7年ぶり青のり出荷再開へ網張り 福島 相馬
9月6日 15時20分
福島第一原発の事故の前は全国有数の青のりの産地だった福島県相馬市松川浦で7年ぶりとなる出荷の再開に向けてのりを付着させる網を張る作業が行われています。
全国有数の青のりの産地だった相馬市松川浦は、原発事故のあと出荷を自粛していましたが、放射性物質の検査などで安全性が確認されたため、今シーズンから出荷の再開を目指すことになりました。
6日朝は7年ぶりとなる出荷の再開に向け、地元の生産者たちが小型船で浅瀬の漁場まで行き、海に入って青のりの胞子を付着させる網を張る作業を行いました。
生産者たちは幅1メートル余り、長さ18メートルの網を漁場に入れ、竹の柵にひもで結びつけていました。
網はのりが付着したあと別の漁場に移され、来年2月から摘み取り作業が行われる予定で「生のり」や乾燥させた「ばら干しのり」として全国に出荷されるということです。
生産者の78歳の男性は「お客さんにも食べてもらえるので思いもひとしおです。誠心誠意おいしいのりをつくっていきたい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170906/k10011128891000.html
自家用米から放射性物質=対策せず基準上回る-福島
福島県は9日、福島市の兼業農家が2014年に生産したコメから国の基準値を超える放射性物質が検出されたと発表した。
自家用で市場には流通していない。14年産米での基準値超えは初めて。同農家では、東京電力福島第1原発事故後、最初の作付けだったが、放射性物質の吸収抑制などの対策を講じていなかった。
県によると、収穫された45キロから国の食品基準の1キロ当たり100ベクレルを超える170~220ベクレルの放射性セシウムが検出された。原発事故後、全ての福島県産米を検査しているが、同農家は作付けしない意向を示していたため、県で把握できなかった。
同農家が自家用のコメを簡易検査場に持ち込んだため発覚した。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2015070900780