首相批判の米紙に抗議 菅長官「著しい誤認」
2014.3.4 21:21 [安倍首相]
菅義偉官房長官は4日の記者会見で、安倍晋三首相が「南京大虐殺は起きなかった」などと主張していると批判的に報じた米紙ニューヨーク・タイムズに対して抗議したことを明らかにした。
同紙は2日付の社説で首相批判を展開。菅氏は「首相はそのような発言をしたことはない。
著しい事実誤認が含まれていると指摘し、抗議・反論を申し入れた」と説明した。
菅氏は1937(昭和12)年のいわゆる南京大虐殺について、「政府の基本的な立場は旧日本軍によって南京入場後、非戦闘員の殺害、または略奪行為があったことは否定できないというものだ。安倍政権も全く同じ見解だ」と述べた。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140304/plc14030421250031-n1.htm
「はだしのゲン」異例の増刷
9月2日 16時31分
原爆投下後の広島で力強く生きる少年の姿を描いた漫画「はだしのゲン」は、注文が相次いでいることから、出版社が例年の5倍に当たる異例の1万部の増刷を決め、印刷会社が作業に追われています。
漫画「はだしのゲン」は、去年12月に73歳で亡くなった被爆者で漫画家の中沢啓治さんが、原爆投下後の広島で力強く生きる少年「ゲン」の姿を描いた作品です。
東京・文京区の出版社では、中沢さんが亡くなり、作品が番組などで多く取り上げられたことに加え、松江市の教育委員会による閲覧制限の要請を巡り、さらに注文が相次いだため、合わせて1万部の増刷を決めました。
この会社では、原爆の日を前に、毎年、2000部を増刷していますが、年間の増刷が、その5倍の1万部に達するのは異例だということです。
東京・足立区にある従業員およそ20人の印刷工場は、増刷に次ぐ増刷で作業に追われています。
このほか別の出版社も、例年のおよそ5倍の増刷を決めたということです。
作品は、アジアや欧米など海外でも出版され注目を集めていて、昭和48年の発表からちょうど40年となることし、漫画「はだしのゲン」は多くの反響を呼んでいます。
1万部の増刷を決めた汐文社の政門一芳社長は「閲覧制限の要請で関心が高まったのは皮肉なことですが、1人でも多くの人に読んでもらえればありがたいし、中沢さんも本望だと思います」と話していました。
都内では品切れも
都内の書店では、客からの問い合わせが多いことから、漫画「はだしのゲン」の特設コーナーを設けていて、シリーズによっては品切れとなっているものもありました。
東京・新宿区の紀伊国屋書店では、8月から、店内の目立つ場所に「はだしのゲン」の特設コーナーを設けています。
この書店では、8月の終戦の日に合わせて毎年夏に、戦争と平和について考える作品のコーナーを設けていますが、「はだしのゲン」を特集したコーナーを設置するのは、初めてではないかということです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130902/t10014219721000.html