小保方晴子氏は一研究員に 理研再生研を再編
理化学研究所は14日、STAP細胞問題の舞台となった神戸市の発生・再生科学総合研究センターを21日付で再編すると発表した。
竹市雅俊センター長は退任し、小保方晴子氏は研究ユニットリーダーから、理研本部のSTAP検証実験チームの一研究員となる。
名称を「多細胞システム形成研究センター」と変え、2015年3月を目途に新センター長を決める。
それまでは柳田敏雄・生命システム研究センター長が職務を代行、竹市氏は特別顧問に就く。
新センターでは、研究室が所属するプログラムを四つに再編し、40あった研究室を20に減らす。職員は439人から329人となる。
http://www.nagasaki-np.co.jp/f24/CO20141114/ma2014111401001796.shtml
小保方さんの理研、新法人に指定へ 文科相
新しい万能細胞を作製した小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダーの所属する理化学研究所について、下村博文・文部科学相は31日の閣議後会見で、世界最高水準の研究開発を担う新制度の「特定国立研究開発法人」に指定する考えを明らかにした。
再生医学の研究を加速させる。
新法人は、優秀な研究者を高給で優遇するなど、資金を自由に使える。
政府はこの制度を盛り込んだ独立行政法人改革の基本方針を昨年12月に閣議決定した。
欧米では研究機関のトップに5千万円程度の年俸を出すケースがあるが、新法人の指定によって日本でも同水準の年俸の研究者が出る可能性がある。
下村文科相は「若手や女性研究者の働きやすい環境を作り、充実させることで、第二、第三の小保方氏や画期的な研究成果が生み出されるように応援する」と述べた。
政府は新法人制度について、近く関係閣僚会議を開いて正式に決め、今国会に法案を提出する。
(西川迅)
http://www.asahi.com/articles/ASG105RDNG10ULBJ019.html