財政審:60年度の債務残高GDPの5倍に膨張の可能性 毎日新聞 2015年10月09日 20時41分財政制度等審議会の財政制度分科会は9日、国と地方を合わせた財政の長期推計を公表した。
政府が6月に閣議決定した財政健全化計画に沿った改革を成功させ、2020年度に健全化目標を達成したとしても、その後の改革を怠れば、60年度の債務(借金)残高は国内総生産(GDP)の5倍程度(現在は2倍程度の約1000兆円)に膨らむと試算した。
少子高齢化による社会保障負担や借金の利払い費増加により、財政状況は年を追うごとに厳しくなると予測した。
60年度以降の債務残高をGDP比で安定させるための改革を20年度に1度に行おうとした場合、GDPの5.43~7.10%相当の増税や歳出削減につながる制度改正が必要だとした。
財政審は14年にも60年度までの長期推計を実施。
当時は想定される債務残高の詳細も公表したが、試算の仕方によっては1京円(1000兆円の10倍)を超える残高となり、各方面に衝撃を与えた。
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http://mainichi.jp/select/news/20151010k0000m020071000c.html