「長い闘いだった」「監獄生活は疲れた」袴田巌さん話す
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1966年に静岡県で一家4人が殺害、放火された事件で死刑が確定し、再審開始決定で釈放された袴田巌(いわお)さん(78)の支援団体が30日、静岡市内で報告集会を開いた。
支援者は、袴田さんが入院先で、「闘いに勝ったな。長い闘いだった」と話したと明かした。
釈放翌日の28日に見舞った寺沢暢紘(のぶひろ)さん(68)が説明した。
長期間の拘束による妄想も残るが、現状を尋ねられると時折、明確な答えが返ってくるという。
「監獄生活は疲れた。闘い続けて自由、釈放を勝ち取ったから安心して生活できる」と話す。
一方、車いすに乗せようとすると「また拘束されるのか」と恐れる様子も見せるという。