20日付の英紙メール・オン・サンデーによると、ウクライナ上空で撃墜されたマレーシア航空機で勤務する予定だった客室乗務員2人が、飛行ルートが危険だとして搭乗を拒否していたことが分かった。
同航空のベテラン操縦士らも安全性への懸念を示していたが、会社側はルート見直しをしなかったという。
マレーシア航空関係者が同紙に語ったところでは、ウクライナ東部で、政権側部隊の戦闘機や輸送機が撃墜されたため乗務員に不安が広がり、少なくとも乗務員2人が墜落機での勤務を他の乗務員と交代していた。
また一部の操縦士は、マレーシアの航空管制や国際民間航空機関(ICAO)に非公式に懸念を伝えていた。米航空各社や英ブリティッシュ・エアウェイズ、ドイツのルフトハンザ航空などはルートを変更、飛行時間の延長は約20分にすぎなかった。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140720/erp14072022540012-n1.htm