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【戦争と正義】 孤立深まるアメリカ、フランス イギリスに続きカナダ、ドイツ脱落 2ヶ国のみの有志連合に

米仏、シリア攻撃協議へ…カナダ、独は不参加 【パリ=三井美奈、ワシントン=山口香子】シリアのアサド政権による化学兵器使用疑惑でオランド仏大統領は、30日発行の仏紙ル・モンドに対し、仏は米国と共に軍事行動に参加できると述べた。

英国は参加を見送ったが、大統領は「有志連合が形成された場合、できるだけ多くの国が参加すべき」として、米国を後押しする方針を強調。オバマ米大統領と30日に協議する方針を示した。

一方、オバマ米政権は単独の軍事行動も視野に置きつつ、「有志連合」の形成に引き続き取り組む構えだ。

英政府の参加見送りに続き、カナダ、ドイツ両政府が同日、軍事行動への不参加を表明する中、ヘーゲル米国防長官は30日、訪問先のマニラで記者会見し、「行動を共にする多国間連合を模索し続ける」と明言した。

米上院軍事委員会のカール・レビン委員長(民主)も29日、オバマ政権は「限定的攻撃について国際社会の支持を求めるべきだ」と述べた。

(2013年8月31日00時32分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130831-OYT1T00001.htm