宇都宮中央署は、管内のスーパーなど6店舗で、警察官が店内放送で直接、買い物客に訴える「おみみ拝借パトロール」(通称・みみパト)を実施している。
「みみパト」は同署が5月中旬から独自に取り組み、対象店舗を管轄する交番の警察官が担当する。
店内巡回で警察官が姿を「見せる」だけではなく、声も「聞かせる」ことで、より効果的に万引などの犯罪や交通事故の抑止につなげる狙いだ。22日までに約40回実施している。
22日午後、宇都宮市睦町のスーパー「トライアル宇都宮店」では、桜通り交番の手塚勝(てづかしょう)巡査(23)が、制服姿でマイクを握った。
「万引は犯罪です。不審な人を見かけたら店員または警察にご連絡ください」「車を離れる時には必ずドアをロックをしましょう」などと呼び掛けた。