自宅で火炎瓶を所持していたとして、警視庁公安部は28日、火炎びん処罰法違反(所持)の疑いで、茨城県利根町、無職、佐藤能久容疑者(39)=別の銃刀法違反容疑で逮捕=を再逮捕した。公安部によると、大筋で容疑を認めている。
再逮捕容疑は今月11日、利根町の自宅で、ガラス瓶に灯油約200ミリリットルを入れた火炎瓶1本を所持していたとしている。
点火装置として注ぎ口にトイレットペーパーが付けられていた。
佐藤容疑者は7日夕、東京都千代田区霞が関の財務省前の歩道で、カッターナイフを所持していたとして銃刀法違反容疑で逮捕された。
直前に同省近くで破裂音があり、警戒中の麹町署員が佐藤容疑者に職務質問したところ、マジックペンを改造し、ねじを飛ばしたことを認めたという。
起爆装置として、高性能爆薬「HMTD」が使われたとみられ、自宅から原料となる火薬のようなものが数グラム見つかった。」火炎瓶のほか、化学薬品のようなものも押収されており、公安部が成分などの鑑定を進めている。
佐藤容疑者は「生活が苦しく、社会に不満があった」などと供述しているという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140428-00000534-san-soci