三陸鉄道、国費100億投入して全線復旧 霞が関から漏れる「鉄道はムダ、BRTで十分だった」の声東日本大震災で大きな被害を受けた三陸鉄道が2014年4月6日、約3年ぶりに全面復旧した。
復旧には「復興加速に向けた原動力」として期待がよせ寄せられるものの、三陸鉄道は20年連続で赤字を計上しており、「動かせば動かすほど赤字が出る」状況だ。
復旧費用の大半は国費でまかなわれており、霞が関の中からは「鉄道で復旧するのは無駄。
BRT(バス高速輸送システム)で十分だった」「『マル政』(筋悪の政治家案件)なので仕方ない」といった声すら漏れ聞こえてくる。
太平洋沿岸には、他にも不通になったままの鉄道が残されている。地元自治体は鉄道での復旧を望む一方で、JR側はBRTに前向きだ。
今後、復旧の方法について「攻防」が激しくなりそうだ。
(略)
三陸鉄道の復旧にかかった約92億円は、ほぼ全額国費でまかなわれた。
鉄道会社に税金の直接投入は難しいことから、三陸鉄道が所有する施設や土地の所有権を一度自治体に移し、政府が自治体を支援するという異例の枠組みも設けられた末の全線復旧だった。
こういったこともあって、国交省や財務省では「BRTで十分だった」といった声もあったようだ。
BRTとは、線路があった場所にバス専用道を作ってバスを走らせる仕組み。「閉塞」と呼ばれる鉄道独特の信号システムを整備する必要がない上、走らせる車両が気動車ではなくバスで済む分、割安だとされる。
全文はソースで
http://www.j-cast.com/2014/04/07201456.html?p=all