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【タイ】 大物政治家、祭りで暴れたケンカ自慢の若者をムエタイ選手と強制対決させる → 公開鉄拳制裁

ケンカ自慢とプロがリングで対決 タイで公開鉄拳制裁

【タイ】13日夜、タイ東北部ブリラム市の水かけ祭り(ソンクラーン、タイ正月)会場で暴れた若者5人がプロのムエタイ(タイ式キックボクシング)選手とリングで対戦し、鉄拳制裁を受けた。

ブリラムの政財界を牛耳る大物政治家ネーウィン・チッチョープ氏が祭りの開会式典で、「会場でケンカした人はプロのムエタイ選手と3ラウンド対戦してもらう」と宣言していたため。
騒ぎを起こした若者らはトランクス姿で水かけ祭り会場中央の屋外リングに連れて来られ、数千人の観衆が見守る中、自分が指名したプロ選手と対戦するはめになった。

先鋒の若者は果敢に打ち合ったものの、プロの正確なパンチを浴びて数十秒でダウン。
気力で立ち上がったものの、すぐにとどめを刺され、リングに沈んだ。

2番手は相手に絡みついて倒れ、立ち上がったところでクリンチからボディーブローを放つなどした。
しかし次の瞬間、みぞおちに膝蹴りをくらいダウン。プロ選手は後ろから裸絞めの形で若者を無理に立たせると、再度膝蹴りを放ち、若者はリングに突っ伏してぴくりともしなくなった。
ここでリングに入ったネーウィン氏が若者の頭を軽く蹴り、説教。倒れたままの若者を選手数人がリング外に運び出した。

3番手は勢い良く飛び出し、パンチを2、3発放ったが、強烈なローキック1発でダウン。ネーウィン氏の説教、搬出となった。

怯えた様子の4番手は防戦一方で、キック、パンチの嵐を浴び、早々にダウンした。
立ち上がったものの、戦意を喪失した様子で、自らマットに倒れこんだ。
(中略)
この対戦は素人に大けがを負わせる恐れがあり、傷害罪などに問われかねないものだったが、ブリラムでのネーウィン氏の影響力を考えると、法的問題が起きる可能性は低そうだ。

インターネットの動画投稿サイトに投稿された対戦の様子を撮影した動画は2日足らずで閲覧回数が24万回を超えるなど注目を集めている。
動画へのコメントのほとんどは「ネーウィンさん、最高!」、「よそでもやるべき」など鉄拳制裁を支持する内容だが、中には違法性を指摘する声もあった。
http://www.newsclip.be/article/2014/04/15/21472.html