横槍メンゴ「クズの本懐」の最新2巻が、10月25日に発売された。
横槍と彼女が敬愛してやまない大暮維人との対談を敢行。
──横槍先生は大暮先生の大ファンだそうで、今回の対談が実現しました。
大暮 それはありがとうございます。光栄です。
横槍 楽しみにしすぎて、昨日からずっと緊張してます……。
私、結構いろんなところにアシスタントしに行ってたんですけど、どの現場でも「大暮先生は神だ」って崇められていて、作画見本でコミックスが置いてあったり。
絵の美しさはもちろん、もう色んな才能が集結しすぎなんですよ。
苦手なことってあるのかなって不思議に思うくらい。
──大暮先生は、横槍さんの「クズの本懐」を読まれていかがでしたか?
大暮 ええ、僕はなかなかこういう真っ直ぐな恋愛ものってできないので、すごいなあと思いました。
こういうのは作品に入り込まないと描けないと思うんですよね。
横槍 いえいえ…! でも、確かにそうかもしれないです。私は結構、作品にのめり込むタイプなので。
迷わないで描くというのが唯一の取り柄というか。
大暮 マンガで一番重要なのは、そこなんだろうなと思います。
そうすることで、本来見せ場じゃないところが見せ場になったりしますし。
何気ない会話とか、ちょっとした感情の揺れとか、すごく丁寧に描かれてらっしゃいますよね。
横槍 大暮先生は感性でガーッと描くというよりは、考えて描かれるタイプですか?大暮 僕、やっぱり自分のマンガから一歩引いちゃうんですよね。
のめり込むとすぐ暴走しちゃうので。いろいろ(笑)。
http://natalie.mu/comic/pp/biggangan01