香港(CNN) 韓国で中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染が広がっている問題で、感染の可能性があるとして隔離の対象となった人数が1369人にのぼったことが4日までに分かった。
また、韓国の保健当局は新たに5人の感染が確認されたと発表。これにより、感染者数は35人となった。
これまでに2人が死亡している。世界保健機関(WHO)は、感染がさらに拡大する可能性があると警戒を呼びかけている。韓国教育省によれば、540校以上の学校が感染拡大を防止するために休校した。
同国の朴槿恵(パククネ)大統領は、当局の初期対応に問題があったことを認めた。
大統領は「感染しやすさについての判断など、今回の初期対応には不十分な点があった」と述べた。
(後略)
http://www.cnn.co.jp/world/35065429.html
政府が忠清北道(チュンチョンブクド)忠州(チュンジュ)にある韓国自活研修院をMERS接触者の集団隔離施設として活用する方針を固めると、該当地方自治体が反発した。
保健福祉部は先月31日、「韓国自活研修院をMERS隔離対象者の隔離施設に指定・運営することにした」という内容の公文書を忠清北道に送った。しかし忠清北道と忠州市は「2次感染の恐れがあり、受け入れることはできない」とし、福祉部の要請を直ちに拒否した。
忠州市は現在、韓国自活研修院の入口を防疫車両と救急車でふさいでいる。福祉部がMERS接触者を任意に受け入れることに備え、市庁の職員4人は24時間監視勤務をしている。
(抜粋)
http://japanese.joins.com/article/325/201325.html
MERSは致死率が40%を越えるのに予防ワクチンや治療剤もない病気だ。それでも保健当局は初めから「伝染性が低い」として対応がおろそかだった。さらに確定患者の娘は自ら隔離検査を要請したが、保健当局が検査を断り4日後に確診判定をするなど病気に対する態度に誠意がなかった。
http://japanese.joins.com/article/098/201098.html