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日本文学史上最高傑作って何だと思う? 理系は摩擦のない世界で遊んでろ


摩擦はNG!2分で小顔に導く「顔エクサ&マッサージ」3つ
http://www.excite.co.jp/News/woman_clm/20171024/Lar_088476.html

やっぱ源氏物語なんか?


 
3 :
2017/10/30(月) 22:22:38.63
どっかの人間が作った妄想言葉遊びに振り回される文系哀れすぎる

8 :
2017/10/30(月) 22:25:28.30
文系選ぶやつなんて勉強したくない奴がほとんどだろ

10 :
2017/10/30(月) 22:26:14.64
文学部じゃなかったら人間失格とかああいう有名所しか知らんだろ

27 :
2017/10/30(月) 22:30:50.96
定番だが

埴谷雄高「死霊」


275 :
2017/10/30(月) 23:31:57.31
>>27
途中で終わってるやん


29 :
2017/10/30(月) 22:30:57.76
文学って言うのが良く分からん

34 :
2017/10/30(月) 22:32:29.45
この世は摩擦だらけなんだが😾

36 :
2017/10/30(月) 22:32:53.80
数式で会話できないやつって可哀想
英語以上の国際語があることも知らずに加水分解していくんだろうな


43 :
2017/10/30(月) 22:34:36.05
>>36
数式でしか会話出来ない奴ってまたに見るけどガイジみたいで痛々しいよな


37 :
2017/10/30(月) 22:33:33.81
江戸川乱歩
孤島の鬼


42 :
2017/10/30(月) 22:34:30.25
源氏物語だろjk

あれは日本の大半の小説の原点にしか見えない


46 :
2017/10/30(月) 22:35:30.49
中二病のドグラマグラが出てくるのも時間の問題

50 :
2017/10/30(月) 22:36:24.77
イリヤの空UFOの夏と言いたいところだけどラストで榎本が浅羽に自らを殺させてやろうとするところが駄目
だからな、罪滅ぼしのためとはいえ中学生にそんな業背負わせるなよって
だから三島の豊穣の海かな


55 :
2017/10/30(月) 22:37:36.61
大祓詞(おおはらえのことば)

神道はクソだが祝詞だけは認める


57 :
2017/10/30(月) 22:38:25.86
あと紫式部日記もすごいよね
日本における批評家ってこの人がスタートじゃないの?
日記の形式をとっているとはいえ、公開されることを前提に先人や後輩論じてるし


62 :
2017/10/30(月) 22:39:16.43
そもそも文学ってなんなの?
薄氷をうすらいと読むのが美しい…的な?
無理やり価値をつけて学問ぶろうとしてるよねw


64 :
2017/10/30(月) 22:39:31.72
人間失格かな
梅雨の時期に読むのがオススメ


66 :
2017/10/30(月) 22:40:08.11
じゃあ私小説の最高傑作は?

76 :
2017/10/30(月) 22:43:18.19
日本文学は分からん。
世界文学なら罪と罰一択なんだがな。


81 :
2017/10/30(月) 22:44:07.67
>>76
あれの面白さが解らんのだが


84 :
2017/10/30(月) 22:44:49.91
遠藤周作/海と毒薬
伊藤整/変容


86 :
2017/10/30(月) 22:45:08.68
蔓延元年のフットボール
箱男
銀河鉄道の夜
地獄変


89 :
2017/10/30(月) 22:45:37.28
安部公房もいたな
砂の女が一番だわ


92 :
2017/10/30(月) 22:46:11.92
古典と近代は分けて考えるべき
古典は三大和歌集のどれかか源氏で決定
近代は漱石の何かでいいよ


99 :
2017/10/30(月) 22:47:45.53
大江は戦後ならトップだな
三島とかも凄いけど文学史的にはそこまで
三島のクーデターが成功してたらまた別だったかもしれんが


105 :
2017/10/30(月) 22:48:45.97
鴨長明
本当は俗物でクズ 自分に都合の悪いことはなかったことにする
絵に描いたようなケンモメン


127 :
2017/10/30(月) 22:53:32.82
村上春樹の世界の終りとハードボイルドワンダーランドは現代文学の中じゃかなり上
神話のなかで現代を描ききってる
世界の終り以降は凡だけどな


153 :
2017/10/30(月) 23:00:50.95
>>127
あれのラストはどうも納得がいかない
最後まで足掻いてどうにかしようとしろよ
公園でビールなんか飲んでんじゃねーよ!


132 :
2017/10/30(月) 22:55:55.77
冗談抜きで手塚以外無い

139 :
2017/10/30(月) 22:58:21.05
文学ってなんなんだ?
ストーリーが面白いことか?文章がうまいことか?
まず大まかにこの2つだけでも決めてほしい


163 :
2017/10/30(月) 23:02:32.81
>>139
どれだけ脳を揺らせるか


155 :
2017/10/30(月) 23:01:12.04
最古というのを差っ引いても竹取物語は至高のひとつと言える
今から1000年以上前に、月の都から来た美女をセレブが奪い合う(しかも皆難題をクリアできず心を折られる)ファンタジー小説が書かれたなんて正直信じられん
みなたぶんうろ覚えだろうからwikiであらすじ読んでみ
風刺や伏線、言葉遊びなどを織り交ぜた高い完成度だぞ


158 :
2017/10/30(月) 23:01:56.23
万葉集だろ
柿本人麻呂、山上憶良、大伴家持、防人歌あたりは素直に感動できる秀歌が多い


181 :
2017/10/30(月) 23:07:48.67
>>158
万葉集はホント、庶民の歌まで拾ってたって点だけでもすごいと思うわ
雑歌なんて当時の流行曲みたいなのだろうけど、取り上げた大伴家持のセンスはすごい


161 :
2017/10/30(月) 23:02:22.69
阿Q正伝だな
死ぬときですらも自分に言い訳しながら死んでいく姿に古今限らず人間の愚かさを感じる


169 :
2017/10/30(月) 23:04:16.55
安部公房は高学歴専用な感じがして鼻に付くわ
いかにも構造主義とかポストモダンとか言ってる奴らが好んでそう


174 :
2017/10/30(月) 23:06:05.06
>>169
いかにも低学歴だな
安部公房は実存主義の代表的作家だぞ


189 :
2017/10/30(月) 23:09:30.46
草枕の文体最強説

190 :
2017/10/30(月) 23:09:32.93
日本人は庶民でさえ日記をつける
しかも読んでて面白い
昔の日本の支配者は詩人でなければなかった


192 :
2017/10/30(月) 23:10:02.05
>>190
安倍の答弁とかあれ文学やろ


196 :
2017/10/30(月) 23:10:14.81
万葉集が庶民の歌ってのは数が少ないし一概に言えない
そもそも和歌自体が極めて権力と結びついた文学形式だから
庶民がその文学形式を用いてしまうということ自体悲劇的なんだよな


205 :
2017/10/30(月) 23:14:12.46
万葉集なんて誰も読んでない

207 :
2017/10/30(月) 23:14:27.08
源氏物語とか竹取物語挙げてる奴って翻訳されたやつを読んでるの?
読んでみたいけど古文とか無理


208 :
2017/10/30(月) 23:14:56.46
つーか日本って詩のレベルめちゃくちゃ低いと思うんだが
押韻文化が無いとは言わねえけどほぼ皆無で七だの五だのの語感オンリーって
リズム面があまりにも貧弱すぎるだろ


278 :
2017/10/30(月) 23:32:57.31
>>208
たしかに単調すぎると思うことはよくあるな
韻律が非常に豊かで長詩もすらすら書けるギリシャ・ラテン文学はホントうらやましい


298 :
2017/10/30(月) 23:38:55.45
>>208
漢詩という世界最大級の詩文化からエッセンスを吸収しておいてなんでこうなった


210 :
2017/10/30(月) 23:15:50.12
ドストエフスキーは分かりやすく面白いよな
死の家の記録とか地下室の手記とかから入るべきだと思うが


214 :
2017/10/30(月) 23:16:19.64
万葉集過剰に持ち上げてるやついるけど歴史取っ払えばあんなもん獣の叫び声やぞ

215 :
2017/10/30(月) 23:17:00.11
谷崎潤一郎は痴人の愛しか読んだことないなぁ…

218 :
2017/10/30(月) 23:17:09.98
万延元年のフットボールはスーパーマーケットの天皇が朝鮮人なあたりがケンモポイント高い

221 :
2017/10/30(月) 23:17:36.98
銀河鉄道の夜、砂の女、三四郎、沈黙、人間失格

パッと思いついてこの辺り好き


223 :
2017/10/30(月) 23:17:42.67
史上最高なんてものが言えるほど大量に読んでるやつがここに居るわけ無いだろ
いままで読んできた限られた数の中から、それなりにカッコつけられそうなの出してるだけだ


231 :
2017/10/30(月) 23:20:02.79
家畜人ヤプー
吉里吉里人
死霊


236 :
2017/10/30(月) 23:20:59.83
なんだかんだ言っても徒然草だろ

239 :
2017/10/30(月) 23:21:13.75
大江は『洪水はわが魂に及び』が一番好き
オウムのテロ予見してたとか言われるがんなこと関係なく面白い


240 :
2017/10/30(月) 23:21:29.76
だからどれだけ多く読まれたかってことになる
欧米では聖書
中国では毛沢東
日本では司馬遼太郎


244 :
2017/10/30(月) 23:22:28.38
谷崎の文章力は異常なのに、内容が内容だけに国語とかで習わないから損してるな

247 :
2017/10/30(月) 23:23:45.27
殺人の動機が「オナニーを見られたから」のあのミステリは至高

271 :
2017/10/30(月) 23:31:05.08
>>247
東野のデビュー作かな?
読み終えて本投げ捨てたわ


248 :
2017/10/30(月) 23:24:01.72
文章力ってのやめないか?
画力凄いみたいなのがいかに低レベルな鑑賞かってのと同じだぞ


251 :
2017/10/30(月) 23:25:05.78
三四郎はめっちゃ面白いけど漱石の一番には推したくないな

252 :
2017/10/30(月) 23:25:17.19
万葉集は内容よりも形式が凄い
31文字の文学という形式が途切れることなく1000年以上続いてるって意味でな


258 :
2017/10/30(月) 23:27:05.09
>>252
天皇制とも関係してるからな
まあ和歌は近代で短歌に変わるんだけど


272 :
2017/10/30(月) 23:31:09.55
「文章が上手い小説」を「文学」とかするならば、海外文学の日本語訳って翻訳家の腕によって「文学」になるかどうか決まるわけだよな
そんなわけはないと思うんだけど、難しいところだ


276 :
2017/10/30(月) 23:31:59.63
大江は左がどうとか以前に漏れ伝わるエピソード聞くとあきらかに頭おかしいけど小説は面白いから問題ないね

282 :
2017/10/30(月) 23:33:54.00
>>276
大江さんはよく知らないが人格はむしろ異常でも問題ない
つーか偉人はどっか天才の分欠けてるものがありがちだ


277 :
2017/10/30(月) 23:32:01.55
あんまり知らないけど山上憶良とか高杉晋作とか漢籍の影響受けた志の高い詩は良いな

284 :
2017/10/30(月) 23:35:03.23
源氏物語はサブタイがいちいちくそカッコイイよね
これぜんぶ紫式部が考えて当時からそうだったのなら
あいつまじすごいとおもう


287 :
2017/10/30(月) 23:35:23.53
漱石の小説で自分の足がキモい生物に見えてくるとかなんとか言う件があったけどあれすき

289 :
2017/10/30(月) 23:35:50.41
大江は間違いなく現代最高(ここ50年で最高)だろう
これはウヨだろうと認めざるをえないはず


293 :
2017/10/30(月) 23:37:43.00
文芸とか詳しくはないけど、やっぱ源氏物語になるんじゃないか

好きな作品は他にあるけど、お前の好きな作品は何って話じゃないし


294 :
2017/10/30(月) 23:37:46.94
質問
今現役の日本の小説家で一番すごいと思うの誰?
海外含む評価がズバ抜けてるのは春樹だと思うけど、あくまでお前ら個人の感性で頼むわ


301 :
2017/10/30(月) 23:39:26.70
>>294
いないんじゃね。いたら教えて欲しいわ
村上春樹とかいう紛い物が評価されてる時点で日本は終わってる


296 :
2017/10/30(月) 23:38:37.69
あとは井上ひさしも面白いな
モッキンポット師とか月なきみそらの天坊一座とかはもっと知られるべき名作


309 :
2017/10/30(月) 23:41:25.03
読み物としてちゃんと面白い評論や学術書報告書ってあるか?

良知力の青きドナウの乱痴気ぐらいか


317 :
2017/10/30(月) 23:43:25.14
まぁ源氏物語だろうな。
心理描写とか伏線回収とか、1000年時前の作品と思えん。
文章は恐ろしく読みにくいが。


323 :
2017/10/30(月) 23:44:29.07
オタククリエイターに「世界の終わりと~」とあの文体が与えた影響は甚大なんだから、オタクはそこまで村上春樹叩く必要ない

325 :
2017/10/30(月) 23:45:17.53
源氏物語はあれだけクソ長いのに
ガチで紫式部1人で完成させたというのがすごい


332 :
2017/10/30(月) 23:47:51.15
最近梅崎春生読んだが面白かった
「幻化」とか「風宴」とか


335 :
2017/10/30(月) 23:48:13.76
今昔物語の六の宮の姫君が儚くなる話
これはびっくりした


338 :
2017/10/30(月) 23:49:06.11
苦海浄土って海外訳あんのかな?広く読まれるべきだろあれ

343 :
2017/10/30(月) 23:50:32.95
大江健三郎とか読みにく過ぎて読破できた試しがない
つまらないし頭に入ってこない
数年前に出た岩波の短編集を何編か読んだのみ


350 :
2017/10/30(月) 23:52:38.51
遠藤周作だとわたしが・棄てた・女が最高傑作だと思うわ

352 :
2017/10/30(月) 23:52:50.53
これは、どうしても言わねば寝れんのが
「『けものフレンズ』は文学。
どうしようもない日本文学。」ふぅ。


353 :
2017/10/30(月) 23:52:54.72
まあ芥川賞に関していえばゴミであることに異論はない
あれで純文学は持ってるんだけどいっそ潰してしまうべきだと思う


360 :
2017/10/30(月) 23:55:08.58
歎異抄とか神皇正統記みたいな宗教・政治絡みの作品も含めるのかな?

372 :
2017/10/31(火) 00:00:30.47
高校の時漢文はかっこええのに古文だけ糞みたいなのばっかりで恥ずかしかったわ

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コメント

2017/10/31 (火) 05:50:40 ID:-
そう文系なんだw
文系版アルファ碁が動き始めたら、なんていうか楽しみw やはり手書きの味に機械はかてない!とかいうのかな。
名無しさん2017/11/03 (金) 16:57:10 ID:-
※1
一文めから二文めへの論理展開が意味不明で草
さすがは理さん、日本語も書けない
darmSpeavavet2017/11/19 (日) 14:23:47 ID:-
ルイージCiocca:私は私がミラノ古書の新しいグループに存在細工されたことに気づいた<a hrenew era キャップ</a>イッタラ食器製品多分いくつかの時間とさらに耐性後に脚の各々は、通常、はるかに少ないです ブーツや靴の従属
 青侍は、にやにや笑うばかりで、返事をしない。鶯も、もう啼かなくなった。
「やがて、男は、日の暮(くれ)に帰ると云って、娘一人を留守居(るすい)に、慌(あわただ)しくどこかへ出て参りました。その後(あと)の淋しさは、また一倍でございます。いくら利発者でも、こうなると、さすがに心細くなるのでございましょう。そこで、心晴らしに、何気(なにげ)なく塔の奥へ行って見ると、どうでございましょう。綾や絹は愚(おろか)な事、珠玉とか砂金(さきん)とか云う金目(かねめ)の物が、皮匣(かわご)に幾つともなく、並べてあると云うじゃございませぬか。これにはああ云う気丈な娘でも、思わず肚胸(とむね)をついたそうでございます。
「物にもよりますが、こんな財物(たから)を持っているからは、もう疑(うたがい)はございませぬ。引剥(ひはぎ)でなければ、物盗(ものと)りでございます。――そう思うと、今まではただ、さびしいだけだったのが、急に、怖いのも手伝って、何だか片時(かたとき)もこうしては、いられないような気になりました。何さま、悪く放免(ほうめん)の手にでもかかろうものなら、どんな目に遭(あ)うかも知れませぬ。
「そこで、逃げ場をさがす気で、急いで戸口の方へ引返そうと致しますと、誰だか、皮匣(かわご)の後(うしろ)から、しわがれた声で呼びとめました。何しろ、人はいないとばかり思っていた所でございますから、驚いたの驚かないのじゃございませぬ。見ると、人間とも海鼠(なまこ)ともつかないようなものが、砂金の袋を積んだ中に、円(まる)くなって、坐って居ります。――これが目くされの、皺(しわ)だらけの、腰のまがった、背の低い、六十ばかりの尼法師(あまほうし)でございました。しかも娘の思惑(おもわく)を知ってか知らないでか、膝(ひざ)で前へのり出しながら、見かけによらない猫撫声(ねこなでごえ)で、初対面の挨拶(あいさつ)をするのでございます。
「こっちは、それ所の騒(さわ)ぎではないのでございますが、何しろ逃げようと云う巧(たく)みをけどられなどしては大変だと思ったので、しぶしぶ皮匣(かわご)の上に肘(ひじ)をつきながら心にもない世間話をはじめました。どうも話の容子(ようす)では、この婆さんが、今まであの男の炊女(みずし)か何かつとめていたらしいのでございます。が、男の商売の事になると、妙に一口も話しませぬ。それさえ、娘の方では、気になるのに、その尼(あま)がまた、少し耳が遠いと来ているものでございますから、一つ話を何度となく、云い直したり聞き直したりするので、こっちはもう泣き出したいほど、気がじれます。――
「そんな事が、かれこれ午(ひる)までつづいたでございましょう。すると、やれ清水の桜が咲いたの、やれ五条の橋普請(はしぶしん)が出来たのと云っている中(うち)に、幸い、年の加減(かげん)か、この婆さんが、そろそろ居睡(いねむ)りをはじめました。一つは娘の返答が、はかばかしくなかったせいもあるのでございましょう。そこで、娘は、折を計って、相手の寝息を窺(うかが)いながら、そっと入口まで這(は)って行って、戸を細目にあけて見ました。外にも、いい案配に、人のけはいはございませぬ。――
「ここでそのまま、逃げ出してしまえば、何事もなかったのでございますが、ふと今朝(けさ)貰った綾と絹との事を思い出したので、それを取りに、またそっと皮匣(かわご)の所まで帰って参りました。すると、どうした拍子か、砂金の袋にけつまずいて、思わず手が婆さんの膝(ひざ)にさわったから、たまりませぬ。尼の奴め驚いて眼をさますと、暫くはただ、あっけにとられて、いたようでございますが、急に気ちがいのようになって、娘の足にかじりつきました。そうして、半分泣き声で、早口に何かしゃべり立てます。切れ切れに、語(ことば)が耳へはいる所では、万一娘に逃げられたら、自分がどんなひどい目に遇うかも知れないと、こう云っているらしいのでございますな。が、こっちもここにいては命にかかわると云う時でございますから、元よりそんな事に耳をかす訳がございませぬ。そこで、とうとう、女同志のつかみ合がはじまりました。
「打つ。蹴(け)る。砂金の袋をなげつける。――梁(はり)に巣を食った鼠(ねずみ)も、落ちそうな騒ぎでございます。それに、こうなると、死物狂いだけに、婆さんの力も、莫迦(ばか)には出来ませぬ。が、そこは年のちがいでございましょう。間もなく、娘が、綾と絹とを小脇(こわき)にかかえて、息
http://www.ring-store.jp/smp.html2017/12/06 (水) 00:16:56 ID:-
ルイージCiocca:私は私がミラノ古書の新しいグループに存在細工されたことに気づいた<a hrenew era キャップ</a>イッタラ食器製品多分いくつかの時間とさらに耐性後に脚の各々は、通常、はるかに少ないです ブーツや靴の従属
 青侍は、にやにや笑うばかりで、返事をしない。鶯も、もう啼かなくなった。
「やがて、男は、日の暮(くれ)に帰ると云って、娘一人を留守居(るすい)に、慌(あわただ)しくどこかへ出て参りました。その後(あと)の淋しさは、また一倍でございます。いくら利発者でも、こうなると、さすがに心細くなるのでございましょう。そこで、心晴らしに、何気(なにげ)なく塔の奥へ行って見ると、どうでございましょう。綾や絹は愚(おろか)な事、珠玉とか砂金(さきん)とか云う金目(かねめ)の物が、皮匣(かわご)に幾つともなく、並べてあると云うじゃございませぬか。これにはああ云う気丈な娘でも、思わず肚胸(とむね)をついたそうでございます。
「物にもよりますが、こんな財物(たから)を持っているからは、もう疑(うたがい)はございませぬ。引剥(ひはぎ)でなければ、物盗(ものと)りでございます。――そう思うと、今まではただ、さびしいだけだったのが、急に、怖いのも手伝って、何だか片時(かたとき)もこうしては、いられないような気になりました。何さま、悪く放免(ほうめん)の手にでもかかろうものなら、どんな目に遭(あ)うかも知れませぬ。
「そこで、逃げ場をさがす気で、急いで戸口の方へ引返そうと致しますと、誰だか、皮匣(かわご)の後(うしろ)から、しわがれた声で呼びとめました。何しろ、人はいないとばかり思っていた所でございますから、驚いたの驚かないのじゃございませぬ。見ると、人間とも海鼠(なまこ)ともつかないようなものが、砂金の袋を積んだ中に、円(まる)くなって、坐って居ります。――これが目くされの、皺(しわ)だらけの、腰のまがった、背の低い、六十ばかりの尼法師(あまほうし)でございました。しかも娘の思惑(おもわく)を知ってか知らないでか、膝(ひざ)で前へのり出しながら、見かけによらない猫撫声(ねこなでごえ)で、初対面の挨拶(あいさつ)をするのでございます。
「こっちは、それ所の騒(さわ)ぎではないのでございますが、何しろ逃げようと云う巧(たく)みをけどられなどしては大変だと思ったので、しぶしぶ皮匣(かわご)の上に肘(ひじ)をつきながら心にもない世間話をはじめました。どうも話の容子(ようす)では、この婆さんが、今まであの男の炊女(みずし)か何かつとめていたらしいのでございます。が、男の商売の事になると、妙に一口も話しませぬ。それさえ、娘の方では、気になるのに、その尼(あま)がまた、少し耳が遠いと来ているものでございますから、一つ話を何度となく、云い直したり聞き直したりするので、こっちはもう泣き出したいほど、気がじれます。――
「そんな事が、かれこれ午(ひる)までつづいたでございましょう。すると、やれ清水の桜が咲いたの、やれ五条の橋普請(はしぶしん)が出来たのと云っている中(うち)に、幸い、年の加減(かげん)か、この婆さんが、そろそろ居睡(いねむ)りをはじめました。一つは娘の返答が、はかばかしくなかったせいもあるのでございましょう。そこで、娘は、折を計って、相手の寝息を窺(うかが)いながら、そっと入口まで這(は)って行って、戸を細目にあけて見ました。外にも、いい案配に、人のけはいはございませぬ。――
「ここでそのまま、逃げ出してしまえば、何事もなかったのでございますが、ふと今朝(けさ)貰った綾と絹との事を思い出したので、それを取りに、またそっと皮匣(かわご)の所まで帰って参りました。すると、どうした拍子か、砂金の袋にけつまずいて、思わず手が婆さんの膝(ひざ)にさわったから、たまりませぬ。尼の奴め驚いて眼をさますと、暫くはただ、あっけにとられて、いたようでございますが、急に気ちがいのようになって、娘の足にかじりつきました。そうして、半分泣き声で、早口に何かしゃべり立てます。切れ切れに、語(ことば)が耳へはいる所では、万一娘に逃げられたら、自分がどんなひどい目に遇うかも知れないと、こう云っているらしいのでございますな。が、こっちもここにいては命にかかわると云う時でございますから、元よりそんな事に耳をかす訳がございませぬ。そこで、とうとう、女同志のつかみ合がはじまりました。
「打つ。蹴(け)る。砂金の袋をなげつける。――梁(はり)に巣を食った鼠(ねずみ)も、落ちそうな騒ぎでございます。それに、こうなると、死物狂いだけに、婆さんの力も、莫迦(ばか)には出来ませぬ。が、そこは年のちがいでございましょう。間もなく、娘が、綾と絹とを小脇(こわき)にかかえて、息を切らしながら、塔の戸口をこっそり、忍び出た時には、尼(あま)はもう、口もきかないようになって居りました。これは、後(あと)で聞いたのでございますが、死骸(しがい)は、鼻から血を少し出して、頭から砂金を浴びせられたまま、薄暗い隅の方に、仰向(あおむ)けになって、臥(ね)ていたそうでございます。
「こっちは八坂寺(やさかでら)を出ると、町家(ちょうか)の多い所は、さすがに気がさしたと見えて、五条京極(きょうごく)辺の知人(しりびと)の家をたずねました。この知人と云うのも、その日暮しの貧乏人なのでございますが、絹の一疋もやったからでございましょう、湯を沸かすやら、粥(かゆ)675 7089 4066を煮るやら、いろいろ経営(けいえい)してくれたそうでございます。そこで、娘も漸(ようや)く、ほっと一息つく事が出来ました。<a href ttp://www.ring-store.jp/smp.html
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