マー君移籍へ前進!入札制度の上限20億円で日米合意へ
夢の実現へ。揺れに揺れたポスティングシステム(入札制度)がようやく決着のときを迎えた。
日本野球機構(NPB)が4日午前、米大リーグ機構(MLB)側と1時間半ほど電話で協議し、入札額の上限を2000万ドル(約20億円)に抑える案で交渉が進展した。
まさに急転直下だった。NPBの井原事務局長が4日午後に東京・内幸町の同事務局で緊急会見を設定。
資金力の豊富な球団と乏しい球団で制度への見解が分かれている米側に妥協点が見つかったことを認め「前向きに進んでいる感覚はあります」と異例の“声明”を発表した。
制度締結を期待した報道陣には肩すかしの雰囲気が漂ったが、ことは水面下で進んでいたのだ。
関係者によると、NPBは3日に都内で開いた臨時の12球団代表者会議で、MLB側が求める入札額の上限を2000万ドルに設定する案を話し合った。
だが、田中を抱える楽天は立花陽三球団社長(42)が出馬し、「評価がフェアでなくなる」と猛烈に反発したという。
だが、楽天を除く11球団が、受け入れを強行決議した。楽天は数の論理に押し切られ、折れるしかなかったようだ。
http://www.sanspo.com/baseball/news/20131205/gol13120505080001-n2.html