国土交通省は22日、高速道路の料金割引制度について、2014年度から平日昼間の3割引きを廃止する方針を固めた。
深夜などを含め、現在、平日は全ての時間帯で料金が3割引き以上となっており、利用者は値下げを実感しにくくなっている。このため、昼間の料金を元に戻すことで、他の時間帯の割引効果を高める。
東日本、中日本、西日本の各高速道路会社は、平日の午前9時から午後5時までに東京、大阪とその近郊の大都市部を除く地方路線で、自動料金収受システム(ETC)を使って通行した車を対象に、料金を3割引きしている。各社の減収分は国費で賄っていたが、今年度で財源がなくなることから制度の存廃を検討していた。
国交省が平日割引を検証したところ、並行する一般道の渋滞解消にはつながっておらず、明確な効果が見られないことから、廃止が妥当と判断した。(2013/11/22-22:21)
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2013112201021
国土交通省と東日本、中日本、西日本の高速道路会社3社は高速道路の料金割引制度を来年度から大幅に縮小する方針だ。地方での平日昼間や大都市での休日の各3割引きを廃止するほか、深夜の割引率は5割から3割に縮める。景気対策として2008年度から投入した国費負担分の割引財源が今年度で切れるため、渋滞緩和や地域経済の活性化などの効果が小さい割引メニューを削る。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGC2201E_S3A121C1MM8000/