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【速報】日本の家電が凋落した原因 そりゃあ中国や韓国にボロ負けするわ

逆爆買い! 台湾家庭で必需品の「電鍋」を買って帰る
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column/kanhoo/1003953.html

詳細は


 
5 :
2016/06/11(土) 16:35:20.43 ID:pmaxOwHf0
今や中国製55インチ4Kテレビが5万円以下だからな
一方ジャップメーカーは30万円以上
宗教上の理由でもない限り日本製が買われることはないだろう


51 :
2016/06/11(土) 16:54:42.78 ID:1AjIm1CMM
>>5
これってジャップ企業しか作れないこといいことにずっとぼってただけなんだよなwww
ゴミジャップ


144 :
2016/06/11(土) 17:50:09.94 ID:2Qdr8Jv10
>>5
既に今の日本人には格差社会の貧困対策で隣国憎悪に基づく国産信仰なるカルトに染まってる、
日本人が国内メーカー製品買うのはもう信仰の段階。
ハイアールも三洋時代より売れてないんだっけ?


167 :
2016/06/11(土) 18:01:44.82 ID:OENkT14TH
>>5
シャオミのTV買ってもジャップにはBカスあるからなあ


8 :
2016/06/11(土) 16:37:20.65 ID:H6j8oono0
正社員解雇規制撤廃しろってこと?

13 :
2016/06/11(土) 16:39:42.37 ID:51/MVsUq0
欧米の技術を
安い労働力と賢い模倣力で為替ブーストで大量生産してただけで

プラザ合意と経済成長鈍化以降、欧米の技術側になっただけだしな

その韓国勢だって先行側にまわって
いま後発中国勢にかなりシェア奪われてるからな


14 :
2016/06/11(土) 16:39:54.28 ID:YQ+eNBOp0
日本が韓国や中国に工場を作ったのが間違いの始まりだったんじゃないか

62 :
2016/06/11(土) 16:58:39.47 ID:a21D+INsd
>>14
全てはシャープ元副社長の佐々木正が韓国サムスンとハイニックスに東芝日本電気シャープ日立の技術をホイホイ無償で渡したのがケチのつき始めやぞ


16 :
2016/06/11(土) 16:41:24.76 ID:8ednDTKI0
そもそも優秀な人間は全部医学部行って工学部には残りカスしか来ないからなぁ

28 :
2016/06/11(土) 16:47:31.73 ID:c0JPQTRQM
2000年中盤で日本製品は死んだ

32 :
2016/06/11(土) 16:49:26.22 ID:TCzpwRg8x
韓国は熾烈な受験戦争と兵役制度で選り抜きのエリートを創出してるからな
カスジャップとは知力、精神力、忍耐力が比較にならんよ


35 :
2016/06/11(土) 16:50:09.67 ID:LPTWnuVG0
なんでも欧米のコピーが許された独創性のいらない世界で
エリートに過労死上等でハードワークの出張や交渉させて
終身雇用に守られて組み立て作業を極限まで習得した職人が
夫の稼ぎで食うには困らない比較的優秀な高学歴のパート主婦を指揮する

こういう共産主義的というか全員が企業の利益のためだけに命を捨てる
総動員体制が出来るならそりゃ強いんじゃね。エリートの使い捨て以外全部崩れたな


36 :
2016/06/11(土) 16:50:19.84 ID:oYKOmo5h0
スマホはひどかったね
何で中韓と同レベルのものが作れないんだ
日本は賃金が高すぎるとか言ってるけど安くすればまともなのが作れるとも思えない


241 :
2016/06/11(土) 19:08:58.05 ID:SS1Rqrskp
>>36
キャリアが仕様に口を出し、メーカーも独自性を出したくていろいろ盛り込んで、OSは当然縛ってくる
おまけにOSはアメリカ企業じゃ連携も取れずに勝手に自爆した


38 :
2016/06/11(土) 16:51:16.10 ID:HVb46M0B0
別に日本の家電が凋落しようがどうでもいい
人も資源も多いところが勝つに決まってるだろ


44 :
2016/06/11(土) 16:53:16.72 ID:vvdTMg3a0
まあシナチョンもゆくゆくは日本の道を辿るわけですが

46 :
2016/06/11(土) 16:53:44.47 ID:RombhDSt0
日本製とかあえてもう買わないわ

48 :
2016/06/11(土) 16:54:03.58 ID:c0JPQTRQM
ITがゼネコン制なのが全部悪い
もうその時点で終わったんだよこの国は


49 :
2016/06/11(土) 16:54:26.90 ID:dIV+WYIE0
技術力っていうけど
もはやコスト削減の技術力しか残ってないだろ
それも他を犠牲にしてひたすらコスト削減してるだけで
技術力と呼ぶべきか疑問なものだし


50 :
2016/06/11(土) 16:54:36.93 ID:EGINLwLH0
一定の技術力は必要だが、そこから売れるようにするのはマーケティング力
日本はここが決定的に欠けていて、技術力の高さを売りにすれば売れると思っている


94 :
2016/06/11(土) 17:11:36.60
>>50
ふんぞり返って偉そうにしてる日本の営業では無理だわな


52 :
2016/06/11(土) 16:54:47.70 ID:Bmq27noI0
日本のハードウェア技術は世界一
ソフトウェア技術はクソ


65 :
2016/06/11(土) 16:59:37.08 ID:LST5QI490
>>52
液晶モニタの設定は飯山よりLGの方がやりやすい
アホかと思うわ


53 :
2016/06/11(土) 16:55:33.76 ID:DJ30wjYV0
結局縛りがガチガチでなんもできないんだろうな
スマートテレビが象徴的だわ


61 :
2016/06/11(土) 16:58:23.01 ID:tNGD4B7h0
単にジャップ企業が消費者を舐め腐ってるからだろ
プラズマクラスター()みたいに無駄な機能ばっかつけて値段だけは高い家電なんて情弱ジャップ以外誰が買うんや?


66 :
2016/06/11(土) 16:59:55.81 ID:eIK0oJcy0
革新的技術だのなんだの社長や重役が張り切っても
一番下に降りてくるときには骨抜き案になってる


69 :
2016/06/11(土) 17:01:47.80 ID:QGz44Zlo0
音楽や映像関係は著作権保護やらでがんじがらめ
これが大きいだろ

複写機やらプリンターやらデジタルカメラやらはまだ頑張ってる

洗濯機や冷蔵庫、エアコンなんかは過剰な機能つけすぎかなあ


76 :
2016/06/11(土) 17:04:52.54 ID:eIK0oJcy0
>>69
エアコンは国内だけで4社も五社もあるからな
温度コントロールを主機能とすると各社もう十分な機能あるから
結局価格勝負になる

でも、それだと利益でないから謎機能つけて価格保つしかない


72 :
2016/06/11(土) 17:03:38.80 ID:eIK0oJcy0
例えば効率がくっそ上がるだろう新技術が発見されたとする

でも、これを使ったら今までと設計を大幅に変えなきゃならんし
もし使ってもあまり効率変わらなかったら怒られるし
それなら今まで通りの技術使おうとなる

結果毒にも薬にもならない中途半端な製品になる


73 :
2016/06/11(土) 17:04:09.55 ID:wYWAGxWCd
そもそも今時家電で技術力なんていらないよ

77 :
2016/06/11(土) 17:05:27.63 ID:O96iT4J+0
経営者が一番退場しなきゃ行けないのに
上級国民同士で助け合って無能経営者が居座って
社員の首切って平然な顔してるからな


100 :
2016/06/11(土) 17:12:24.79 ID:roo6kfjwa
>>77
社畜を雇用してるのは責任をとらせるためだしな。勘違いしてはダメだぞ


79 :
2016/06/11(土) 17:06:39.93 ID:ssdjniYH0
日本は人件費や電気代に設備投資が高いからどの道無理だか
中韓だってインフレで同じ道を辿り工場は他国に移動する。


84 :
2016/06/11(土) 17:08:42.36 ID:UAMBKWN7K
野球中継見てたら パーシャル冷凍!って冷蔵庫のCMやってた…
懐かしいわw インバーターエアコン! もCMしろ


88 :
2016/06/11(土) 17:09:37.24 ID:xkdTejVh0
家電製品なんてもはや進化する必要無いから
捨てた分野だろ


90 :
2016/06/11(土) 17:10:05.23 ID:qPC4ViVV0
白人の猿真似しただけの猿が隣の猿に真似されただけだろ

95 :
2016/06/11(土) 17:11:42.12 ID:ssdjniYH0
ワインクーラーやウォーターサーバーとか欧米人が欲しい物を
日本は安く作らないからダメなんだよ経営者にやる気がない


96 :
2016/06/11(土) 17:11:44.44 ID:BqXtBXpFM
今はメーカーの技術者より医学部とか行く人間のほうがかなり優秀
技術者の競争率も中国に比べたらねえ…


99 :
2016/06/11(土) 17:12:22.24 ID:zgCz3ySur
質も性能も機能も中間製並みに落とせばいいのに

104 :
2016/06/11(土) 17:13:27.10 ID:sNEiOLXWp
守口の駅から乗ってくるおっさんたちの
顔見るとつくづく思う。
こいつらからはクリエイティブな発想は
出てこない。


105 :
2016/06/11(土) 17:15:02.34 ID:c0JPQTRQM
オリンピック終わったら中国領になってるよこの国

111 :
2016/06/11(土) 17:17:02.10 ID:Qew5/zxoa
日本だと会社に個人のアイデアやビジネス案を提案したところで、
変人のレッテルを貼られてリストラ候補になりかねんからな
今までと同じ仕事をして、仲良しごっこをするのが一番賢い生き方


113 :
2016/06/11(土) 17:18:53.89 ID:kMxBvkAg0
GHQがやったような財閥解体とか戦犯追放とかをやったほうが良いのかもなあ
人口が少なくった・高齢化しただけでは説明できない硬直化感があるし


114 :
2016/06/11(土) 17:19:18.36 ID:4rTl9mkj0
3Dプリンターがもうちょっと普及したら職人技()なんて廃れるだろうなぁ

115 :
2016/06/11(土) 17:20:24.22 ID:Vau4t/mo0
デロンギの製品の脆弱なこと
デロンギジャパンは口先だけのゴミ屑だらけなんだろうと思った

大手がそれよりちょっとましだとすると、お先真っ暗


126 :
2016/06/11(土) 17:28:23.77 ID:WZwUPpDR0
アメリカの家電が没落したのと同じ理由だろ(適当

137 :
2016/06/11(土) 17:43:39.27 ID:VCoIWzdy0
>>126
アメリカの車もいっときはひどい有様でデトロイトは壊滅したもんなあ
でも今はgoogleとかアップルみたいな強い企業も出てきている
ベンチャー企業を育成するような風土の違い?


127 :
2016/06/11(土) 17:29:11.38 ID:sU0NYc+FM
怠慢な役人とタックスヘイブンの大企業、金のない一般国民
少子高齢化、縮小する内需、世襲バカとカルトの与党


131 :
2016/06/11(土) 17:33:33.62 ID:xSYn5isZ0
2、30年位前の家電って耐久力すごかった
最低10年、頑張れば20年以上は故障せず使えるものばっかりだった

今の家電は5年で壊れる
10年もったら凄い


132 :
2016/06/11(土) 17:37:00.16 ID:tlyX75oXa
何かいい日本製品ないかなーとしばらく考えてたけど
世界で売れてて日本で売れてないでお馴染み、PS4はちょっとすごかった
スクショはおろかゲーム中のビデオまで撮れるし
ネットつなげて実況、誰かのも見れる。VITAに飛ばしてリモートプレイもできるし
ジャップの考えた遊び道具にしては現代的だから世界で売れてるのもちょっと分かった(なおソフトはゴミだらけ)


133 :
2016/06/11(土) 17:37:04.24 ID:LPTWnuVG0
サムスンが380円の美味い牛丼売ってて中華メーカーが250円で出してて
日本は280円(国内1000円)に下げても買ってもらえないんだけど?


134 :
2016/06/11(土) 17:38:55.97 ID:JuqcYzh50
日本の理系が死んだ日みたいたのあったろ
理系学部生の99%がただ再現実験をするだけで満足して終わっていってるんだよ


135 :
2016/06/11(土) 17:40:34.85 ID:tiYgVzFV0
敗北を認められない病気が粉飾まで起こしてるだろ
切り替えができないんじゃない?


143 :
2016/06/11(土) 17:49:13.09 ID:QaBhMPdj0
突然何かの障害で2000年以降に製造されたデジタル製品が使用不可になって
90年代のコンピュータとアナログTVとブラウン管の世界に戻ったらワンチャンあるだろ


147 :
2016/06/11(土) 17:54:33.65 ID:Vau4t/mo0
外国はどうか知らんが
ジャップだと人件費がもうシャレにならんのかもしれんね
社保の企業負担がきつすぎるとか終身雇用で切れないとか


149 :
2016/06/11(土) 17:55:29.27 ID:we77XBZad
日本「海外「日本の技術すごい!」」

163 :
2016/06/11(土) 18:01:10.00 ID:2Qdr8Jv10
>>149
アンコンマスコミの日本ホルホルは日本メーカーを守る意味合いもあるんだな

愛国ブーストでしか国産品は買わない


152 :
2016/06/11(土) 17:55:55.42 ID:AQIPvVH+a
もう日本製なんて避けるでしょ普通、家電はレベル低いし食品すら信用出来ない
カメラはまだ生きてるけど
アンコン愛国ブーストで繋いでるけど、もうそろそろ息切れすると思うよ


154 :
2016/06/11(土) 17:58:34.46 ID:duC+oCZb0
日本政府は自動車業界を優遇してるから
家電業界は安倍にいじめられてる


158 :
2016/06/11(土) 17:59:33.11 ID:BqXtBXpFM
>>154
その自動車も下手すればもうすぐ終わるかもしれんよ


155 :
2016/06/11(土) 17:58:56.81 ID:drbRzNRi0
最近中国のだろうが普通に買ってるわ
だって大半が中国製だしもうどうでもええわ
なぜか日本メーカーの家電はいらん機能つけまくって高いから中国メーカーのに保険つけてりゃ十分


157 :
2016/06/11(土) 17:59:22.30 ID:OMjVWpXR0
日本はパクリで成り上がった国だが
偽ルンバやダイソンもどきの粗大ゴミっぷりを見るに

今はもうパクリすらできない国になっちまったんだな


159 :
2016/06/11(土) 17:59:51.82 ID:G1SAE0TD0
ネトウヨはジャパンブランドのマイナスイオン家電買って
電池はオキシライドにしたらいいじゃん?
最近は水素水生成器みたいなのも出てるぞ
どんどん買って国内メーカー支えろや


162 :
2016/06/11(土) 18:00:35.97 ID:ipRiL1av0
ワダチで佐渡酒造大先生が言ってた
人類一人一人に、もれなく脳みそは一つずつ入ってるって


170 :
2016/06/11(土) 18:02:50.73 ID:RNrNDj1M0
精神的勝利してるから
現実を見られない


172 :
2016/06/11(土) 18:03:40.61 ID:EyRHQ6Sz0
931避けするクソガイジ

174 :
2016/06/11(土) 18:04:33.92 ID:2Qdr8Jv10
次の愛国ブーストは
大日本帝國時代の風俗を墨守する
アーミッシュ的社会。
もう国内メーカーが太刀打ち出来ない家電や家庭器具は忌避するように国民強制

文革かポルポト


178 :
2016/06/11(土) 18:11:17.09 ID:lD41pHmE0
14,5年ぐらい前にとあるメーカーの光学ドライブ作ってる下請けにいたけど
当時から派遣だらけ(俺も含め)だったし。その下請け工場自体もブッ潰れた。
意外と凋落するの早かったなとは思ったけど結果に関しては残当。


179 :
2016/06/11(土) 18:11:49.64 ID:vLjTcR3za
特許っつっても大半が下らねー改良(笑)で取ったものだから中身なんて全く期待できんぞ

185 :
2016/06/11(土) 18:18:21.47 ID:8doYDPvs0
誇れるものが国籍しか言わなくなってきてる時点でこの国は死んだよ

187 :
2016/06/11(土) 18:21:10.62 ID:YuEfNjbm0
日本家電は余計な機能がゴテゴテと盛り沢山

余計機能はあるだけならまだいいんだが、OFFに出来ねえのはふざけんなコラ


188 :
2016/06/11(土) 18:22:14.85 ID:L2HOPb5qa
Fラン大学を量産するより企業が自分たちの技術を学ばせる学校でも作ってればよかったのにな
団塊世代無能すぎだろ


193 :
2016/06/11(土) 18:28:30.50 ID:ROxOsXFP0
テレビみたら分かるじゃん

日本メーカーのは未だにフルHDじゃない製品が
現行ラインナップの主力

パネルは海外から買ってるのに
スペックで強豪海外勢に負けてる高いだけの日本製

性能で勝ってこその日本製だろがー


197 :
2016/06/11(土) 18:36:35.84 ID:YRlvsrg+0
今は安くてちゃんと使えるものしかいらないよな
海外メーカーってシンプルなピンポイントの機能しか付いてないが安い
日本メーカーは要らない機能盛りだくさんで値段も高いからな
クーラーなら冷房しか使わない俺には要らない機能多い大手メーカーの選ぶ意味がないんだよね


198 :
2016/06/11(土) 18:41:07.76 ID:ULIJpzpR0
2005年あたりからみてるが、日本メーカーはデザインがクソダサいよな

200 :
2016/06/11(土) 18:42:03.29 ID:2Qdr8Jv10
だから竹中平蔵みたいな上級市民は日本が破産した方が、人件費がミャンマー並みになって解雇や安全規定を緩くして日本が中国や韓国の下請け工場だらけになった方がいい

と考えているね、国会議員の藤巻ケンシが具体的に言ってる。
その方が将来的に先行者の技術をパクれるって算段なんだろう


201 :
2016/06/11(土) 18:42:34.60 ID:G1SAE0TD0
ほんの少し前までは液晶も品質なら日本みたいな謎の信仰やってたな
まあそれ韓国や台湾のパネルつかってるんですけどねと
最近じゃディsプレイやTV事業そのものから撤退していよいよそんなことすら言えなくなってきたが


202 :
2016/06/11(土) 18:43:28.25 ID:ITs0csQR0
最近はパクりすらまともにできなくなっちゃったからなぁ
国産スマホで使い物になるのなんてないだろ


208 :
2016/06/11(土) 18:49:19.54 ID:G1SAE0TD0
>>202
困ったときはまで学校とかお役所に売ればいいから・・・
某有名な一位のスパコン作ったメーカーはスマホ出る前からそれやっとるだろ


207 :
2016/06/11(土) 18:48:56.82 ID:2Qdr8Jv10
今の愛国ブーストの源、マスコミの日本ホルホルも工業製品減って、観光のアニメティや
農産物を大きく取り上げている。

養殖事業のように北欧が進んだ面多い分野あるのにそこに触れず日本スゲー、
はニガー笑いしかでん


211 :
2016/06/11(土) 18:51:35.51 ID:EGINLwLH0
日本の変な法規制も大きいよ
ここで挙がっているだけでも技適にB-CAS


214 :
2016/06/11(土) 18:55:05.77 ID:4Olx5ESRp
>>211
それ無くしたらジャップも海外製買っちゃうって思ってるから
自分の製品がゴミなのは作ってるやつが一番よく知ってるからな、対等の条件じゃ勝てないのわかってる


217 :
2016/06/11(土) 18:57:31.67 ID:EGINLwLH0
スマホの技適なんて、外国人観光客が技適外のスマホにSIMカード入れても違法じゃないようにしたからな
日本人だけ規制するバカらしさw


221 :
2016/06/11(土) 18:58:36.13 ID:kXuIeyF3a
>>217
マジ?

もうこれわけわかんねえな…


223 :
2016/06/11(土) 18:58:48.17 ID:zrfNTmd70
>>217
どんだけ一般国民を冗談抜きで奴隷として見てるのか、というのが分かる


218 :
2016/06/11(土) 18:57:51.46 ID:g/NtZWlmM
日本製信仰
これがまだ根強くある限り日本の家電業界が自省することはない
国内でも中韓家電に敗北すれば目を覚ますんだろうけど
この信仰のせいで勘違いしたまま死んでいく


219 :
2016/06/11(土) 18:58:12.03 ID:2Qdr8Jv10
まあこれから大多数の日本人は大日本帝國回帰で貧困層にされるから
テレビやスマホより自給農業のための水撒きポンプや、売春のための若く見える化粧品
農業や自販機窃盗など犯罪両方使えるパールのような日用品が売り物の主流になるね


220 :
2016/06/11(土) 18:58:35.51 ID:sZE/C2AD0
ここまでジャップランドが墜ちるとは
想定外だったわ


225 :
2016/06/11(土) 18:59:38.76 ID:zrfNTmd70
>>220
10年前はなんだかんだで俺が死ぬまでは持つだろうと思ってた


224 :
2016/06/11(土) 18:59:24.21 ID:gWC5Kqhu0
海外の人は
無能が優秀に変容してしまう変な学校教育されてない
それだけの話


228 :
2016/06/11(土) 19:02:00.82 ID:/EaKQhye0
これについては言いたいことが沢山あるが、
ここに書くには狭すぎる


229 :
2016/06/11(土) 19:02:26.70 ID:g/NtZWlmM
ネトウヨはともかく老人の日本製信仰は異常
コイツラがなまじ金持ってるせいで糞な性能でも日本製が売れてしまう悲劇
買わないのが長い目で見て日本の業界のためなのに


231 :
2016/06/11(土) 19:03:39.22 ID:LaKvylzy0
ネトウヨって日本の家電は為替のせいで売れないとか言ってるけどさ、
安くなったところで売れるような魅力もないよな
高いし性能も悪い、それが日本製品

昔のイギリスの自動車産業と同じ
途上国に買収されるのも同じ


232 :
2016/06/11(土) 19:03:39.78 ID:Oe6KTmRWK
余計な機能多すぎどうせこんなの使わない
そのおかげで取説もなん十ページもごちゃごちゃとアホかと


233 :
2016/06/11(土) 19:03:40.73 ID:4NlgE6Ue0
スマホのOSもCPUもアメリカ設計のアメリカ産
そっから流れてきたパーツを組み立ててるだけのジャップw
中韓と同レベルやんw
技術力とは??
技術力同レベルのくせに人件費が高い=価格が高い

ゴミ


240 :
2016/06/11(土) 19:08:52.84 ID:cCnKBDgB0
原発、マンション、ゴムなど数え切れないほど
大企業の不正だらけなんだから技術はないの
中小をイジめてきたツケを払う番


242 :
2016/06/11(土) 19:09:31.46 ID:eMEXsb8r0
シンプル・イズ・ベスト
これが理解出来ない時点で終わってる


244 :
2016/06/11(土) 19:11:00.70 ID:weUGrnWRM
ピーピーオン たいがいに してそしいわ、

もと アイフォンみたいに コンコロコンコンみたいな
いろいろな おと こしらえなさいよ。

なにでもかでも ピーピーピーピー ばかじゃないの。


246 :
2016/06/11(土) 19:12:07.64 ID:HlgoDtVk0
負けを負けと認めたがらないメンタルだからな
そこから何も学ばないし成長もしない
先の戦争に負けてからずっとこれ
いくら敗戦を終戦に置き換えても現実は変わらんのにな


248 :
2016/06/11(土) 19:12:36.31 ID:x6JaWgZ90
家電と違ってワンチャンあるのがソフトウェアなんだが日本のITはSierのおかげで死んでるしな

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コメント

名無しさん2016/06/12 (日) 02:00:47 ID:-
53の意見に近いかな
日本の自由度がめちゃめちゃ低いから何も出来ないっつー 企業も冒険出来ないし
芸ニューの名無し2016/06/12 (日) 06:57:05 ID:-
っていうかメモリや液晶作る工作機械は日本製なんだろ
名無しさん2016/06/12 (日) 15:11:24 ID:-
無能ニートの在日は自分の情けない境遇から抜け出そうとせず常に政府批判
バカサヨの人生終わってるな
名無しさん2017/01/31 (火) 07:25:51 ID:-
値段差が気が付いたら洒落にならんぐらいえぐいレベルになっているな。
なぜか日本製品のほうが3倍下手すれば5倍する。
名無しさん2017/11/09 (木) 13:29:01 ID:-
※3
人生終わってるのは、サヨガー、セーフヒハンガーと、本論から盛大に話題を逸らすことしか能のないバカウヨだろうがよ。はい残念。
名無しさん2017/11/09 (木) 13:33:29 ID:-
行き当たりばったりでやってきた日本のメーカーが中韓に追い抜かれていくのは当然のことだと思うがの
んで行き詰まると野菜を作り始めたりオカルトに走ったりするんだよ
そして自滅していくと
日高大介2017/11/09 (木) 13:34:36 ID:-
うんはっきり言って日本人劣ってると思ってる。まともに政治家も選べないし経済アメリカに見捨てられるとすぐ低下するしビジョンもないし頼みのトヨタも家電もボコボコ没落、原子力発電で外資を得ようとしたら地震で爆発させて対処もできない政治は金の使い方が不透明ゼネコンとズブズブ、バカでしょ。
名無しさん2017/11/19 (日) 14:28:42 ID:-
「一流」を名乗り始めた途端自分から腐って没落していったんだと思うよ日本の家電製品。「ファジイ」だの「ニューロ」とか言い出して無駄な機能を付けて価格を高くしようとして。

*3
境遇がどうとか、そんな暗い話いいからさ、それより俺と姫始め*ケツマン堀っこしようぜ☆
darmSpeavavet2017/11/19 (日) 14:29:09 ID:-
ルイージCiocca:私は私がミラノ古書の新しいグループに存在細工されたことに気づいた<a hrenew era キャップ</a>イッタラ食器製品多分いくつかの時間とさらに耐性後に脚の各々は、通常、はるかに少ないです ブーツや靴の従属
 青侍は、にやにや笑うばかりで、返事をしない。鶯も、もう啼かなくなった。
「と)の淋しさは、また一倍でございます。いくら利発者でも、こうなると、さすがに心細くなるのでございましょう。そこで、心晴らしに、何気(なにげ)なく塔の奥へ行って見ると、どうでございましょう。綾や絹は愚(おろか)な事、珠玉とか砂金(さきん)とか云う金目(かねめ)の物が、皮匣(かわご)に幾つともなく、並べてあると云うじゃございませぬか。これにはああ云う気丈な娘でも、思わず肚胸(とむね)をついたそうでございます。
「物にもよりますが、こんな財物(たから)を持っているからは、もう疑(うたがい)はございませぬ。引剥(ひはぎ)でなければ、物盗(ものと)りでございます。――そう思うと、今まではただ、さびしいだけだったのが、急に、怖いのも手伝って、何だか片時(かたとき)もこうしては、いられないような気になりました。何さま、悪く放免(ほうめん)の手にでもかかろうものなら、どんな目に遭(あ)うかも知れませぬ。
「そこで、逃げ場をさがす気で、急いで戸口の方へ引返そうと致しますと、誰だか、皮匣(かわご)の後(うしろ)から、しわがれた声で呼びとめました。何しろ、人はいないとばかり思っていた所でございますから、驚いたの驚かないのじゃございませぬ。見ると、人間とも海鼠(なまこ)ともつかないようなものが、砂金の袋を積んだ中に、円(まる)くなって、坐って居ります。――これが目くされの、皺(しわ)だらけの、腰のまがった、背の低い、六十ばかりの尼法師(あまほうし)でございました。しかも娘の思惑(おもわく)を知ってか知らないでか、膝(ひざ)で前へのり出しながら、見かけによらない猫撫声(ねこなでごえ)で、初対面の挨拶(あいさつ)をするのでございます。
「こっちは、それ所の騒(さわ)ぎではないのでございますが、何しろ逃げようと云う巧(たく)みをけどられなどしては大変だと思ったので、しぶしぶ皮匣(かわご)の上に肘(ひじ)をつきながら心にもない世間話をはじめました。どうも話の容子(ようす)では、この婆さんが、今まであの男の炊女(みずし)か何かつとめていたらしいのでございます。が、男の商売の事になると、妙に一口も話しませぬ。それさえ、娘の方では、気になるのに、その尼(あま)がまた、少し耳が遠いと来ているものでございますから、一つ話を何度となく、云い直したり聞き直したりするので、こっちはもう泣き出したいほど、気がじれます。――
「そんな事が、かれこれ午(ひる)までつづいたでございましょう。すると、やれ清水の桜が咲いたの、やれ五条の橋普請(はしぶしん)が出来たのと云っている中(うち)に、幸い、年の加減(かげん)か、この婆さんが、そろそろ居睡(いねむ)りをはじめました。一つは娘の返答が、はかばかしくなかったせいもあるのでございましょう。そこで、娘は、折を計って、相手の寝息を窺(うかが)いながら、そっと入口まで這(は)って行って、戸を細目にあけて見ました。外にも、いい案配に、人のけはいはございませぬ。――
「ここでそのまま、逃げ出してしまえば、何事もなかったのでございますが、ふと今朝(けさ)貰った綾と絹との事を思い出したので、それを取りに、またそっと皮匣(かわご)の所まで帰って参りました。すると、どうした拍子か、砂金の袋にけつまずいて、思わず手が婆さんの膝(ひざ)にさわったから、たまりませぬ。尼の奴め驚いて眼をさますと、暫くはただ、あっけにとられて、いたようでございますが、急に気ちがいのようになって、娘の足にかじりつきました。そうして、半分泣き声で、早口に何かしゃべり立てます。切れ切れに、語(ことば)が耳へはいる所では、万一娘に逃げられたら、自分がどんなひどい目に遇うかも知れないと、こう云っているらしいのでございますな。が、こっちもここにいては命にかかわると云う時でございますから、元よりそんな事に耳をかす訳がございませぬ。そこで、とうとう、女同志のつかみ合がはじまりました。
「打つ。蹴(け)る。砂金の袋をなげつける。――梁(はり)に巣を食った鼠(ねずみ)も、落ちそうな騒ぎでございます。それに、こうなると、死物狂いだけに、婆さんの力も、莫迦(ばか)には出来ませぬ。が、そこは年のちがいでございましょう。間もなく、娘が、綾と絹とを小脇(こわき)にかかえて、息その人の往来を、仕事場の中から、何と云う事もなく眺めていた、一人の青侍あおざむらいが、この時、ふと思いついたように、主あるじの陶器師すえものつくりへ声をかけた。
「不相変あいかわらず、観音様かんのんさまへ参詣する人が多いようだね。」
「左様でございます。」
 陶器師すえものつくりは、仕事に気をとられていたせいか、少し迷惑そうに、こう答えた。が、これは眼の小さい、鼻の上を向いた、どこかひょうきんな所のある老人で、顔つきにも容子ようすにも、悪気らしいものは、微塵みじんもない。着ているのは、麻あさの帷子かたびらであろう。それに萎なえた揉烏帽子もみえぼしをかけたのが、この頃評判の高い鳥羽僧正とばそうじょうの絵巻の中の人物を見るようである。
「私も一つ、日参にっさんでもして見ようか。こう、うだつが上らなくちゃ、やりきれない。」
「御冗談ごじようだんで。」
「なに、これで善い運が授さずかるとなれば、私だって、信心をするよ。日参をしたって、参籠さんろうをしたって、そうとすれば、安いものだからね。つまり、神仏を相手に、一商売をするようなものさ。」
 青侍は、年相応な上調子うわちょうしなもの言いをして、下唇を舐なめながら、きょろきょろ、仕事場の中を見廻した。――竹藪たけやぶを後うしろにして建てた、藁葺わらぶきのあばら家やだから、中は鼻がつかえるほど狭い。が、簾の外の往来が、目まぐるしく動くのに引換えて、ここでは、甕かめでも瓶子へいしでも、皆赭あかちゃけた土器かわらけの肌はだをのどかな春風に吹かせながら、百年も昔からそうしていたように、ひっそりかんと静まっている。どうやらこの家の棟むねばかりは、燕つばめさえも巣を食わないらしい。……
 翁おきなが返事をしないので、青侍はまた語を継ついだ。
「お爺じいさんなんぞも、この年までには、随分いろんな事を見たり聞いたりしたろうね。どうだい。観音様は、ほんとうに運を授けて下さるものかね。」
「左様でございます。昔は折々、そんな事もあったように聞いて居りますが。」
「どんな事があったね。」
「どんな事と云って、そう一口には申せませんがな。――しかし、貴方あなたがたは、そんな話をお聞きなすっても、格別面白くもございますまい。」
「可哀そうに、これでも少しは信心気しんじんぎのある男なんだぜ。いよいよ運が授かるとなれば、明日あすにも――」
「信心気でございますかな。商売気でございますかな。」
 翁おきなは、眦めじりに皺しわをよせて笑った。捏こねていた土が、壺つぼの形になったので、やっと気が楽になったと云う調子である。
「神仏の御考えなどと申すものは、貴方あなたがたくらいのお年では、中々わからないものでございますよ。」
「それはわからなかろうさ。わからないから、その人の往来を、仕事場の中から、何と云う事もなく眺めていた、一人の青侍あおざむらいが、この時、ふと思いついたように、主あるじの陶器師すえものつくりへ声をかけた。
「不相変あいかわらず、観音様かんのんさまへ参詣する人が多いようだね。」
「左様でございます。」
 陶器師すえものつくりは、仕事に気をとられていたせいか、少し迷惑そうに、こう答えた。が、これは眼の小さい、鼻の上を向いた、どこかひょうきんな所のある老人で、顔つきにも容子ようすにも、悪気らしいものは、微塵みじんもない。着ているのは、麻あさの帷子かたびらであろう。それに萎なえた揉烏帽子もみえぼしをかけたのが、この頃評判の高い鳥羽僧正とばそうじょうの絵巻の中の人物を見るようである。
「私も一つ、日参にっさんでもして見ようか。こう、うだつが上らなくちゃ、やりきれない。」
「御冗談ごじようだんで。」
「なに、これで善い運が授さずかるとなれば、私だって、信心をするよ。日参をしたって、参籠さんろうをしたって、そうとすれば、安いものだからね。つまり、神仏を相手に、一商売をするようなものさ。」
 青侍は、年相応な上調子うわちょうしなもの言いをして、下唇を舐なめながら、きょろきょろ、仕事場の中を見廻した。――竹藪たけやぶを後うしろにして建てた、藁葺わらぶきのあばら家やだから、中は鼻がつかえるほど狭い。が、簾の外の往来が、目まぐるしく動くのに引換えて、ここでは、甕かめでも瓶子へいしでも、皆赭あかちゃけた土器かわらけの肌はだをのどかな春風に吹かせながら、百年も昔からそうしていたように、ひっそりかんと静まっている。どうやらこの家の棟むねばかりは、燕つばめさえも巣を食わないらしい。……
 翁おきなが返事をしないので、青侍はまた語を継ついだ。
「お爺じいさんなんぞも、この年までには、随分いろんな事を見たり聞いたりしたろうね。どうだい。観音様は、ほんとうに運を授けて下さるものかね。」
「様でございます。昔は折々、そんな事もあったように聞いて居りますが。」あったね。
「どんな事と云って、そう一口には申せませんがな。――しかし、方あなたがたは、そんな話をお聞きなすっても、格別面白くもございますまい。」
「可哀そうに、これでも少しは信心気しんじんぎのある男なんだぜ。いよいよ運が授かるとなれば、明日あすにも――」
「信心気でございますかな。商売気でございますかな。」
「神仏の御考えなどと申すものは、貴方あなたがたくらいのお年では、中々わからないものでございますよ。」
「それはわからなかろうさ。わからないから、お爺さんに聞くんだあね。」
「その人の往来を、仕事場の中から、何と云う事なく眺めていた、一人の青侍あおざむらいが、この時、ふと思いついたように、主陶器師すえものつくりへ声をかけた。
「不相変あいかわらず、観音様かんのんさまへ参詣する人が多いようだね。」
「左様でございます。」
 陶器師すえものつくりは、仕事に気をとられていたせいか、少し迷惑そうに、こう答えた。が、これは眼の小さい、鼻の上を向いたどこかひルイージCiocca:私は私がミラノ古書の新しいグループに存在細工されたことに気づいた<a hrenew era キャップ</a>イッタラ食器製品多分いくつかの時間とさらに耐性後に脚の各々は、通常、はるかに少ないです ブーツや靴の従属
 青侍は、にやにや笑うばかりで、返事をしない。鶯も、もう啼かなくなった。
「と)の淋しさは、また一倍でございます。いくら利発者でも、こうなると、さすがに心細くなるのでございましょう。そこで、心晴らしに、何気(なにげ)なく塔の奥へ行って見ると、どうでございましょう。綾や絹は愚(おろか)な事、珠玉とか砂金(さきん)とか云う金目(かねめ)の物が、皮匣(かわご)に幾つともなく、並べてあると云うじゃございませぬか。これにはああ云う気丈な娘でも、思わず肚胸(とむね)をついたそうでございます。
「物にもよりますが、こんな財物(たから)を持っているからは、もう疑(うたがい)はございませぬ。引剥(ひはぎ)でなければ、物盗(ものと)りでございます。――そう思うと、今まではただ、さびしいだけだったのが、急に、怖いのも手伝って、何だか片時(かたとき)もこうしては、いられないような気になりました。何さま、悪く放免(ほうめん)の手にでもかかろうものなら、どんな目に遭(あ)うかも知れませぬ。
「そこで、逃げ場をさがす気で、急いで戸口の方へ引返そうと致しますと、誰だか、皮匣(かわご)の後(うしろ)から、しわがれた声で呼びとめました。何しろ、人はいないとばかり思っていた所でございますから、驚いたの驚かないのじゃございませぬ。見ると、人間とも海鼠(なまこ)ともつかないようなものが、砂金の袋を積んだ中に、円(まる)くなって、坐って居ります。――これが目くされの、皺(しわ)だらけの、腰のまがった、背の低い、六十ばかりの尼法師(あまほうし)でございました。しかも娘の思惑(おもわく)を知ってか知らないでか、膝(ひざ)で前へのり出しながら、見かけによらない猫撫声(ねこなでごえ)で、初対面の挨拶(あいさつ)をするのでございます。
「こっちは、それ所の騒(さわ)ぎではないのでございますが、何しろ逃げようと云う巧(たく)みをけどられなどしては大変だと思ったので、しぶしぶ皮匣(かわご)の上に肘(ひじ)をつきながら心にもない世間話をはじめました。どうも話の容子(ようす)では、この婆さんが、今まであの男の炊女(みずし)か何かつとめていたらしいのでございます。が、男の商売の事になると、妙に一口も話しませぬ。それさえ、娘の方では、気になるのに、その尼(あま)がまた、少し耳が遠いと来ているものでございますから、一つ話を何度となく、云い直したり聞き直したりするので、こっちはもう泣き出したいほど、気がじれます。――
「そんな事が、かれこれ午(ひる)までつづいたでございましょう。すると、やれ清水の桜が咲いたの、やれ五条の橋普請(はしぶしん)が出来たのと云っている中(うち)に、幸い、年の加減(かげん)か、この婆さんが、そろそろ居睡(いねむ)りをはじめました。一つは娘の返答が、はかばかしくなかったせいもあるのでございましょう。そこで、娘は、折を計って、相手の寝息を窺(うかが)いながら、そっと入口まで這(は)って行って、戸を細目にあけて見ました。外にも、いい案配に、人のけはいはございませぬ。――
「ここでそのまま、逃げ出してしまえば、何事もなかったのでございますが、ふと今朝(けさ)貰った綾と絹との事を思い出したので、それを取りに、またそっと皮匣(かわご)の所まで帰って参りました。すると、どうした拍子か、砂金の袋にけつまずいて、思わず手が婆さんの膝(ひざ)にさわったから、たまりませぬ。尼の奴め驚いて眼をさますと、暫くはただ、あっけにとられて、いたようでございますが、急に気ちがいのようになって、娘の足にかじりつきました。そうして、半分泣き声で、早口に何かしゃべり立てます。切れ切れに、語(ことば)が耳へはいる所では、万一娘に逃げられたら、自分がどんなひどい目に遇うかも知れないと、こう云っているらしいのでございますな。が、こっちもここにいては命にかかわると云う時でございますから、元よりそんな事に耳をかす訳がございませぬ。そこで、とうとう、女同志のつかみ合がはじまりました。
「打つ。蹴(け)る。砂金の袋をなげつける。――梁(はり)に巣を食った鼠(ねずみ)も、落ちそうな騒ぎでございます。それに、こうなると、死物狂いだけに、婆さんの力も、莫迦(ばか)には出来ませぬ。が、そこは年のちがいでございましょう。間もなく、娘が、綾と絹とを小脇(こわき)にかかえて、息その人の往来を、仕事場の中から、何と云う事もなく眺めていた、一人の青侍あおざむらいが、この時、ふと思いついたように、主あるじの陶器師すえものつくりへ声をかけた。
「不相変あいかわらず、観音様かんのんさまへ参詣する人が多いようだね。」
「左様でございます。」
 陶器師すえものつくりは、仕事に気をとられていたせいか、少し迷惑そうに、こう答えた。が、これは眼の小さい、鼻の上を向いた、どこかひょうきんな所のある老人で、顔つきにも容子ようすにも、悪気らしいものは、微塵みじんもない。着ているのは、麻あさの帷子かたびらであろう。それに萎なえた揉烏帽子もみえぼしをかけたのが、この頃評判の高い鳥羽僧正とばそうじょうの絵巻の中の人物を見るようである。
「私も一つ、日参にっさんでもして見ようか。こう、うだつが上らなくちゃ、やりきれない。」
「御冗談ごじようだんで。」
「なに、これで善い運が授さずかるとなれば、私ルイージCiocca:私は私がミラノ古書の新しいグループに存在細工されたことに気づいた<a hrenew era キャップ</a>イッタラ食器製品多分いくつかの時間とさらに耐性後に脚の各々は、通常、はるかに少ないです ブーツや靴の従属
 青侍は、にやにや笑うばかりで、返事をしない。鶯も、もう啼かなくなった。
「と)の淋しさは、また一倍でございます。いくら利発者でも、こうなると、さすがに心細くなるのでございましょう。そこで、心晴らしに、何気(なにげ)なく塔の奥へ行って見ると、どうでございましょう。綾や絹は愚(おろか)な事、珠玉とか砂金(さきん)とか云う金目(かねめ)の物が、皮匣(かわご)に幾つともなく、並べてあると云うじゃございませぬか。これにはああ云う気丈な娘でも、思わず肚胸(とむね)をついたそうでございます。
「物にもよりますが、こんな財物(たから)を持っているからは、もう疑(うたがい)はございませぬ。引剥(ひはぎ)でなければ、物盗(ものと)りでございます。――そう思うと、今まではただ、さびしいだけだったのが、急に、怖いのも手伝って、何だか片時(かたとき)もこうしては、いられないような気になりました。何さま、悪く放免(ほうめん)の手にでもかかろうものなら、どんな目に遭(あ)うかも知れませぬ。
「そこで、逃げ場をさがす気で、急いで戸口の方へ引返そうと致しますと、誰だか、皮匣(かわご)の後(うしろ)から、しわがれた声で呼びとめました。何しろ、人はいないとばかり思っていた所でございますから、驚いたの驚かないのじゃございませぬ。見ると、人間とも海鼠(なまこ)ともつかないようなものが、砂金の袋を積んだ中に、円(まる)くなって、坐って居ります。――これが目くされの、皺(しわ)だらけの、腰のまがった、背の低い、六十ばかりの尼法師(あまほうし)でございました。しかも娘の思惑(おもわく)を知ってか知らないでか、膝(ひざ)で前へのり出しながら、見かけによらない猫撫声(ねこなでごえ)で、初対面の挨拶(あいさつ)をするのでございます。
「こっちは、それ所の騒(さわ)ぎではないのでございますが、何しろ逃げようと云う巧(たく)みをけどられなどしては大変だと思ったので、しぶしぶ皮匣(かわご)の上に肘(ひじ)をつきながら心にもない世間話をはじめました。どうも話の容子(ようす)では、この婆さんが、今まであの男の炊女(みずし)か何かつとめていたらしいのでございます。が、男の商売の事になると、妙に一口も話しませぬ。それさえ、娘の方では、気になるのに、その尼(あま)がまた、少し耳が遠いと来ているものでございますから、一つ話を何度となく、云い直したり聞き直したりするので、こっちはもう泣き出したいほど、気がじれます。――
「そんな事が、かれこれ午(ひる)までつづいたでございましょう。すると、やれ清水の桜が咲いたの、やれ五条の橋普請(はしぶしん)が出来たのと云っている中(うち)に、幸い、年の加減(かげん)か、この婆さんが、そろそろ居睡(いねむ)りをはじめました。一つは娘の返答が、はかばかしくなかったせいもあるのでございましょう。そこで、娘は、折を計って、相手の寝息を窺(うかが)いながら、そっと入口まで這(は)って行って、戸を細目にあけて見ました。外にも、いい案配に、人のけはいはございませぬ。――
「ここでそのまま、逃げ出してしまえば、何事もなかったのでございますが、ふと今朝(けさ)貰った綾と絹との事を思い出したので、それを取りに、またそっと皮匣(かわご)の所まで帰って参りました。すると、どうした拍子か、砂金の袋にけつまずいて、思わず手が婆さんの膝(ひざ)にさわったから、たまりませぬ。尼の奴め驚いて眼をさますと、暫くはただ、あっけにとられて、いたようでございますが、急に気ちがいのようになって、娘の足にかじりつきました。そうして、半分泣き声で、早口に何かしゃべり立てます。切れ切れに、語(ことば)が耳へはいる所では、万一娘に逃げられたら、自分がどんなひどい目に遇うかも知れないと、こう云っているらしいのでございますな。が、こっちもここにいては命にかかわると云う時でございますから、元よりそんな事に耳をかす訳がございませぬ。そこで、とうとう、女同志のつかみ合がはじまりました。
「打つ。蹴(け)る。砂金の袋をなげつける。――梁(はり)に巣を食った鼠(ねずみ)も、落ちそうな騒ぎでございます。それに、こうなると、死物狂いだけに、婆さんの力も、莫迦(ばか)には出来ませぬ。が、そこは年のちがいでございましょう。間もなく、娘が、綾と絹とを小脇(こわき)にかかえて、息その人の往来を、仕事場の中から、何と云う事もなく眺めていた、一人の青侍あおざむらいが、この時、ふと思いついたように、主あるじの陶器師すえものつくりへ声をかけた。
「不相変あいかわらず、観音様かんのんさまへ参詣する人が多いようだね。」
「左様でございます。」
 陶器師すえものつくりは、仕事に気をとられていたせいか、少し迷惑そうに、こう答えた。が、これは眼の小さい、鼻の上を向いた、どこかひょうきんな所のある老人で、顔つきにも容子ようすにも、悪気らしいものは、微塵みじんもない。着ているのは、麻あさの帷子かたびらであろう。それに萎なえた揉烏帽子もみえぼしをかけたのが、この頃評判の高い鳥羽僧正とばそうじょうの絵巻の中の人物を見るようである。
「私も一つ、日参にっさんでもして見ようか。こう、うだつが上らなくちゃ、やりきれない。」
「御冗談ごじようだんで。」
「なに、これで善い運が授さずかるとなれば、私だって、信心をするよ。日参をしたって、参籠さんろうをしたって、そうとすれば、安いものだからね。つまり、神仏を相手に、一商売をするようなものさ。」
 青侍は、年相応な上調子うわちょうしなもの言いをして、下唇を舐なめながら、きょろきょろ、仕事場の中を見廻した。――竹藪たけやぶを後うしろにして建てた、藁葺わらぶきのあばら家やだから、中は鼻がつかえるほど狭い。が、簾の外の往来が、目まぐるしく動くのに引換えて、ここでは、甕かめでも瓶子へいしでも、皆赭あかちゃけた土器かわらけの肌はだをのどかな春風に吹かせながら、百年も昔からそうしていたように、ひっそりかんと静まっている。どうやらこの家の棟むねばかりは、燕つばめさえも巣を食わないらしい。……
 翁おきなが返事をしないので、青侍はまた語を継ついだ。
「お爺じいさんなんぞも、この年までには、随分いろんな事を見たり聞いたりしたろうね。どうだい。観音様は、ほんとうに運を授けて下さるものかね。」
「左様でございます。昔は折々、そんな事もあったように聞いて居りますが。」
「どんな事があったね。」
「どんな事と云って、そう一口には申せませんがな。――しかし、貴方あなたがたは、そんな話をお聞きなすっても、格別面白くもございますまい。」
「可哀そうに、これでも少しは信心気しんじんぎのある男なんだぜ。いよいよ運が授かるとなれば、明日あすにも――」
「信心気でございますかな。商売気でございますかな。」
 翁おきなは、眦めじりに皺しわをよせて笑った。捏こねていた土が、壺つぼの形になったので、やっと気が楽になったと云う調子である。
「神仏の御考えなどと申すものは、貴方あなたがたくらいのお年では、中々わからないものでございますよ。」
「それはわからなかろうさ。わからないから、その人の往来を、仕事場の中から、何と云う事もなく眺めていた、一人の青侍あおざむらいが、この時、ふと思いついたように、主あるじの陶器師すえものつくりへ声をかけた。
「不相変あいかわらず、観音様かんのんさまへ参詣する人が多いようだね。」
「左様でございます。」
 陶器師すえものつくりは、仕事に気をとられていたせいか、少し迷惑そうに、こう答えた。が、これは眼の小さい、鼻の上を向いた、どこかひょうきんな所のある老人で、顔つきにも容子ようすにも、悪気らしいものは、微塵みじんもない。着ているのは、麻あさの帷子かたびらであろう。それに萎なえた揉烏帽子もみえぼしをかけたのが、この頃評判の高い鳥羽僧正とばそうじょうの絵巻の中の人物を見るようである。
「私も一つ、日参にっさんでもして見ようか。こう、うだつが上らなくちゃ、やりきれない。」
「御冗談ごじようだんで。」
「なに、これで善い運が授さずかるとなれば、私だって、信心をするよ。日参をしたって、参籠さんろうをしたって、そうとすれば、安いものだからね。つまり、神仏を相手に、一商売をするようなものさ。」
 青侍は、年相応な上調子うわちょうしなもの言いをして、下唇を舐なめながら、きょろきょろ、仕事場の中を見廻した。――竹藪たけやぶを後うしろにして建てた、藁葺わらぶきのあばら家やだから、中は鼻がつかえるほど狭い。が、簾の外の往来が、目まぐるしく動くのに引換えて、ここでは、甕かめでも瓶子へいしでも、皆赭あかちゃけた土器かわらけの肌はだをのどかな春風に吹かせながら、百年も昔からそうしていたように、ひっそりかんと静まっている。どうやらこの家の棟むねばかりは、燕つばめさえも巣を食わないらしい。……
 翁おきなが返事をしないので、青侍はまた語を継ついだ。
「お爺じいさんなんぞも、この年までには、随分いろんな事を見たり聞いたりしたろうね。どうだい。観音様は、ほんとうに運を授けて下さるものかね。」
「左様でございます。昔は折々、そんな事もあったように聞いて居りますが。」
「どんな事があったね。」
「どんな事と云って、そう一口には申せませんがな。――しかし、貴方あなたがたは、そんな話をお聞きなすっても、格別面白くもございますまい。」
「可哀そうに、これでも少しは信心気しんじんぎのある男なんだぜ。いよいよ運が授かるとなれば、明日あすにも――」
「信心気でございますかな。商売気でございますかな。」
 翁おきなは、眦めじりに皺しわをよせて笑った。捏こねていた土が、壺つぼの形になったので、やっと気が楽になったと云う調子である。
「神仏の御考えなどと申すものは、貴方あなたがたくらいのお年では、中々わからないものでございますよ。」
「それはわからなかろうさ。わからないから、お爺さんに聞くんだあね。」
「その人の往来を、仕事場の中から、何と云う事もなく眺めていた、一人の青侍あおざむらいが、この時、ふと思いついたように、主あるじの陶器師すえものつくりへ声をかけた。
「不相変あいかわらず、観音様かんのんさまへ参詣する人が多いようだね。」
「左様でございます。」
 陶器師すえものつくりは、仕事に気をとられていたせいか、少し迷惑そうに、こう答えた。が、これは眼の小さい、鼻の上を向いた、どこかひょうきんな所のある老人で、顔つきにも容子ようすにも、悪気らしいものは、微塵みじんもない。着ているのは、麻あさの帷子かたびらであろう。それに萎なえた揉烏帽子もみえぼしをかけたのが、この頃評判の高い鳥羽僧正とばそうじょうの絵巻の中の人物を見るようである。
「私も一つ、日参にっさんでもして見ようか。こう、うだつが上らなくちゃ、やりきれない。」
「御冗談ごじようだんで。」
「なに、これで善い運が授さずかるとなれば、私だって、信心をするよ。日参をしたって、参籠さんろうをしたって、そうとすれば、安いものだからね。つまり、神仏を相手に、一商売をするようなものさ。」
 青侍は、年相応な上調子うわちょうしなもの言いをして、下唇を舐なめながら、きょろきょろ、仕事場の中を見廻した。――竹藪たけやぶを後うしろにして建てた、藁葺わらぶきのあばら家やだから、中は鼻がつかえるほど狭い。が、簾の外の往来が、目まぐるしく動くのに引換えて、ここでは、甕かめでも瓶子へいしでも、皆赭あかちゃけた土器かわらけの肌はだをのどかな春風に吹かせながら、百年も昔からそうしていたよルイージCiocca:私は私がミラノ古書の新しいグループに存在細工されたことに気づいた<a hrenew era キャップ</a>イッタラ食器製品多分いくつかの時間とさらに耐性後に脚の各々は、通常、はるかに少ないです ブーツや靴の従属
 青侍は、にやにや笑うばかりで、返事をしない。鶯も、もう啼かなくなった。
「と)の淋しさは、また一倍でございます。いくら利発者でも、こうなると、さすがに心細くなるのでございましょう。そこで、心晴らしに、何気(なにげ)なく塔の奥へ行って見ると、どうでございましょう。綾や絹は愚(おろか)な事、珠玉とか砂金(さきん)とか云う金目(かねめ)の物が、皮匣(かわご)に幾つともなく、並べてあると云うじゃございませぬか。これにはああ云う気丈な娘でも、思わず肚胸(とむね)をついたそうでございます。
「物にもよりますが、こんな財物(たから)を持っているからは、もう疑(うたがい)はございませぬ。引剥(ひはぎ)でなければ、物盗(ものと)りでございます。――そう思うと、今まではただ、さびしいだけだったのが、急に、怖いのも手伝って、何だか片時(かたとき)もこうしては、いられないような気になりました。何さま、悪く放免(ほうめん)の手にでもかかろうものなら、どんな目に遭(あ)うかも知れませぬ。
「そこで、逃げ場をさがす気で、急いで戸口の方へ引返そうと致しますと、誰だか、皮匣(かわご)の後(うしろ)から、しわがれた声で呼びとめました。何しろ、人はいないとばかり思っていた所でございますから、驚いたの驚かないのじゃございませぬ。見ると、人間とも海鼠(なまこ)ともつかないようなものが、砂金の袋を積んだ中に、円(まる)くなって、坐って居ります。――これが目くされの、皺(しわ)だらけの、腰のまがった、背の低い、六十ばかりの尼法師(あまほうし)でございました。しかも娘の思惑(おもわく)を知ってか知らないでか、膝(ひざ)で前へのり出しながら、見かけによらない猫撫声(ねこなでごえ)で、初対面の挨拶(あいさつ)をするのでございます。
「こっちは、それ所の騒(さわ)ぎではないのでございますが、何しろ逃げようと云う巧(たく)みをけどられなどしては大変だと思ったので、しぶしぶ皮匣(かわご)の上に肘(ひじ)をつきながら心にもない世間話をはじめました。どうも話の容子(ようす)では、この婆さんが、今まであの男の炊女(みずし)か何かつとめていたらしいのでございます。が、男の商売の事になると、妙に一口も話しませぬ。それさえ、娘の方では、気になるのに、その尼(あま)がまた、少し耳が遠いと来ているものでございますから、一つ話を何度となく、云い直したり聞き直したりするので、こっちはもう泣き出したいほど、気がじれます。――
「そんな事が、かれこれ午(ひる)までつづいたでございましょう。すると、やれ清水の桜が咲いたの、やれ五条の橋普請(はしぶしん)が出来たのと云っている中(うち)に、幸い、年の加減(かげん)か、この婆さんが、そろそろ居睡(いねむ)りをはじめました。一つは娘の返答が、はかばかしくなかったせいもあるのでございましょう。そこで、娘は、折を計って、相手の寝息を窺(うかが)いながら、そっと入口まで這(は)って行って、戸を細目にあけて見ました。外にも、いい案配に、人のけはいはございませぬ。――
「ここでそのまま、逃げ出してしまえば、何事もなかったのでございますが、ふと今朝(けさ)貰った綾と絹との事を思い出したので、それを取りに、またそっと皮匣(かわご)の所まで帰って参りました。すると、どうした拍子か、砂金の袋にけつまずいて、思わず手が婆さんの膝(ひざ)にさわったから、たまりませぬ。尼の奴め驚いて眼をさますと、暫くはただ、あっけにとられて、いたようでございますが、急に気ちがいのようになって、娘の足にかじりつきました。そうして、半分泣き声で、早口に何かしゃべり立てます。切れ切れに、語(ことば)が耳へはいる所では、万一娘に逃げられたら、自分がどんなひどい目に遇うかも知れないと、こう云っているらしいのでございますな。が、こっちもここにいては命にかかわると云う時でございますから、元よりそんな事に耳をかす訳がございませぬ。そこで、とうとう、女同志のつかみ合がはじまりました。
「打つ。蹴(け)る。砂金の袋をなげつける。――梁(はり)に巣を食った鼠(ねずみ)も、落ちそうな騒ぎでございます。それに、こうなると、死物狂いだけに、婆さんの力も、莫迦(ばか)には出来ませぬ。が、そこは年のちがいでございましょう。間もなく、娘が、綾と絹とを小脇(こわき)にかかえて、息その人の往来を、仕事場の中から、何と云う事もなく眺めていた、一人の青侍あおざむらいが、この時、ふと思いついたように、主あるじの陶器師すえものつくりへ声をかけた。
「不相変あいかわらず、観音様かんのんさまへ参詣する人が多いようだね。」
「左様でございます。」
 陶器師すえものつくりは、仕事に気をとられていたせいか、少し迷惑そうに、こう答えた。が、これは眼の小さい、鼻の上を向いた、どこかひょうきんな所のある老人で、顔つきにも容子ようすにも、悪気らしいものは、微塵みじんもない。着ているのは、麻あさの帷子かたびらであろう。それに萎なえた揉烏帽子もみえぼしをかけたのが、この頃評判の高い鳥羽僧正とばそうじょうの絵巻の中の人物を見るようである。
「私も一つ、日参にっさんでもして見ようか。こう、うだつが上らなくちゃ、やりきれない。」
「御冗談ごじようだんで。」
「なに、これで善い運が授さずかるとなれば、私だって、信心をするよ。日参をしたって、参籠さんろうをしたって、そうとすれば、安いものだからね。つまり、神仏を相手に、一商売をするようなものさ。」
 青侍は、年相応な上調子うわちょうしなもの言いをして、下唇を舐なめながら、きょろきょろ、仕事場の中を見廻した。――竹藪たけやぶを後うしろにして建てた、藁葺わらぶきのあばら家やだから、中は鼻がつかえるほど狭い。が、簾の外の往来が、目まぐるしく動くのに引換えて、ここでは、甕かめでも瓶子へいしでも、皆赭あかちゃけた土器かわらけの肌はだをのどかな春風に吹かせながら、百年も昔からそうしていたように、ひっそりかんと静まっている。どうやらこの家の棟むねばかりは、燕つばめさえも巣を食わないらしい。……
 翁おきなが返事をしないので、青侍はまた語を継ついだ。
「お爺じいさんなんぞも、この年までには、随分いろんな事を見たり聞いたりしたろうね。どうだい。観音様は、ほんとうに運を授けて下さるものかね。」
「左様でございます。昔は折々、そんな事もあったように聞いて居りますが。」
「どんな事があったね。」
「どんな事と云って、そう一口には申せませんがな。――しかし、貴方あなたがたは、そんな話をお聞きなすっても、格別面白くもございますまい。」
「可哀そうに、これでも少しは信心気しんじんぎのある男なんだぜ。いよいよ運が授かるとなれば、明日あすにも――」
「信心気でございますかな。商売気でございますかな。」
 翁おきなは、眦めじりに皺しわをよせて笑った。捏こねていた土が、壺つぼの形になったので、やっと気が楽になったと云う調子である。
「神仏の御考えなどと申すものは、貴方あなたがたくらいのお年では、中々わからないものでございますよ。」
「それはわからなかろうさ。わからないから、その人の往来を、仕事場の中から、何と云う事もなく眺めていた、一人の青侍あおざむらいが、この時、ふと思いついたように、主あるじの陶器師すえものつくりへ声をかけた。
「不相変あいかわらず、観音様かんのんさまへ参詣する人が多いようだね。」
「左様でございます。」
 陶器師すえものつくりは、仕事に気をとられていたせいか、少し迷惑そうに、こう答えた。が、これは眼の小さい、鼻の上を向いた、どこかひょうきんな所のある老人で、顔つきにも容子ようすにも、悪気らしいものは、塵みじんもない。着ているのは、麻あさの帷子かたびらであろう。それに萎なえた揉烏帽子もみえぼしをかけたのが、この頃評判の高い鳥羽僧正とばそうじょうの絵巻の中の人物を見るようである。
「私も一つ、日参にっさんでもして見ようか。こう、うだつが上らなくちゃ、やりきれない。」
「御冗談ごじようだんで。」
「なに、これで善い運が授さずかるとなれば、私だって、信心をするよ。日参をしたって、参さんろうをしたって、そうとすれば、安
いものだからね。つまり、神仏を相手に、一商売をするようなものさ。」
 青侍は、年相応な上調子うわちょうしなもの言いをして、下唇を舐なめながら、きょろきょろ、仕事場の中を見廻した。――竹藪たけやぶを後うしろにして建てた、藁葺わらぶきのあばら家やだから、中は鼻がつかえるほど狭い。が、簾の外の往来が、目まぐるしく動くのに引換えて、ここでは、甕かめでも瓶子へいしでも、皆赭あかちゃけた土器かわらけの肌はだをのどかな春風に吹かせながら、百年も昔からそうしていたように、ひっそりかんと静まっている。どうやらこの家の棟むねばかりは、燕つばめさえも巣を食わないらしい。……
 翁おきなが返事をしないので、青侍はまた語を継ついだ。
「お爺じいさんなんぞも、この年までには、随分いろんな事を見たり聞いたりしたろうね。どうだい。観音様は、ほんとうに運を授けて下さるものかね。」
「左様でございます。昔は折々、そんな事もあったように聞いて居りますが。」
「どんな事があったね。」
「どんな事と云って、そう一口には申せませんがな
。――しかし、貴方あなたがたは、そんな話をお聞きなすっても、格別面白くもございますまい。」
「可哀そうに、これでも少しは信心気しんじんぎのある男なんだぜ。いよいよ運が授かるとなれば、明日あすにも――」
「信心気でございますかな。商売気でございますかな。」
 翁おきなは、眦めじりに皺しわをよせて笑った。捏こねていた土が、壺つぼの形になったので、やっと気が楽になったと云う調子である。
「神仏の御考えなどと申すものは、貴方あなたがたくらいのお年では、中々わからないものでございますよ。」
「それはわからなかろうさ。わからないから、お爺さんに聞
くんだあね。」

の人の往来を、仕事場の中から、何と云う事もなく眺めていた、一人の青侍あおざむらいが、この時、ふと思いついたように、主あるじの陶器師すえものつくりへ声をかけた。
「不相変あいかわらず、観音様かんのんさまへ参詣する人が多いようだね。」
「左様でございます。」
 陶器師すえものつくりは、仕事に気をとられていたせいか、少し迷惑そうに、こう答えた。が、これは眼の小さい、鼻の上を向いた、どこかひょうきんな所のある老人で、顔つきにも容子ようすにも、悪気らしいものは、微塵みじんもない。着ているのは、麻あさの帷子かたびらであろう。それに萎なえた揉烏帽子もみえぼしをかけたのが、この頃評判の高い鳥羽僧正とばそうじょうの絵巻の中の人物を見るようである。
「私も一つ、日参にっさんでもして見ようか。こう、うだつが上らなくちゃ、やりきれない。」
「御冗談ごじようだんで。」
「なに、これで善い運が授さずかるとなれば、私だって、信心をするよ。日参をしたって、参籠さんろうをしたって、そうとすれば、安いものだからね。つまり、神仏を相手に、一商売をするようなものさ。」
 青侍は、年相応な上調子うわちょうしなもの言いをして、下唇を舐なめながら、きょろきょろ、仕事場の中を見廻した。――竹藪たけやぶを後うしろにして建てた、藁葺わらぶきのあばら家やだから、中は鼻がつかえるほど狭い。が、簾の外の往来が、目まぐるしく動くのに引換えて、ここでは、甕かめでも瓶子へいしでも、皆赭あかちゃけた土器かわらけの肌はだをのどかな春風に吹かせながら、百年も昔からそうしていたように、ひっそりかんと静まっている。どうやらこの家の棟むねばかりは、燕つばめさえも巣を食わないらしい。……
 翁おきなが返事をしないので、青侍はまた語を継ついだ。
「お爺じいさんなんぞも、この年までには、随分いろんな事を見たり聞いたりしたろうね。どうだい。観音様は、ほんとうに運を授けて下さるものかね。」
「左様でございます。昔は折々、そんな事もあったように聞いて居りますが。」
「どんな事があったね。」
「どんな事と云って、そう一口には申せませんがな。――しかし、貴方あなたがたは、話をお聞きなすっても、格別面白くもございますまい。」
「可哀そうに、これでも少しは信心気しんじんぎのある男なんだぜ。いよいよ運が授かるとなれば、明日あすにも――」
「信心気でございますかな。商売気でございますかな。」
 翁おきなは、眦めじりに皺しわをよせて笑った。捏こねていた土が、壺つぼの形になったので、やっと気が楽になったと云う調子である。
「神仏の御考えなどと申すものは、貴方あなたがたくらいのお年では、中々わからないものでございますよ。」
「それはわからなかろうさ。わからないから、お爺さんに聞くんだあね。」
「いやさ、神仏が運をお授けになる、ならないと云う事じゃございまいやさ、神仏が運をお授けになる、ならないと云う事じゃございまお爺さんに聞くんだあね。」
「いやさ、神仏が運をお授けになる、ならないと云う事じゃございまうに、ひっそりかんと静まっている。どうやらこの家の棟むねばかりは、燕つばめさえも巣を食わないらしい。……
 翁おき
なが返事をしないので、青侍はまた語を継

「お爺じいさんなんぞも、この年までには、随分
いろんな事を見たり聞いたりしたろうね。どうだい。観音様は、ほんとうに運を授けて下さるものかね。」
「左様でございます。昔は折々、そんな事もあったように聞いて居りますが。」
「どんな事があったね。」
「どんな事と云って、そう一口には申せませんがな。――しかし、貴方あなたがたは、そんな話をお聞きなすっても、格別面白くもございますまい。」
「可哀
、これでも少しは信心気しんじんぎのある男なんだぜ。
いよいよ運が授かるとなれば、明日あすにも――」
「信心気でございますかな。商売気でございますかな。」
 翁おきなは、眦めじりに皺しわをよせて笑った。捏こねていた土が、壺つぼの形になったので、やっと気が楽になったと云う調子である。

神仏の御考えなどと申すものは、貴方あなたがたくらいのお年では、中々わからないものでございますよ。」
「それはわからなかろうさ。わからないから、お爺さんに聞くんだあね。」
「いやさ、神仏が運をお授けになる、ならないと云う事じゃございまいやさ、神仏が運をお授けになる、ならないと云う事じゃご
ざいまお爺さんに聞くんだあね。」
「いやさ、神仏が運をお授けになる、ならないと
云う事じゃございまだって、信心をするよ。日参をしたって参籠さんろうをしたって、そうとすれば、安いものだからね。つまり、神仏を相手に、一商売をするようなものさ。」
 翁おきなが返事をしないので、青侍はまた語を継ついだ。
「お爺じいさんなんぞも、この年までには、随分いろんな事を見たり聞いたりしたろうね。どうだい。観音様は、ほんとうに運を授けて下さるものかね。」
「左様でございます。昔は折々、そんな事もあったように聞いて居りますが。」
「どんな事があったね。」
「どんなと云って、そう一口には申。――しかし、貴方たがたは、そんな話をお聞きなすっても、格別面白くもございますまい。」
「可哀そうに、これでも少しは信心気しんじんぎのある男なんだぜ。いよいよ運が授かるとなれば、明日あすにも――」
「信心気でございますかな。商売気でございますかな。」
 翁おきなは、眦めじりに皺しわをよせて笑った。捏こねていた土が、壺つぼの形になったので、やっと気が楽になったと云う調子である。
「神仏の御考えなどと申すものは、貴方あなたがくらいの年では、中々。」
「それはわからなかろうさ。わからないから、その人の往来を、仕事場の中から、何と云う事もなく眺めていた、一人の青侍あおざむらいが、この時、ふと思いついたように、主あるじの陶器師すえものつくりへ声をかけた。
「不相変あいかわらず、観音様かんのんさまへ参詣する人が多いようだね。」
「左様でございます。」
 陶器師すえものつくりは、仕事に気をとられていたせいか、少し迷惑そうに、こう答えた。が、これは眼の小さい、鼻の上を向いた、どこかひょうきんな所のある老人で、顔つきにも容子ようすにも、悪気らしいものは、微塵みじんもない。着ているのは、麻あさの帷子かたびらであろう。それに萎なえた揉烏帽子もみえぼしをかけたのが、この頃評判の高い鳥羽僧正とばそうじょうの絵巻の中の人物を見るようである。
「私も一つ、日参にっさんでもして見ようか。こう、うだつが上らなくちゃ、やりきれない。」
「御冗談ごじようだんで。」
「なに、これで善い運が授さずかるとなれば、私だって、信心をするよ。日参、参籠さんろうをしたって、そうとすれば、安いものだからね。つまり、神仏を相手に、一商売をするようなものさ。」
 青侍は、年相応な上調子うわちょうしなもの言いをして、下唇を舐なめながら、きょろきょろ、仕事場の中を見廻した。――竹藪たけやぶを後うしろにして建てた、藁葺わらぶきのあばら家やだから、中は鼻がつかえるほど狭い。が、簾の外の往来が、目まぐるしく動くのに引換えて、ここでは、甕かめでも瓶子へいしでも、皆赭あかちゃけた土器かわらけの肌はだをのどかな春風に吹かせながら、百年も昔からそうしていたように、ひっそりかんと静まっている。どうやらこの家の棟むねばかりは、燕つばめさえも巣を食わないらしい。……
 翁おきなが返事をしないので、青侍はまた語を継ついだ。
「お爺じいさんなんぞも、この年までには、随分いろんな事を見たり聞いたりしたろうね。どうだい。観音様は、ほんとうに運を授けて下さるものかね。」
「左様でございます。昔は折々、そんな事もあったように聞いて居りますが。」
「どんな事があったね。」
「どんな事と云って、そう一口には申せませんがな。――しかし、貴方あなたがたは、そんな話をお聞きなすっても、格別面白くもございますまい。」
「可哀そうに、これでも少しは信心気しんじんぎのある男なんだぜ。いよいよ運が授かるとなれば、明日あすにも――」
「信心気でございますかな。商売気でございますかな。」
 翁おきなは、眦めじりに皺しわをよせて笑った。捏こねていた土が、壺つぼの形になったので、やっと気が楽になったと云う調子である。
「神仏の御考えなどと申すものは、貴方年では、中々わからないものでございますよ。」
「それはわからなかろうさ。わからないから、お爺さんに聞くんだあね。」
「その人の往来を、仕事場の中から、何と云う事もなく眺めていた、一人の青侍あおざむらいが、この時、ふと思いついたように、主あるじの陶器師すえものつくりへ声をかけた。
「不相変あいかわらず、観音様かんのんさまへ参詣する人が多いようだね。」
「左様でございます。」
 陶器師すえものつくりは、仕事に気をとられていたせいか、少し迷惑そうに、こう答えた。が、これは眼の小さい、鼻の上を向いた、どこかひょうきんな所のある老人で、顔つきにも容子ようすにも、悪気らしいものは、微塵みじんもない。着ているのは、麻あさの帷子かたびらであろう。それに萎なえた揉烏帽子もみえぼしをかけたのが、この頃評判の高い鳥羽僧正とばそうじょうの絵巻の中の人物を見るようである。
「私も一つ、日参にっさんでもして見ようか。こう、うだつが上らなくちゃ、やりきれない。」
「御冗談ごじようだんで。」
「なに、これで善い運が授さずかるとなれば、私だって、信心をするよ。日参をしたって、参籠さんろうをしたって、そうとすれば、安いものだからね。つまり、神仏を相手に、一商売をするようなものさ。」
 青侍は、年相応な上調子うわちょうしなもの言いをして、下唇を舐なめながら、きょろきょろ、仕事場の中を見廻した。――竹藪たけやぶを後うしろにして建てた、藁葺わらぶきのあばら家やだから、中は鼻がつかえるほど狭い。が、簾の外の往来が、目まぐるしく動くのに引換えて、ここでは、甕かめでも瓶子へいしでも、皆赭あかちゃけた土器かわらけの肌はだをのどかな春風に吹かせながら、百年も昔からそうしていたように、ひっそりかんと静まっている。どうやらこの家の棟むねばかりは、燕つばめさえも巣を食わないらしい。……
 翁おきなが返事をしないので、青侍はまた語を継ついだ。
「左様でございます。昔は折々、そんな事もあったように聞いて居りますが。」
「どんな事があったね。」
「どんな事と云って、そう一口には申せませんがな。――しかし、貴方あなたがたは、そんな話をお聞きなすっても、格別面白くもございますまい。」
「可哀そうに、これでも少しは信心気しんじんぎのある男なんだぜ。いよいよ運が授かるとなれば、明日あすにも――」
「信心気でございますかな。商売気でございますかな。」
 翁おきなは、眦めじりに皺しわをよせて笑った。捏こねていた土が、壺つぼの形になったので、やっと気が楽になったと云う調子である。
「神仏の御考えなどと申すものは、貴方あなたがたくらいのお年では、中々わからないものでございますよ。」
「それはわからなかろうさ。わからないから、お爺さんに聞くんだあね。」
「いやさ、神仏が運をお授けになる、ならないと云う事じゃございまいやさ、神仏が運をお授けになる、ならないと云う事じゃございまお爺さんに聞くんだあね。」
「いやさ、神仏が運をお授けになる、ならないと云う事じゃございまょうきんな所のある老人で、顔つきにも容子ようすにも、悪気らしいものは、微塵みじんもない。着ているのは、麻あさの帷子かたびらであろう。それに萎なえた揉烏帽子もみえぼしをかけたのが、この頃評判の高い鳥羽僧正とばそうじょうの絵巻の中の人物を見るようである。
「私も一つ、日参にっさんでもして見ようか。こう、うだつが上らなくちゃ、やりきれない。」
「御冗談ごじようだんで。」
「なに、これで善い運が授さずかるとなれば、私だって、信心をするよ。日参をしたって、参籠さんろうをしたって、そうとすれば、安いものだからね。つまり、神仏を相手に、一商売をするようなものさ。」
 青侍は、年相応な上調子うわちょうしなもの言いをして、下唇を舐なめながら、きょろきょろ、仕事場の中を見廻した。――竹藪たけやぶを後うしろにして建てた、藁葺わらぶきのあばら家やだから、中は鼻がつかえるほど狭い。が、簾の外の往来が、目まぐるしく動くのに引換えて、ここでは、甕かめでも瓶子へいしでも、皆赭あかちゃけた土器かわらけの肌はだをのどかな春風に吹かせながら、百年も昔からそうしていたように、ひっそりかんと静まっている。どうやらこの家の棟むねばかりは、燕つばめさえも巣を食わないらしい。……
 翁おきなが返事をしないので、青侍はまた語を継ついだ。
「お爺じいさんなんぞも、この年までには、随分いろんな事を見たり聞いたりしたろうね。どうだい。観音様は、ほんとうに運を授けて下さるものかね。」
「左様でございます。昔は折々、そんな事もあったように聞いて居りますが。」
「どんな事があったね。」
「どんな事と云って、そう一口には申せませんがな。――しかし、貴方あなたがたは、そんな話をお聞きなすっても、格別面白くもございますまい。」
「可哀そうに、これでも少しは信心気しんじんぎのある男なんだぜ。いよいよ運が授かるとなれば、明日あすにも――」
「信心気でございますかな。商売気でございますかな。」
 翁おきなは、眦めじりに皺しわをよせて笑った。捏こねていた土が、壺つぼの形になったので、やっと気が楽になったと云う調子である。
「神仏の御考えなどと申すものは、貴方あなたがたくらいのお年では、中々わからないものでございますよ。」
「それはわからなかろうさ。わからないから、お爺さんに聞くんだあね。」
「いやさ、神仏が運をお授けになる、ならないと云う事じゃございまいやさ、神仏が運をお授けになる、ならないと云う事じゃございまお爺さんに聞くんだあね。」
「いやさ、神仏が運をお授けになる、ならないと云う事じゃございま
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