのでございますが、ふと今朝(けさ)貰った綾と絹との事を思い出したので、それを取りに、またそっと皮匣(かわご)の所まで帰って参りました。すると、どうした拍子か、砂金の袋にけつまずいて、思わず手が婆さんの膝(ひざ)にさわったから、たまりませぬ。尼の奴め驚いて眼をさますと、暫くはただ、あっけにとられて、いたようでございますが、急に気ちがいのようになって、娘の足にかじりつきました。そうして、半分泣き声で、早口に何かしゃべり立てます。切れ切れに、語(ことば)が耳へはいる所では、万一娘に逃げられたら、自分がどんなひどい目に遇うかも知れないと、こう云っているらしいのでございますな。が、こっちもここにいては命にかかわると云う時でございますから、元よりそんな事に耳をかす訳がございませぬ。そこで、とうとう、女同志のつかみ合がはじまりました。
「打つ。蹴(け)る。砂金の袋をなげつける。――梁(はり)に巣を食った鼠(ねずみ)も、落ちそうな騒ぎでございます。それに、こうなると、死物狂いだけに、婆さんの力も、莫迦(ばか)には出来ませぬ。が、そこは年のちがいでございましょう。間もなく、娘が、綾と絹とを小脇(こわき)にかかえて、息を切らしながら、塔の戸口をこっそり、忍び出た時には、尼(あま)はもう、口もきかないようになって居りました。これは、後(あと)で聞いたのでございますが、死骸(しがい)は、鼻から血を少し出して、頭から砂金を浴びせられたまま、薄暗い隅の方に、仰向(あおむ)けになって、臥(ね)ていたそうでございます。
「こっちは八坂寺(やさかでら)を出ると、町家(ちょうか)の多い所は、さすがに気がさしたと見えて、五条京極(きょうごく)辺の知人(しりびと)の家をたずねました。この知人と云うのも、その日暮しの貧乏人なのでございますが、絹の一疋もやったからでございましょう、湯を沸かすやら、粥(かゆ)675 7089 4066を煮るやら、いろいろ経営(けいえい)してくれたそうでございます。そこで、娘も漸(ようや)く、ほっと一息つく事が出来ました。<a href
darmSpeavavet2017/10/11 (水) 18:05:27 ID:-
ルイージCiocca:私は私がミラノ古書の新しいグループに存在細工されたことに気づいた<a hrenew era キャップ</a>イッタラ食器製品多分いくつかの時間とさらに耐性後に脚の各々は、通常、はるかに少ないです ブーツや靴の従属
 青侍は、にやにや笑うばかりで、返事をしない。鶯も、もう啼かなくなった。
「やがて、男は、日の暮(くれ)に帰ると云って、娘一人を留守居(るすい)に、慌(あわただ)しくどこかへ出て参りました。その後(あと)の淋しさは、また一倍でございます。いくら利発者でも、こうなると、さすがに心細くなるのでございましょう。そこで、心晴らしに、何気(なにげ)なく塔の奥へ行って見ると、どうでございましょう。綾や絹は愚(おろか)な事、珠玉とか砂金(さきん)とか云う金目(かねめ)の物が、皮匣(かわご)に幾つともなく、並べてあると云うじゃございませぬか。これにはああ云う気丈な娘でも、思わず肚胸(とむね)をついたそうでございます。
「物にもよりますが、こんな財物(たから)を持っているからは、もう疑(うたがい)はございませぬ。引剥(ひはぎ)でなければ、物盗(ものと)りでございます。――そう思うと、今まではただ、さびしいだけだったのが、急に、怖いのも手伝って、何だか片時(かたとき)もこうしては、いられないような気になりました。何さま、悪く放免(ほうめん)の手にでもかかろうものなら、どんな目に遭(あ)うかも知れませぬ。
「そこで、逃げ場をさがす気で、急いで戸口の方へ引返そうと致しますと、誰だか、皮匣(かわご)の後(うしろ)から、しわがれた声で呼びとめました。何しろ、人はいないとばかり思っていた所でございますから、驚いたの驚かないのじゃございませぬ。見ると、人間とも海鼠(なまこ)ともつかないようなものが、砂金の袋を積んだ中に、円(まる)くなって、坐って居ります。――これが目くされの、皺(しわ)だらけの、腰のまがった、背の低い、六十ばかりの尼法師(あまほうし)でございました。しかも娘の思惑(おもわく)を知ってか知らないでか、膝(ひざ)で前へのり出しながら、見かけによらない猫撫声(ねこなでごえ)で、初対面の挨拶(あいさつ)をするのでございます。
「こっちは、それ所の騒(さわ)ぎではないのでございますが、何しろ逃げようと云う巧(たく)みをけどられなどしては大変だと思ったので、しぶしぶ皮匣(かわご)の上に肘(ひじ)をつきながら心にもない世間話をはじめました。どうも話の容子(ようす)では、この婆さんが、今まであの男の炊女(みずし)か何かつとめていたらしいのでございます。が、男の商売の事になると、妙に一口も話しませぬ。それさえ、娘の方では、気になるのに、その尼(あま)がまた、少し耳が遠いと来ているものでございますから、一つ話を何度となく、云い直したり聞き直したりするので、こっちはもう泣き出したいほど、気がじれます。――
「そんな事が、かれこれ午(ひる)までつづいたでございましょう。すると、やれ清水の桜が咲いたの、やれ五条の橋普請(はしぶしん)が出来たのと云っている中(うち)に、幸い、年の加減(かげん)か、この婆さんが、そろそろ居睡(いねむ)りをはじめました。一つは娘の返答が、はかばかしくなかったせいもあるのでございましょう。そこで、娘は、折を計って、相手の寝息を窺(うかが)いながら、そっと入口まで這(は)って行って、戸を細目にあけて見ました。外にも、いい案配に、人のけはいはございませぬ。――
「ここでそのまま、逃げ出してしまえば、何事もなかったのでございますが、ふと今朝(けさ)貰った綾と絹との事を思い出したので、それを取りに、またそっと皮匣(かわご)の所まで帰って参りました。すると、どうした拍子か、砂金の袋にけつまずいて、思わず手が婆さんの膝(ひざ)にさわったから、たまりませぬ。尼の奴め驚いて眼をさますと、暫くはただ、あっけにとられて、いたようでございますが、急に気ちがいのようになって、娘の足にかじりつきました。そうして、半分泣き声で、早口に何かしゃべり立てます。切れ切れに、語(ことば)が耳へはいる所では、万一娘に逃げられたら、自分がどんなひどい目に遇うかも知れないと、こう云っているらしいのでございますな。が、こっちもここにいては命にかかわると云う時でございますから、元よりそんな事に耳をかす訳がございませぬ。そこで、とうとう、女同志のつかみ合がはじまりました。
「打つ。蹴(け)る。砂金の袋をなげつける。――梁(はり)に巣を食った鼠(ねずみ)も、落ちそうな騒ぎでございます。それに、こうなると、死物狂いだけに、婆さんの力も、莫迦(ばか)には出来ませぬ。が、そこは年のちがいでございましょう。間もなく、娘が、綾と絹とを小脇(こわき)にかかえて、息を切らしながら、塔の戸口をこっそり、忍び出た時には、尼(あま)はもう、口もきかないようになって居りました。これは、後(あと)で聞いたのでございますが、死骸(しがい)は、鼻から血を少し出して、頭から砂金を浴びせられたまま、薄暗い隅の方に、仰向(あおむ)けになって、臥(ね)ていたそうでございます。
「こっちは八坂寺(やさかでら)を出ると、町家(ちょうか)の多い所は、さすがに気がさしたと見えて、五条京極(きょうごく)辺の知人(しりびと)の家をたずねました。この知人と云うのも、その日暮しの貧乏人なのでございますが、絹の一疋もやったからでございましょう、湯を沸かすやら、粥(かゆ)675 7089 4066を煮るやら、いろいろ経営(けいえい)してくれたそうでございます。そこで、娘も漸(ようや)く、ほっと一息つく事が出来ました。<a href
darmSpeavavet2017/10/11 (水) 18:06:53 ID:-
ルイージCiocca:私は私がミラノ古書の新しいグループに存在細工されたことに気づいた<a hrenew era キャップ</a>イッタラ食器製品多分いくつかの時間とさらに耐性後に脚の各々は、通常、はるかに少ないです ブーツや靴の従属
 青侍は、にやにや笑うばかりで、返事をしない。鶯も、もう啼かなくなった。
「やがて、男は、日の暮(くれ)に帰ると云って、娘一人を留守居(るすい)に、慌(あわただ)しくどこかへ出て参りました。その後(あと)の淋しさは、また一倍でございます。いくら利発者でも、こうなると、さすがに心細くなるのでございましょう。そこで、心晴らしに、何気(なにげ)なく塔の奥へ行って見ると、どうでございましょう。綾や絹は愚(おろか)な事、珠玉とか砂金(さきん)とか云う金目(かねめ)の物が、皮匣(かわご)に幾つともなく、並べてあると云うじゃございませぬか。これにはああ云う気丈な娘でも、思わず肚胸(とむね)をついたそうでございます。
「物にもよりますが、こんな財物(たから)を持っているからは、もう疑(うたがい)はございませぬ。引剥(ひはぎ)でなければ、物盗(ものと)りでございます。――そう思うと、今まではただ、さびしいだけだったのが、急に、怖いのも手伝って、何だか片時(かたとき)もこうしては、いられないような気になりました。何さま、悪く放免(ほうめん)の手にでもかかろうものなら、どんな目に遭(あ)うかも知れませぬ。
「そこで、逃げ場をさがす気で、急いで戸口の方へ引返そうと致しますと、誰だか、皮匣(かわご)の後(うしろ)から、しわがれた声で呼びとめました。何しろ、人はいないとばかり思っていた所でございますから、驚いたの驚かないのじゃございませぬ。見ると、人間とも海鼠(なまこ)ともつかないようなものが、砂金の袋を積んだ中に、円(まる)くなって、坐って居ります。――これが目くされの、皺(しわ)だらけの、腰のまがった、背の低い、六十ばかりの尼法師(あまほうし)でございました。しかも娘の思惑(おもわく)を知ってか知らないでか、膝(ひざ)で前へのり出しながら、見かけによらない猫撫声(ねこなでごえ)で、初対面の挨拶(あいさつ)をするのでございます。
「こっちは、それ所の騒(さわ)ぎではないのでございますが、何しろ逃げようと云う巧(たく)みをけどられなどしては大変だと思ったので、しぶしぶ皮匣(かわご)の上に肘(ひじ)をつきながら心にもない世間話をはじめました。どうも話の容子(ようす)では、この婆さんが、今まであの男の炊女(みずし)か何かつとめていたらしいのでございます。が、男の商売の事になると、妙に一口も話しませぬ。それさえ、娘の方では、気になるのに、その尼(あま)がまた、少し耳が遠いと来ているものでございますから、一つ話を何度となく、云い直したり聞き直したりするので、こっちはもう泣き出したいほど、気がじれます。――
「そんな事が、かれこれ午(ひる)までつづいたでございましょう。すると、やれ清水の桜が咲いたの、やれ五条の橋普請(はしぶしん)が出来たのと云っている中(うち)に、幸い、年の加減(かげん)か、この婆さんが、そろそろ居睡(いねむ)りをはじめました。一つは娘の返答が、はかばかしくなかったせいもあるのでございましょう。そこで、娘は、折を計って、相手の寝息を窺(うかが)いながら、そっと入口まで這(は)って行って、戸を細目にあけて見ました。外にも、いい案配に、人のけはいはございませぬ。――
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「打つ。蹴(け)る。砂金の袋をなげつける。――梁(はり)に巣を食った鼠(ねずみ)も、落ちそうな騒ぎでございます。それに、こうなると、死物狂いだけに、婆さんの力も、莫迦(ばか)には出来ませぬ。が、そこは年のちがいでございましょう。間もなく、娘が、綾と絹とを小脇(こわき)にかかえて、息を切らしながら、塔の戸口をこっそり、忍び出た時には、尼(あま)はもう、口もきかないようになって居りました。これは、後(あと)で聞いたのでございますが、死骸(しがい)は、鼻から血を少し出して、頭から砂金を浴びせられたまま、薄暗い隅の方に、仰向(あおむ)けになって、臥(ね)ていたそうでございます。
「こっちは八坂寺(やさかでら)を出ると、町家(ちょうか)の多い所は、さすがに気がさしたと見えて、五条京極(きょうごく)辺の知人(しりびと)の家をたずねました。この知人と云うのも、その日暮しの貧乏人なのでございますが、絹の一疋もやったからでございましょう、湯を沸かすやら、粥(かゆ)675 7089 4066を煮るやら、いろいろ経営(けいえい)してくれたそうでございます。そこで、娘も漸(ようや)く、ほっと一息つく事が出来ました。<a href
darmSpeavavet2017/10/11 (水) 18:07:10 ID:-
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「物にもよりますが、こんな財物(たから)を持っているからは、もう疑(うたがい)はございませぬ。引剥(ひはぎ)でなければ、物盗(ものと)りでございます。――そう思うと、今まではただ、さびしいだけだったのが、急に、怖いのも手伝って、何だか片時(かたとき)もこうしては、いられないような気になりました。何さま、悪く放免(ほうめん)の手にでもかかろうものなら、どんな目に遭(あ)うかも知れませぬ。
「そこで、逃げ場をさがす気で、急いで戸口の方へ引返そうと致しますと、誰だか、皮匣(かわご)の後(うしろ)から、しわがれた声で呼びとめました。何しろ、人はいないとばかり思っていた所でございますから、驚いたの驚かないのじゃございませぬ。見ると、人間とも海鼠(なまこ)ともつかないようなものが、砂金の袋を積んだ中に、円(まる)くなって、坐って居ります。――これが目くされの、皺(しわ)だらけの、腰のまがった、背の低い、六十ばかりの尼法師(あまほうし)でございました。しかも娘の思惑(おもわく)を知ってか知らないでか、膝(ひざ)で前へのり出しながら、見かけによらない猫撫声(ねこなでごえ)で、初対面の挨拶(あいさつ)をするのでございます。
「こっちは、それ所の騒(さわ)ぎではないのでございますが、何しろ逃げようと云う巧(たく)みをけどられなどしては大変だと思ったので、しぶしぶ皮匣(かわご)の上に肘(ひじ)をつきながら心にもない世間話をはじめました。どうも話の容子(ようす)では、この婆さんが、今まであの男の炊女(みずし)か何かつとめていたらしいのでございます。が、男の商売の事になると、妙に一口も話しませぬ。それさえ、娘の方では、気になるのに、その尼(あま)がまた、少し耳が遠いと来ているものでございますから、一つ話を何度となく、云い直したり聞き直したりするので、こっちはもう泣き出したいほど、気がじれます。――
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「打つ。蹴(け)る。砂金の袋をなげつける。――梁(はり)に巣を食った鼠(ねずみ)も、落ちそうな騒ぎでございます。それに、こうなると、死物狂いだけに、婆さんの力も、莫迦(ばか)には出来ませぬ。が、そこは年のちがいでございましょう。間もなく、娘が、綾と絹とを小脇(こわき)にかかえて、息を切らしながら、塔の戸口をこっそり、忍び出た時には、尼(あま)はもう、口もきかないようになって居りました。これは、後(あと)で聞いたのでございますが、死骸(しがい)は、鼻から血を少し出して、頭から砂金を浴びせられたまま、薄暗い隅の方に、仰向(あおむ)けになって、臥(ね)ていたそうでございます。
「こっちは八坂寺(やさかでら)を出ると、町家(ちょうか)の多い所は、さすがに気がさしたと見えて、五条京極(きょうごく)辺の知人(しりびと)の家をたずねました。この知人と云うのも、その日暮しの貧乏人なのでございますが、絹の一疋もやったからでございましょう、湯を沸かすやら、粥(かゆ)675 7089 4066を煮るやら、いろいろ経営(けいえい)してくれたそうでございます。そこで、娘も漸(ようや)く、ほっと一息つく事が出来ました。<a href
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「やがて、男は、日の暮(くれ)に帰ると云って、娘一人を留守居(るすい)に、慌(あわただ)しくどこかへ出て参りました。その後(あと)の淋しさは、また一倍でございます。いくら利発者でも、こうなると、さすがに心細くなるのでございましょう。そこで、心晴らしに、何気(なにげ)なく塔の奥へ行って見ると、どうでございましょう。綾や絹は愚(おろか)な事、珠玉とか砂金(さきん)とか云う金目(かねめ)の物が、皮匣(かわご)に幾つともなく、並べてあると云うじゃございませぬか。これにはああ云う気丈な娘でも、思わず肚胸(とむね)をついたそうでございます。
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「こっちは、それ所の騒(さわ)ぎではないのでございますが、何しろ逃げようと云う巧(たく)みをけどられなどしては大変だと思ったので、しぶしぶ皮匣(かわご)の上に肘(ひじ)をつきながら心にもない世間話をはじめました。どうも話の容子(ようす)では、この婆さんが、今まであの男の炊女(みずし)か何かつとめていたらしいのでございます。が、男の商売の事になると、妙に一口も話しませぬ。それさえ、娘の方では、気になるのに、その尼(あま)がまた、少し耳が遠いと来ているものでございますから、一つ話を何度となく、云い直したり聞き直したりするので、こっちはもう泣き出したいほど、気がじれます。――
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「そんな事が、かれこれ午(ひる)までつづいたでございましょう。すると、やれ清水の桜が咲いたの、やれ五条の橋普請(はしぶしん)が出来たのと云っている中(うち)に、幸い、年の加減(かげん)か、この婆さんが、そろそろ居睡(いねむ)りをはじめました。一つは娘の返答が、はかばかしくなかったせいもあるのでございましょう。そこで、娘は、折を計って、相手の寝息を窺(うかが)いながら、そっと入口まで這(は)って行って、戸を細目にあけて見ました。外にも、いい案配に、人のけはいはございませぬ。――
「ここでそのまま、逃げ出してしまえば、何事もなかったのでございますが、ふと今朝(けさ)貰った綾と絹との事を思い出したので、それを取りに、またそっと皮匣(かわご)の所まで帰って参りました。すると、どうした拍子か、砂金の袋にけつまずいて、思わず手が婆さんの膝(ひざ)にさわったから、たまりませぬ。尼の奴め驚いて眼をさますと、暫くはただ、あっけにとられて、いたようでございますが、急に気ちがいのようになって、娘の足にかじりつきました。そうして、半分泣き声で、早口に何かしゃべり立てます。切れ切れに、語(ことば)が耳へはいる所では、万一娘に逃げられたら、自分がどんなひどい目に遇うかも知れないと、こう云っているらしいのでございますな。が、こっちもここにいては命にかかわると云う時でございますから、元よりそんな事に耳をかす訳がございませぬ。そこで、とうとう、女同志のつかみ合がはじまりました。
「打つ。蹴(け)る。砂金の袋をなげつける。――梁(はり)に巣を食った鼠(ねずみ)も、落ちそうな騒ぎでございます。それに、こうなると、死物狂いだけに、婆さんの力も、莫迦(ばか)には出来ませぬ。が、そこは年のちがいでございましょう。間もなく、娘が、綾と絹とを小脇(こわき)にかかえて、息を切らしながら、塔の戸口をこっそり、忍び出た時には、尼(あま)はもう、口もきかないようになって居りました。これは、後(あと)で聞いたのでございますが、死骸(しがい)は、鼻から血を少し出して、頭から砂金を浴びせられたまま、薄暗い隅の方に、仰向(あおむ)けになって、臥(ね)ていたそうでございます。
「こっちは八坂寺(やさかでら)を出ると、町家(ちょうか)の多い所は、さすがに気がさしたと見えて、五条京極(きょうごく)辺の知人(しりびと)の家をたずねました。この知人と云うのも、その日暮しの貧乏人なのでございますが、絹の一疋もやったからでございましょう、湯を沸かすやら、粥(かゆ)675 7089 4066を煮るやら、いろいろ経営(けいえい)してくれたそうでございます。そこで、娘も漸(ようや)く、ほっと一息つく事が出来ました。<a href
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