駆け込み需要で売り上げ伸びる 1月28日 4時30分
消費税率の引き上げを控え、価格帯が高い大型の家電や自動車などは駆け込み需要もあって販売店での売り上げが伸びています。
このうち、家電ではエアコンや冷蔵庫などを中心に駆け込み需要の動きが広がっていて、去年の国内でのいわゆる白物家電の出荷額は2兆2893億円余りと3年ぶりに前の年の実績を上回りました。
こうした需要はことしに入っても続いていて、今月19日までの大手家電量販店、「ビックカメラ」の売り上げは、冷蔵庫が前の年の同じ期間に比べておよそ60%増加しているほか、エアコンや洗濯機も50%増えています。
なかでも大型テレビの売れ行きは去年の同じ時期のおよそ2倍に上っているということです。
ビックカメラ新宿東口店大型家電コーナー主任の千葉綾子さんは「2月下旬から3月下旬までは、駆け込み需要でさらに店舗が混み合うと思う。4月になるといったん落ち着くが、夏になると再びさまざまな需要が出て、混み始めるだろう」と話しています。
一方、自動車は去年11月ごろから駆け込みの需要が出ていて、去年11月の国内での新車販売は前年の実績を16%、12月は25%、それぞれ上回りました。
ことしに入ってからも販売は好調で、車種によっては生産が間に合わずに5%の税率が適用される3月末までの登録に間に合わないものが出てくるのではないかという見方も出ています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140128/k10014816461000.html