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【新聞終了】 読売新聞、半年で52万部減…朝日9万部減、毎日と産経は増加に転ずる

2014年3月から4月にかけて、読売新聞のABC部数が一気に20万5651部減っていることが分かった。
日本ABC協会が定期的に公表している月ごとのABC部数(5月発表)により判明した。また、朝日新聞は、8897部減った。これに対して、毎日新聞は3万3316部増えている。産経新聞も、8万6801部増えた。
読売と朝日の減部数は、4月1日から消費税が3%引き上げられ、8%になった影響である可能性が高い。
毎日と産経がそれぞれ大幅に増部数になった原因は不明だが、ABC部数は新聞の印刷部数なので、配達されていない部数である可能性もある。新聞業界では、昔から「押し紙」が問題になってきたが、読売に対しては、裁判所が、1部も『押し紙』は存在しないという認定を行っている。従って読売の約20万部の減部数は、1カ月で20万人もの読者が読売新聞に見切りをつけたことを物語っている。

【読売】
2013年11月:10007440
2014年04月: 9485286
(約52万部減)
【朝日】
2013年11月:7527474
2014年04月:7441335
(約9万部減)

読売の場合は、半年のあいだに約52万部の減部数、あるいは52万人の読者を失っているのだ。
この数字がいかに大きいかは、たとえば神戸新聞のABC(2014年4月)が約58万部、京都新聞が約49万部、神奈川新聞が約20万部、山陽新聞が約42万部であることを考慮すると分かりやすい。
読売の読者離れがどこまで続くのか分からないが、世界最大の発行部数を誇る新聞社の急激な低落傾向は、紙新聞の未来像を物語っている。
http://www.kokusyo.jp/?p=5771
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