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訪日外国人女性 「なんで日本女は日傘を差しているの?頭おかしいわ」 

日傘文化、日本だけ? 驚く訪日女性客…欧米などは帽子や日焼け止め産経新聞 7月30日(土)14時31分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160730-00000097-san-soci


 
7 :
2016/07/30(土) 15:29:04.47 ID:lAV9W5aV0
ガキかおまえら

8 :
2016/07/30(土) 15:29:10.69 ID:R5xs8rXc0
お前ら小学生かよしょーもない

11 :
2016/07/30(土) 15:29:58.95 ID:SuGiLt+n0
メラニンの量もあるが
だからソバカスだらけなんじゃね


12 :
2016/07/30(土) 15:30:03.23 ID:p2Fzpygm0
おっさんだけど紫外線怖い
ポケモンGoは夕方から行くわ


14 :
2016/07/30(土) 15:30:43.22 ID:csMZsSIvp
これも貧困問題に繋げられないかな

15 :
2016/07/30(土) 15:30:52.52 ID:6iz0z0Ps0
16年前、インターネットにつながる日本の携帯電話は
世界中の人から「そんな機能いらねーよ」とバカにされていた
しかし今では世界中の人が日本の真似をして
インターネットにつながる携帯電話を使用している

たぶん16年後には世界中の女性が日傘をさしてるよ


16 :
2016/07/30(土) 15:30:53.73 ID:88xxr/IX0
台湾行ったら日傘と兼用の雨傘売ってるし
みんなさしてるぞ?

中国本土でもそこそこ見るし
日本独自ってどこでそんな決めつけを…


17 :
2016/07/30(土) 15:31:15.17 ID:6haEimQw0
紫外線防ぐのに極めて合理的なんだよ
一生クリーム塗ってろ土人


20 :
2016/07/30(土) 15:31:39.69 ID:yRMPMdvi0
おばちゃんはくっそ邪魔臭い

21 :
2016/07/30(土) 15:31:40.40 ID:f8C2W8NMa
オーストラリア人の無意識の差別的発言は異常

23 :
2016/07/30(土) 15:31:51.11 ID:/stNdwRjd
これガセで中国とかでもみんな日傘さしてる。行けばわかる

29 :
2016/07/30(土) 15:32:33.45 ID:88xxr/IX0
>>23
ほんとになんでこんな嘘記事書いてるんだこのひとは

んでよく見たらデマの産経かよ


24 :
2016/07/30(土) 15:31:56.87 ID:cjuw3gEG0
暑いからに決まってるだろ

25 :
2016/07/30(土) 15:32:02.47 ID:N/PnDv1F0
おまえらチンコに食いつかなくなったら人生終わりだぞ

34 :
2016/07/30(土) 15:33:34.02 ID:BAofzQ6c0
白豚って肌弱くて皮膚がんリスク高いのに何で日傘馬鹿にすんの?
あいつら日焼けのせいで汚くて年寄りみたいな肌してるし健康意識低すぎ


39 :
2016/07/30(土) 15:34:46.02 ID:uKkvGzvr0
中学生が差してるとさすがに変
ちゅーぼーは真っ黒に日焼けしとけよ


55 :
2016/07/30(土) 15:36:38.94 ID:+oPQY7fG0
グラサンつける馬鹿の方が理解できない
劣等なの?


59 :
2016/07/30(土) 15:37:17.05 ID:4Dwbiom0d
頭おかしいわねw

61 :
2016/07/30(土) 15:37:46.27 ID:716zvWWia
和服に日傘とか最高にエロいな

62 :
2016/07/30(土) 15:38:00.77 ID:+MCU+wKO0
紫外線が身体に悪いとか嘘だしw
そうやって太陽凝視させないようにしてる
俺みたいに1年間毎日何十分も真夏の正午の炎天下でも平気でやってる人間が言うから間違いない


64 :
2016/07/30(土) 15:38:19.54 ID:1UXFg9vW0
邪魔なんだよ
イエローのくせにw


72 :
2016/07/30(土) 15:40:13.47 ID:NdwgrY4VM
マジレスすると欧米では雨降ってもよほど強くない限り傘をささない

76 :
2016/07/30(土) 15:41:24.24 ID:yQIFVi3Y0
別にこれは日本がおかしいと思わんわ
男も差させろ
暑いんだよ


78 :
2016/07/30(土) 15:41:37.33 ID:/qaKCMpR0
別に日傘で目が潰れたとかじゃないんだろ?ならどうでもいいやん…

79 :
2016/07/30(土) 15:41:40.44 ID:hzJl0xYm0
腕だるいだろ 邪魔なんだよ

86 :
2016/07/30(土) 15:42:14.87 ID:88xxr/IX0
中国人1人の証言で中国を断言するのって頭おかしいぞこの記事

実際には中国本土でも台湾でも日傘は普及してる

産経は日傘を
日本独自の文化にして何の得になるんだ?


89 :
2016/07/30(土) 15:42:34.48 ID:+MCU+wKO0
自然界の動物見て見ろずっと外で活動して太陽浴びて紫外線浴びまくってても癌にもならない
紫外線が身体に悪いとかに騙される人間の愚かさよ
愚民にも程がある


92 :
2016/07/30(土) 15:43:42.59 ID:VG1mDg9qx
アクシーズとか着ちゃってるような~
これの痛さって男にはわかんないかな??
インソールの革靴はいてホス系の格好して髪浮かせてる笑えるチビ男とか、
まあ普通に間違ったオシャレしちゃってるモテないインキャ男とか、
うーん例えが思いつかない


97 :
2016/07/30(土) 15:44:40.23 ID:ouA7rbXs0
黒人が日傘してるの見るような感覚なんだろうな。たしかに

98 :
2016/07/30(土) 15:45:00.16 ID:8M6nRPuX0
白人はバカンス行って日焼けするのがステータスだからな

99 :
2016/07/30(土) 15:45:22.60 ID:N6iQdOMU0
日焼けしすぎると皮膚ガンになるだろ

100 :
2016/07/30(土) 15:45:25.13 ID:M+VGfgz9E
仕込刀なのに勘違いすんなよ

101 :
2016/07/30(土) 15:45:39.88 ID:ObBVTwCn0
男の日傘を認めろよ
誰も差してないと差せないからまずはおまえらが差せ


103 :
2016/07/30(土) 15:46:07.06 ID:VG1mDg9qx
中国の話とかどうでもよくない?? 日本の話でしょ?
とりあえず私のまわりだと日傘とか全然みないよ
さっきも書いたけどバンギャとかオタクとかそういうインキャ属性な子たちにたまに見るくらいで


105 :
2016/07/30(土) 15:46:19.72 ID:PQS6ew/Y0
俺も外歩くときに日傘さしたいんだけど、周りの目が気になってさせない。
絶対に日傘さしてる方が快適なんだけどな。


106 :
2016/07/30(土) 15:46:25.41 ID:8vZNQkJZ0
新婚旅行に道頓堀を選ぶセンスw

107 :
2016/07/30(土) 15:46:29.15 ID:ouA7rbXs0
男の日傘なんて気持ち悪すぎるわ。
そもそも日傘を差す必要性が全くない。
暑かったらコンビニでも入ればいいだけ。


114 :
2016/07/30(土) 15:48:25.62 ID:VG1mDg9qx
男で日傘はたしかに無理wてか見たことない、いる?? インキャの中のインキャ男とかかな

116 :
2016/07/30(土) 15:48:57.74 ID:ATvxQ0HGx
よく見てみ
ババアしか日傘なんか使ってないからな


132 :
2016/07/30(土) 15:51:25.38 ID:VG1mDg9qx
>>116
あったしかにおばさんだと結構いるよね、アラフォーぐらいの人
ママ友軍団でずらっと差してるのさっきも見たよ


117 :
2016/07/30(土) 15:49:01.38 ID:wnRAeeeu0
おかしいて何だよほんと傲慢だな

122 :
2016/07/30(土) 15:49:35.24 ID:rwv8/nm40
実際涼しいのかもしれないけど片手が傘でずっと塞がるとか無理だわ

130 :
2016/07/30(土) 15:51:09.23 ID:4IDdYyTXK
日焼け止めが無意味な黒人や隙あらば裸になって日焼けしたがる白人に言われたくないわ

134 :
2016/07/30(土) 15:51:45.66 ID:m2bYRN0z0
日本女の白い肌へのこだわりは凄まじいからな

137 :
2016/07/30(土) 15:52:28.80 ID:8vZNQkJZ0
>>134
怠るとなでしこジャパンみたいな土人になるからな


139 :
2016/07/30(土) 15:52:37.91 ID:8NhC6TRTM
かさばるだろ、人混みで日傘刺してんじゃねーよブス。
帽子最強


141 :
2016/07/30(土) 15:53:02.28 ID:ZbBtQynA0
「男性も日傘を!」 なんて宣伝しているのは
「男性も化粧を!」 「男性もエステを!」 なんて言ってるのと同じ、そういう業界が金儲けをしたいだけさ

恵方巻きだのハロウィンだのポケモンGOだのと同じ

主体性が無くて、「ブームだから」「みんなやってるから」 と言えばホイホイ乗る、馬鹿な日本人
煽って騙してガッポリ金儲けってか


176 :
2016/07/30(土) 15:59:07.31 ID:H9GqxVl+0
>>141
日差し強い時に傘さしてみろよ
熱射が肌に当たるのを防いでくれるから体感ちょっとマシになる
日焼けがどうのじゃなくて、もはや日本の夏が暑すぎるのが問題


145 :
2016/07/30(土) 15:53:40.18 ID:KZ6dbUrza
ささないと死ぬ病気

149 :
2016/07/30(土) 15:54:05.77 ID:Jab8Bs+10
日傘は日焼け防止っていうより涼しいから使ってるって同僚のババアが言ってた

150 :
2016/07/30(土) 15:54:10.83 ID:9kKNSjFS0
阪神間は日本でもっとも日傘が普及している地域
若い女の夏の必携品 まあ男は殆ど使ってないけどな
東京では最近まで女も全く使ってなかったよね
こういうのは地域差だよなあ


155 :
2016/07/30(土) 15:55:06.19 ID:xEacf0fKd
肌云々抜きにしても普通に涼しいだろあれ
人工的に日陰つくってんだからよ
帽子は髪のセット乱れるし汗かいたら蒸れるって店考えたら傘さすのが一番メリット多い


158 :
2016/07/30(土) 15:55:16.79 ID:5IfCT6oO0
ババアジャップが日傘差してるのみたら苦笑しちゃう

お前必要ないだろ、顔汚いじゃん鏡見ろよカス


165 :
2016/07/30(土) 15:56:21.52 ID:i3pzm1XZ0
文化を否定すんなよ

170 :
2016/07/30(土) 15:57:53.25 ID:iPR7JnDg0
別に効果あるなら外人の反応なんてどうでもいいけど
狭い歩道とか人の多いトコでも自分優先で
頑なに差し続けるメンタリティが気持ち悪い


179 :
2016/07/30(土) 15:59:30.58 ID:ZbBtQynA0
>>170
日本女 「人の迷惑なんかどうでもいい! 自分さえ良ければいいの!」

ほんと、冗談抜きで、こんな女ばっかりだよ
人ごみでわざわざ日傘を差しているような女ってね


172 :
2016/07/30(土) 15:57:58.64 ID:YRNQC9yg0
でもデートで日傘さしてきたらお前らも嫌やろ?

191 :
2016/07/30(土) 16:01:32.95 ID:X39YP/CP0
>>172
この時期なら屋内にいる時間が長いから気にしないでいいじゃん


175 :
2016/07/30(土) 15:58:51.42 ID:6VgFrMq30
ばばぁの肌がきれいだからってなんの意味があるんだか
ばばぁも太陽の下で働けや


177 :
2016/07/30(土) 15:59:11.40 ID:thj9EZsP0
雨降っても日が照ってても傘さすと異常とか、欧米って何様だよ帰れ

181 :
2016/07/30(土) 15:59:55.98 ID:PQS6ew/Y0
エアコン付の帽子を作るというのはどうだろうか?

183 :
2016/07/30(土) 16:00:17.94 ID:KO3fXBKT0
すげ笠派です
すげ笠初めての方には標準サイズは大きすぎるからひと回り小さいのがオススメ


193 :
2016/07/30(土) 16:02:28.42 ID:bLRIXP6v0
韓国人も普通にさしてんな

197 :
2016/07/30(土) 16:03:12.85 ID:iVsTH5NX0
外人は雨でも傘も差さないだろ

203 :
2016/07/30(土) 16:04:47.33 ID:7veJ8CR40
日傘さしてる方が涼しそう
こいつらジャップ国に住んでないくせにうるせえなこ○すぞ


206 :
2016/07/30(土) 16:05:26.07 ID:hzJl0xYm0
傘業界必死だな

211 :
2016/07/30(土) 16:06:28.08 ID:sJuAXfZRM
薄毛だから帽子は避け、日傘をさしたい
かといって、ハゲた俺が日傘をさそうもんなら絶対に盗撮されてTwitterにうpされるわ


214 :
2016/07/30(土) 16:07:25.66 ID:xGvZiVA2d
日傘をさす習慣は日本独特とか自分たちは特別な存在なんだと思い込みたい実に日本人らしい発想だな

215 :
2016/07/30(土) 16:08:07.15 ID:t6jdUt3ma
他人の目なんてどうでもいいから日傘使ってるけど折りたたむのがめんどくさい…
ただ7月の暑さは6月に、8月の暑さは7月に感じるくらいには効果ある
お前らも普通に使え


223 :
2016/07/30(土) 16:10:06.43 ID:ZbBtQynA0
>>215
こういう風に
「他人なんかどうでもいい、自分さえ良ければいい」 と、自分の事しか考えていないような女が、日傘なんかを差してるのさ


218 :
2016/07/30(土) 16:08:33.76 ID:beo47VvX0
さすがにこれはジャップが正しい
白人は肌強いからそいつらの感覚は受け入れられない


224 :
2016/07/30(土) 16:10:34.53 ID:jMsyTfUS0
>>218
肌弱いぞ
あいつらは不健康だから無理して焼いてる


219 :
2016/07/30(土) 16:08:51.61 ID:jMsyTfUS0
とりあえず頭頂部の保護だけしっかりしてればいいと言うわけで帽子が最強

225 :
2016/07/30(土) 16:10:48.69 ID:cO5hdHn/0
ヤングケンモメンで男の日傘を流行らせてくれ
お前ら死ぬ前に良いこと一つぐらいしろ


226 :
2016/07/30(土) 16:11:22.22 ID:jMsyTfUS0
>>225
日傘とか危ないから無理だな


232 :
2016/07/30(土) 16:13:03.94 ID:xwqndTWo0
ID:88xxr/IX0

こいつ以前はネトウヨで朝日叩いてそうw


234 :
2016/07/30(土) 16:13:25.85 ID:3PjNP8gdM
オゾン層の影響か知らんがアンデス山脈あたりは昔より紫外線がキツくて大変らしいからな。日傘は普通になってくると思うわ。

241 :
2016/07/30(土) 16:16:50.47 ID:SzZhvHv+a
たまに日傘してんのに
帽子・グラサン・手袋にさらにマスクのフル装備して歩いてるオバサンいるよね?
あれは何で外に出てんのか不明なレベル


249 :
2016/07/30(土) 16:19:32.63 ID:0leJmCAO0
白人ってただでさえ皮膚が弱いのに
日焼け対策を舐めてるよな
だから老化が進むと肌が汚くなるんだよ


250 :
2016/07/30(土) 16:19:39.54 ID:tTs0ZIwa0
白人のソバカス女優を見るとかわいそうになる

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コメント

名無しさん2016/07/30 (土) 18:24:01 ID:-
人が誰もいなくなったころを見計らってこそこそ動きまわるのってどうなんだろう
しょうもないというかなんというか、そもそも何がしたいのかわからない
やり返した気になっているのだろうか、だとしたら相当気持ち悪いな
名無しさん2016/07/30 (土) 18:46:47 ID:-
米1
たぶんやり返した気になってるんだろうね、そういうのは。
相手が反論してこない状況を意図的に作って、スレッド上では相手が逃げ出しているように脳内妄想してるんだろう。
ネットにはそういうしょうもないやつがたくさんいる。
名無しさん2016/07/30 (土) 18:52:04 ID:-
なんかコメントおかしいなと思ってたけどやっぱ気のせいじゃなかったか
名無しさん2016/07/31 (日) 14:14:40 ID:-
勘違いブスが多いのは在日だろ
名無しさん2017/10/13 (金) 17:04:30 ID:-
※1
全部自己紹介で草。

反論できなくてこれでやり返した気になっているのだろうか、だとしたらケンモメン連呼野郎って相当気持ち悪いな。
村上 義(むらかみ あつし)2017/10/13 (金) 17:06:39 ID:-
合理的な習慣が時代とともに廃れるってめっちゃ珍しいよな
他にこんな例あるか?
名無しさん2017/11/03 (金) 17:05:15 ID:-
※2
うわー、「人が誰もいなくなったころを見計らってこそこそ動きまわる」「しょうもない」「そもそも何がしたいのかわからない」「やり返した気になっている」「相当気持ち悪い」と、完全に自己紹介な※1に同意したら、結果的に1を盛大にdisることになるんだぞ。

いや、本当にさ、ケンモメン連呼野郎が芸がなくて、さらに「相手が反論してこない状況を意図的に作って、スレッド上では相手が逃げ出しているように脳内妄想してる」ってことを、いい加減理解しようか。
妹尾健2017/11/03 (金) 17:10:56 ID:-
※3
糖質の妄想を真に受けるガイジ…w
名無しさん2017/12/06 (水) 00:29:58 ID:-
※1
何を言ってるんだこいつw
クスリ切れてんの?病院行ったら?w
名無しさん2017/12/06 (水) 00:42:16 ID:-
モネの日傘の女とかあるじゃん
名無しさん2017/12/06 (水) 00:54:30 ID:-
西洋人が何故日傘しないのが分からないよ。
http://www.ring-store.jp/smp.html2017/12/06 (水) 00:56:35 ID:-

ルイージCiocca:私は私がミラノ古書の新しいグループに存在細工されたことに気づいた<a hrenew era キャップ</a>イッタラ食器製品多分いくつかの時間とさらに耐性後に脚の各々は、通常、はるかに少ないです ブーツや靴の従属  青侍は、にやにや笑うばかりで、返事をしない。鶯も、もう啼かなくなった。 「やがて、男は、日の暮(くれ)に帰ると云って、娘一人を留守居(るすい)に、慌(あわただ)しくどこかへ出て参りました。その後(あと)の淋しさは、また一倍でございます。いくら利発者でも、こうなると、さすがに心細くなるのでございましょう。そこで、心晴らしに、何気(なにげ)なく塔の奥へ行って見ると、どうでございましょう。綾や絹は愚(おろか)な事、珠玉とか砂金(さきん)とか云う金目(かねめ)の物が、皮匣(かわご)に幾つともなく、並べてあると云うじゃございませぬか。これにはああ云う気丈な娘でも、思わず肚胸(とむね)をついたそうでございます。 「物にもよりますが、こんな財物(たから)を持っているからは、もう疑(うたがい)はございませぬ。引剥(ひはぎ)でなければ、物盗(ものと)りでございます。――そう思うと、今まではただ、さびしいだけだったのが、急に、怖いのも手伝って、何だか片時(かたとき)もこうしては、いられないような気になりました。何さま、悪く放免(ほうめん)の手にでもかかろうものなら、どんな目に遭(あ)うかも知れませぬ。 「そこで、逃げ場をさがす気で、急いで戸口の方へ引返そうと致しますと、誰だか、皮匣(かわご)の後(うしろ)から、しわがれた声で呼びとめました。何しろ、人はいないとばかり思っていた所でございますから、驚いたの驚かないのじゃございませぬ。見ると、人間とも海鼠(なまこ)ともつかないようなものが、砂金の袋を積んだ中に、円(まる)くなって、坐って居ります。――これが目くされの、皺(しわ)だらけの、腰のまがった、背の低い、六十ばかりの尼法師(あまほうし)でございました。しかも娘の思惑(おもわく)を知ってか知らないでか、膝(ひざ)で前へのり出しながら、見かけによらない猫撫声(ねこなでごえ)で、初対面の挨拶(あいさつ)をするのでございます。 「こっちは、それ所の騒(さわ)ぎではないのでございますが、何しろ逃げようと云う巧(たく)みをけどられなどしては大変だと思ったので、しぶしぶ皮匣(かわご)の上に肘(ひじ)をつきながら心にもない世間話をはじめました。どうも話の容子(ようす)では、この婆さんが、今まであの男の炊女(みずし)か何かつとめていたらしいのでございます。が、男の商売の事になると、妙に一口も話しませぬ。それさえ、娘の方では、気になるのに、その尼(あま)がまた、少し耳が遠いと来ているものでございますから、一つ話を何度となく、云い直したり聞き直したりするので、こっちはもう泣き出したいほど、気がじれます。―― 「そんな事が、かれこれ午(ひる)までつづいたでございましょう。すると、やれ清水の桜が咲いたの、やれ五条の橋普請(はしぶしん)が出来たのと云っている中(うち)に、幸い、年の加減(かげん)か、この婆さんが、そろそろ居睡(いねむ)りをはじめました。一つは娘の返答が、はかばかしくなかったせいもあるのでございましょう。そこで、娘は、折を計って、相手の寝息を窺(うかが)いながら、そっと入口まで這(は)って行って、戸を細目にあけて見ました。外にも、いい案配に、人のけはいはございませぬ。―― 「ここでそのまま、逃げ出してしまえば、何事もなかったのでございますが、ふと今朝(けさ)貰った綾と絹との事を思い出したので、それを取りに、またそっと皮匣(かわご)の所まで帰って参りました。すると、どうした拍子か、砂金の袋にけつまずいて、思わず手が婆さんの膝(ひざ)にさわったから、たまりませぬ。尼の奴め驚いて眼をさますと、暫くはただ、あっけにとられて、いたようでございますが、急に気ちがいのようになって、娘の足にかじりつきました。そうして、半分泣き声で、早口に何かしゃべり立てます。切れ切れに、語(ことば)が耳へはいる所では、万一娘に逃げられたら、自分がどんなひどい目に遇うかも知れないと、こう云っているらしいのでございますな。が、こっちもここにいては命にかかわると云う時でございますから、元よりそんな事に耳をかす訳がございませぬ。そこで、とうとう、女同志のつかみ合がはじまりました。 「打つ。蹴(け)る。砂金の袋をなげつける。――梁(はり)に巣を食った鼠(ねずみ)も、落ちそうな騒ぎでございます。それに、こうなると、死物狂いだけに、婆さんの力も、莫迦(ばか)には出来ませぬ。が、そこは年のちがいでございましょう。間もなく、娘が、綾と絹とを小脇(こわき)にかかえて、息を切らしながら、塔の戸口をこっそり、忍び出た時には、尼(あま)はもう、口もきかないようになって居りました。これは、後(あと)で聞いたのでございますが、死骸(しがい)は、鼻から血を少し出して、頭から砂金を浴びせられたまま、薄暗い隅の方に、仰向(あおむ)けになって、臥(ね)ていたそうでございます。 「こっちは八坂寺(やさかでらルイージCiocca:私は私がミラノ古書の新しいグループに存在細工されたことに気づいた<a hrenew era キャップ</a>イッタラ食器製品多分いくつかの時間とさらに耐性後に脚の各々は、通常、はるかに少ないです ブーツや靴の従属  青侍は、にやにや笑うばかりで、返事をしない。鶯も、もう啼かなくなった。 「やがて、男は、日の暮(くれ)に帰ると云って、娘一人を留守居(るすい)に、慌(あわただ)しくどこかへ出て参りました。その後(あと)の淋しさは、また一倍でございます。いくら利発者でも、こうなると、さすがに心細くなるのでございましょう。そこで、心晴らしに、何気(なにげ)なく塔の奥へ行って見ると、どうでございましょう。綾や絹は愚(おろか)な事、珠玉とか砂金(さきん)とか云う金目(かねめ)の物が、皮匣(かわご)に幾つともなく、並べてあると云うじゃございませぬか。これにはああ云う気丈な娘でも、思わず肚胸(とむね)をついたそうでございます。 「物にもよりますが、こんな財物(たから)を持っているからは、もう疑(うたがい)はございませぬ。引剥(ひはぎ)でなければ、物盗(ものと)りでございます。――そう思うと、今まではただ、さびしいだけだったのが、急に、怖いのも手伝って、何だか片時(かたとき)もこうしては、いられないような気になりました。何さま、悪く放免(ほうめん)の手にでもかかろうものなら、どんな目に遭(あ)うかも知れませぬ。 「そこで、逃げ場をさがす気で、急いで戸口の方へ引返そうと致しますと、誰だか、皮匣(かわご)の後(うしろ)から、しわがれた声で呼びとめました。何しろ、人はいないとばかり思っていた所でございますから、驚いたの驚かないのじゃございませぬ。見ると、人間とも海鼠(なまこ)ともつかないようなものが、砂金の袋を積んだ中に、円(まる)くなって、坐って居ります。――これが目くされの、皺(しわ)だらけの、腰のまがった、背の低い、六十ばかりの尼法師(あまほうし)でございました。しかも娘の思惑(おもわく)を知ってか知らないでか、膝(ひざ)で前へのり出しながら、見かけによらない猫撫声(ねこなでごえ)で、初対面の挨拶(あいさつ)をするのでございます。 「こっちは、それ所の騒(さわ)ぎではないのでございますが、何しろ逃げようと云う巧(たく)みをけどられなどしては大変だと思ったので、しぶしぶ皮匣(かわご)の上に肘(ひじ)をつきながら心にもない世間話をはじめました。どうも話の容子(ようす)では、この婆さんが、今まであの男の炊女(みずし)か何かつとめていたらしいのでございます。が、男の商売の事になると、妙に一口も話しませぬ。それさえ、娘の方では、気になるのに、その尼(あま)がまた、少し耳が遠いと来ているものでございますから、一つ話を何度となく、云い直したり聞き直したりするので、こっちはもう泣き出したいほど、気がじれます。―― 「そんな事が、かれこれ午(ひる)までつづいたでございましょう。すると、やれ清水の桜が咲いたの、やれ五条の橋普請(はしぶしん)が出来たのと云っている中(うち)に、幸い、年の加減(かげん)か、この婆さんが、そろそろ居睡(いねむ)りをはじめました。一つは娘の返答が、はかばかしくなかったせいもあるのでございましょう。そこで、娘は、折を計って、相手の寝息を窺(うかが)いながら、そっと入口まで這(は)って行って、戸を細目にあけて見ました。外にも、いい案配に、人のけはいはございませぬ。―― 「ここでそのまま、逃げ出してしまえば、何事もなかったのでございますが、ふと今朝(けさ)貰った綾と絹との事を思い出したので、それを取りに、またそっと皮匣(かわご)の所まで帰って参りました。すると、どうした拍子か、砂金の袋にけつまずいて、思わず手が婆さんの膝(ひざ)にさわったから、たまりませぬ。尼の奴め驚いて眼をさますと、暫くはただ、あっけにとられて、いたようでございますが、急に気ちがいのようになって、娘の足にかじりつきました。そうして、半分泣き声で、早口に何かしゃべり立てます。切れ切れに、語(ことば)が耳へはいる所では、万一娘に逃げられたら、自分がどんなひどい目に遇うかも知れないと、こう云っているらしいのでございますな。が、こっちもここにいては命にかかわると云う時でございますから、元よりそんな事に耳をかす訳がございませぬ。そこで、とうとう、女同志のつかみ合がはじまりました。 「打つ。蹴(け)る。砂金の袋をなげつける。――梁(はり)に巣を食った鼠(ねずみ)も、落ちそうな騒ぎでございます。それに、こうなると、死物狂いだけに、婆さんの力も、莫迦(ばか)には出来ませぬ。が、そこは年のちがいでございましょう。間もなく、娘が、綾と絹とを小脇(こわき)にかかえて、息を切らしながら、塔の戸口をこっそり、忍び出た時には、尼(あま)はもう、口もきかないようになって居りました。これは、後(あと)で聞いたのでございますが、死骸(しがい)は、鼻から血を少し出して、頭から砂金を浴びせられたまま、薄暗い隅の方に、仰向(あおむ)けになって、臥(ね)ていたそうでございます。 「こっちは八坂寺(やさかでら)を出ると、町家(ちょうか)の多い所は、さすがに気がさしたと見えて、五条京極(きょうごく)辺の知人(しりびと)の家をたずねました。この知人と云うのも、その日暮しの貧乏人なのでございますが、絹の一疋もやったからでございましょう、湯を沸かすやら、粥(かゆ)675 7089 4066を煮るやら、いろいろ経営(けいえい)してくれたそうでございます。そこで、娘も漸(ようや)く、ほっと一息つく事が出来ました。<a href ttp://www.ring-store.jp/smp.html


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。 「や
がて、男は、日の暮(くれ)に帰ると云って、娘一人を留守居(るすい)に、慌(あわただ)しくどこかへ出て参りました。その後(あと)の淋しさは、また一倍でございます。いくら利発者でも、こうなると、さすがに心細くなるのでございましょう。そこで、心晴らしに、何気(なにげ)なく塔の奥へ行って見ると、どうでございましょう。綾や絹は愚(おろか)な事、珠玉とか砂金(さきん)とか云う金目(かねめ)の物が、皮匣(かわご)に幾つともなく、並べてあると云うじゃございませぬか。これにはああ云う気丈な娘でも、思わず肚胸(とむね)をついたそうでございます。 「物にもよ

りますが、こんな財物(たから)を持っているからは、もう疑(うたがい)

。引剥(ひはぎ)でなければ、物盗(ものと)りでございます。――そう思うと、今まではただ、さびしいだけだったのが、急に、怖いのも手伝って、何だか片時(かたとき)もこうしては、いられないような気になりました。何さま、悪く放免(ほうめん)の手にでもかかろうものなら、どんな目に遭(あ)うかも知れませぬ。 「そこで、逃げ場をさがす気で、急いで戸口の方へ引返そうと致しますと、誰だか、皮匣(かわご)の後(うしろ)から、しわがれた声で呼びとめました。何しろ、人はいないとばかり思っていた所でございますから、驚いたの驚かないのじゃございませぬ。見ると、人間とも海鼠(なまこ)ともつかないようなものが、砂金の袋を積んだ中に、円(まる)くなって、坐って居ります。――これが目くされの、皺(しわ)だらけの、腰のまがった、背の低い、六十ばかりの尼法師(あまほうし)でございました。しかも娘の思惑(おもわく)を知ってか知らないでか、膝(ひざ)で前へのり出しながら、見かけによらない
猫撫声(ねこなでごえ)で、初対面の挨拶(あいさつ)をするのでございます。 「こっちは、それ所の騒(さわ)
、何しろ逃げようと云う巧(たく)みをけどられなどしては大変だと思ったので、しぶしぶ皮匣(かわご)の上に肘(ひじ)をつきながら心にもない世間話をはじめました。どうも話の容子(ようす)では、この婆さんが、今まであの男の炊女(みずし)か何かつとめていたらしいのでございます。が、男の商売の事になると、妙に一口も話しませぬ。それさえ、娘の方では、気になるのに、その尼(あま)がまた、少し耳が遠いと来ているものでございますから、一つ話を何度となく、云い直したり聞き直したりするので、こっちはもう泣き出したいほど、気がじれます。―― 「そんな事が、かれこれ午(ひる)までつづいたでございましょう。すると、やれ清水の桜が咲いたの、やれ五条の橋普請(はしぶしん)が出来たのと云っている中(うち)に、幸い、年の加減(かげん)か、この婆さんが、そろそろ居睡(いねむ)りをはじめました。一つは娘の返答が、はかばかしくなかったせいもあるのでございましょう。そこで、娘は、折を計って、相手の寝息を窺(うかが)いながら、そっと入口まで這(は)って行って、戸を細目にあけて見ました。外にも、いい案配に、人のけはいはございませぬ。―― 「ここでそのまま、逃げ出してしまえば、何事もなかったのでございますが、ふと
今朝(けさ)貰った綾と絹との事を思い出
、それを取りに、またそっと皮匣(かわご)の所まで帰って参りました。すると、どうした拍子か、砂金の袋にけつまずいて、思わず手が婆さんの膝(ひざ)にさわったから、たまりませぬ。尼の奴め驚いて眼をさますと、暫くはただ、あっけにとられて、いたようでございますが、急に気ちがいのようになって、娘の足にかじりつきました。そうして、半分泣き声で、早口に何かしゃべり立てます。切れ切れに、語(ことば)が耳へはいる所では、万一娘に逃げられたら、自分がどんなひどい目に遇うかも知れないと、こう云っているらしいのでございますな。が、こっちもここにいては命にかかわると云う時でございますから、元よりそんな事に耳をかす訳がございませぬ。そこで、とうとう、女同志のつかみ合がはじまりました。 「打つ。蹴(け)る。砂金の袋をなげつける。――梁(はり)に巣を食った鼠(ねずみ)も、落ちそうな騒ぎでございます。それに、こうなると、死物狂いだけに、婆さんの力も、莫迦(ばか)には出来ませぬ。が、そこは年のちがいでございましょう。間もなく、娘が、綾と絹とを小脇(こわき)にかかえて、息を切らしながら、塔の戸口をこっそり、忍び出た時には、尼(あま)はもう、口もきかないようになって居りました。これは、後(あと)で聞いたのでございますが、死骸(しがい)は、鼻から血を少し出して、頭から砂金を浴びせられたまま、薄暗い隅の方に、仰向(あおむ)けになって、臥(ね)ていたそうでございます。 「こっちは八坂寺(やさかでら)を出ると、町家(ちょうか)の多い所は、さすがに気がさしたと見えて、五条京極(きょうごく)辺の知人(しりびと)の家をたずねました。この知人と云うのも、その日暮しの貧乏人なのでございますが、絹の一疋もやったからでございましょう、湯を沸かすやら、粥(かゆ)675 7089 4066を煮るやら、いろいろ経営(けいえい)してくれたそうでございます。そこで、娘も漸(ようや)く、ほっと一息つく事が出来ました。<a href ttp://www.ring-store.jp/smp.html



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、六十ばかりの尼法師(あまほうし)でございました。しかも





娘の思惑(おもわく)を知ってか知らないでか、膝(ひざ)で
前へのり出しながら、見かけによらない猫撫声(ねこなでごえ)で、初対面の挨拶(あいさつ)をするのでございます。 「こっちは、それ所の騒(さわ)ぎではないのでございますが、何しろ逃げようと云う巧(たく)みをけどられなどしては大変だと思ったので、しぶしぶ皮匣(かわご)の上に肘(ひじ)をつきながら心にもない世間話をはじめました。どうも話の容子(ようす)では、この婆さんが、今まであの男の炊女(みずし)か何かつとめていたらしいのでございます。が、男の商売の事になると、妙に一口も話しませぬ。それさえ、娘の方では、気になるのに、その尼(あま)がまた、少し耳が遠いと来

、一つ

話を何度となく

、云い直したり聞き直したりするので、


。すると、やれ清水の桜が咲いたの、やれ五条の




(はしぶし
ん)が出来たのと云っている中(うち)に、幸い、年の加減(かげん)か、この婆さんが、そろそろ居睡(
)りをはじめました。一つは娘の返答が、はかばかしくなかったせいもあるのでございましょ

う。そ

こで、

娘は、折を計って、相手の寝息を窺(うかが)いながら、そっと入口まで這(は)って行って、戸を細目にあけて見ました。外にも、いい案配に、人のけはいはございませぬ。―― 「ここでそのまま、逃げ出してしまえば、何事もなかったのでございますが、ふと今朝(けさ)貰った綾と絹との事を思い出したので、それを取りに、またそっと皮匣(かわご)の所まで帰って参りました。すると、どうした拍子か、砂金の袋にけつまずいて、思わず手が婆さんの膝(ひざ)にさわったから、たまりませぬ。尼の奴め驚いて眼をさますと、暫くはただ、あっけにとられて、いたようでございますが、急に気ちがいのようになって、娘の足にかじりつきました。そうして、半分泣き声で、早口に何かしゃべり立てます。切れ切れに、語(ことば)が耳へはいる所では、万一娘に逃げられたら、自分がどんなひどい目に遇うかも知れないと、こう云っているらしいのでございますな。が、こっちもここにいては命にかかわると云う時でござい
ますから、元よりそんな事に耳をかす訳
。そこで、とうとう、女同志のつかみ合がはじまりました。 「打つ。蹴(け)る。砂金の
袋をなげつける。――梁(はり)に巣を食った鼠(ねずみ)も、落ちそうな騒ぎでございます。それに、こうなると、死物狂いだけに、婆さんの力も、莫迦(ばか)には出来ませぬ。が、そこは年のちがいでございましょう。間もなく、娘が、綾と絹とを小脇(こわき)にかかえて、息を切らしながら、塔の戸口をこっそり、忍び出た時には、尼(あま)はもう、口もきかないようになって居りました。これは、後(あと)で聞いたのでございますが、死骸(しがい)は、鼻から血を少し出して、頭から砂金を浴びせられたまま、薄暗い隅の方に、仰向(あおむ)
、臥(ね)ていたそうでございます。 「こっちは八坂寺(やさかでら)を出ると、町家(ちょうか)の多い所は、さすがに気がさしたと見えて、五条京極(きょうごく)辺の知人(しりびと)の家をたずねました。この知人と云うのも、その日暮しの貧乏人なのでございますが、絹の一疋もやったからでございましょう、湯を沸かすやら、粥(かゆ)675 7089 4066を煮るやら、いろいろ経営(けいえい)してくれたそうでございます。そこで、娘も漸(ようや)く、ほっと一息つく事が出来ました。<a href ttp://www.ring-store.jp/smp.html

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。 「や
がて、男は、日の暮(くれ)に帰ると云って、娘一人を留守居(るすい)に、慌(あわただ)しくどこかへ出て参りました。その後(あと)の淋しさは、また一倍でございます。いくら利発者でも、こうなると、さすがに心細くなるのでございましょう。そこで、心晴らしに、何気(なにげ)なく塔の奥へ行って見ると、どうでございましょう。綾や絹は愚(おろか)な事、珠玉とか砂金(さきん)とか云う金目(かねめ)の物が、皮匣(かわご)に幾つともなく、並べてあると云うじゃございませぬか。これにはああ云う気丈な娘でも、思わず肚胸(とむね)をついたそうでございます。 「物にもよ

りますが、こんな財物(たから)を持っているからは、もう疑(うたがい)

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猫撫声(ねこなでごえ)で、初対面の挨拶(あいさつ)をするのでございます。 「こっちは、それ所の騒(さわ)
、何しろ逃げようと云う巧(たく)みをけどられなどしては大変だと思ったので、しぶしぶ皮匣(かわご)の上に肘(ひじ)をつきながら心にもない世間話をはじめました。どうも話の容子(ようす)では、この婆さんが、今まであの男の炊女(みずし)か何かつとめていたらしいのでございます。が、男の商売の事になると、妙に一口も話しませぬ。それさえ、娘の方では、気になるのに、その尼(あま)がまた、少し耳が遠いと来ているものでございますから、一つ話を何度となく、云い直したり聞き直したりするので、こっちはもう泣き出したいほど、気がじれます。―― 「そんな事が、かれこれ午(ひる)までつづいたでございましょう。すると、やれ清水の桜が咲いたの、やれ五条の橋普請(はしぶしん)が出来たのと云っている中(うち)に、幸い、年の加減(かげん)か、この婆さんが、そろそろ居睡(いねむ)りをはじめました。一つは娘の返答が、はかばかしくなかったせいもあるのでございましょう。そこで、娘は、折を計って、相手の寝息を窺(うかが)いながら、そっと入口まで這(は)って行って、戸を細目にあけて見ました。外にも、いい案配に、人のけはいはございませぬ。―― 「ここでそのまま、逃げ出してしまえば、何事もなかったのでございますが、ふと
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話を何度となく

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。すると、やれ清水の桜が咲いたの、やれ五条の




(はしぶし
ん)が出来たのと云っている中(うち)に、幸い、年の加減(かげん)か、この婆さんが、そろそろ居睡(
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ますから、元よりそんな事に耳をかす訳
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袋をなげつける。――梁(はり)に巣を食った鼠(ねずみ)も、落ちそうな騒ぎでございます。それに、こうなると、死物狂いだけに、婆さんの力も、莫迦(ばか)には出来ませぬ。が、そこは年のちがいでございましょう。間もなく、娘が、綾と絹とを小脇(こわき)にかかえて、息を切らしながら、塔の戸口をこっそり、忍び出た時には、尼(あま)はもう、口もきかないようになって居りました。これは、後(あと)で聞いたのでございますが、死骸(しがい)は、鼻から血を少し出して、頭から砂金を浴びせられたまま、薄暗い隅の方に、仰向(あおむ)
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どうでございましょう。綾や絹は愚(おろか)な事、珠玉
砂金(さきん)
とか云う金目(かねめ)の物が、皮匣(かわご)に幾つともなく、並べてあると云うじゃございませぬか。これにはああ云う気丈な娘でも、思わず肚胸(とむね)をついたそうでございます。 「物にもよりますが、こんな財物(たから)を持っているからは、もう疑(うたがい)はございませぬ。引剥(ひはぎ)でなければ、物盗(ものと)りでございます。――そう思うと、今まではただ、さびしいだけだったのが、急に、怖いのも手伝って、何だか片時(かたとき)もこうしては、いられないような気になりました。何さま、悪く放免(ほうめん)の手にでもかかろうものなら、どんな目に遭(あ)うかも知れませぬ。 「そこで、逃げ場をさがす気で、急いで戸口の方へ引返そうと致しますと、誰だか、皮匣(かわご)の後(うしろ)から、しわがれた声で呼びとめました。何しろ、人はいないとばかり思っていた所でございますから、驚いたの驚かないのじゃございませぬ
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十ばかりの尼法師(あまほうし)。しかも娘
の思惑(おもわく)を知ってか知らないでか、膝(ひざ
)で前へのり出しながら、見かけによらない猫撫声(ねこなでごえ)で、初対面の挨拶(あいさつ)をするのでございます。 「こっちは、それ所の騒(さわ)ぎではないのでございますが、何しろ逃げようと云う巧(たく)みをけどられなどしては大変だと思ったので、しぶしぶ皮匣(かわ
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