国内最大の指定暴力団山口組が分裂した問題で、離脱した13団体が山健組(神戸市)の井上邦雄組長を頂点とする新組織を結成したとみられることが6日、警察当局への取材で分かった。
捜査関係者によると、新組織に加わるのは他に、宅見組(大阪市)や侠友会(兵庫県淡路市)など。
離脱した組長らは5日、山健組事務所近くのビルで会合を開いており、新組織結成で合意したとみられる。
会合では、新組織の名称を「神戸山口組」とし、本部を侠友会事務所のある淡路市に置くことにしたとの情報がある。
ただ、名称については「本家山口組」などの情報もあり、新組織の参加団体数や規模などは依然流動的という。
兵庫県警は警戒を強めるとともに、情報収集を急いでいる。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2015090600082