女子着替え中の教室で騒ぎ、駆けつけた教諭が…
福岡県太宰府市教委は3日、同市立小で、女子児童が着替えていた教室に、6年の担任をしている男性教諭(30歳代)の私物のデジタルカメラが仕掛けられていたと発表した。
学校は盗撮事件として同日、県警に通報した。市教委などの調査に対し、教諭は関与を否定しているという。
市教委と校長によると、2日午後1時過ぎ、6年の2クラスの女子児童計23人が体育の授業前に着替えていた教室の棚に、動画撮影のモードに設定されたデジタルカメラがあるのを、児童が発見。
カーテンの布で覆われ、レンズだけが教室内に向けられていた。
騒ぎを聞き、真っ先に駆け付けた教諭が児童からカメラを回収。
「これは僕の」「メモリーカードが入っていないから撮られていない」などと説明したという。
学校の調査に対し、教諭は「1日の授業を撮影した後、カードを抜き、カメラをポケットに入れたが、なくした」と盗撮を否定。
2日夕に校長がカメラとカードを確認した際には動画は残っていなかった。
一方、複数の児童が、十数分間にわたって動画撮影の機能が作動している表示を確認したり、教諭がカメラから何かを抜き取ったりしたと証言しているという。
市教委と学校は3日夜、6年の保護者会を開いて事情を説明、保護者の要望を踏まえ4日から教諭を自宅謹慎させることを決めた。
(2013年10月4日12時23分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131004-OYT1T00490.htm