http://jp.reuters.com/article/germany-refugees-idJPKCN0UR17P20160113
[ベルリン 13日 ロイター] - ショイブレ独財務相は13日、2015年のドイツの財政収支は121億ユーロの黒字となり、黒字幅は予想のほぼ倍だったことを明らかにした。
余裕資金は移民・難民の受け入れに活用する、との考えを示した。
財政黒字は予想では61億ユーロだった。ドイツの財政は2016年も3年連続で均衡を達成できる可能性が出てきた。
財務相は声明で「もし可能であるならば、今年も新規債務なしで行きたい」と語った。
一方、経済省は同日した公表した月次報告書で、ドイツ経済は緩やかに景気が持ち直しているとし、第4・四半期に経済が拡大した可能性が大きいとの見方を示した。産業活動は弱まったものの、雇用や実質所得は増加したとしている。
また昨年流入した110万人の難民が個人消費を押し上げていると指摘。健全な雇用市場や低金利、賃金増加などもあわせ、世界経済の逆風を和らげる一助となっているとの認識を示した。