依頼140
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014071700608
親子のDNA型鑑定では、個人客を対象とする業者が1990年代後半に登場した。
当初は費用が高かったが、その後急速に低価格化が進み、今では1万円台から手軽に利用できる。
ただ専門家は、結果を受け止める覚悟もなく、安易に利用することを戒めている。
DNA型で個人を識別できると分かったのは85年。当時の親子鑑定は裁判所や弁護士を通じて大学の研究室が行うことがほとんどで、血液を採取する必要があり、価格も高額だった。
90年代後半には、頬の内側を綿棒でこすったものを用いる簡易な検査法が確立。
鑑定に詳しい勝又義直名古屋大名誉教授によると、97年に個人客を相手に、唾液を郵送させて鑑定する業者が登場したという。価格は約25万円。
2000年代に入ると業者が増えて競争が激しくなり、1万円台まで急落した。(2014/07/17-15:48)