大阪女性殺害:「住人がグルで監視」容疑者の精神鑑定検討 毎日新聞 2015年05月29日 07時00分(最終更新 05月29日 07時05分)大阪府豊中市服部西町1のマンション6階で住人の滝畠裕美(たきはた・ひろみ)さん(33)が刺殺された事件で、同じ階に住む上原亮宏(あきひろ)容疑者(53)=殺人未遂容疑で現行犯逮捕=が「6階の住人がグルになって私を監視していた。半殺しにしてやろうと思った」と供述していることが、捜査関係者への取材で分かった。
供述には意味の通らない点があり、大阪地検は責任能力を調べるため、精神鑑定を行う方向で検討を始めた。
捜査関係者によると、上原容疑者宅の斜め向かいに住んでいた滝畠さんは6階のエレベーター付近で襲われた。
上原容疑者は「エレベーターに乗ったら、後から滝畠さん親子が乗り込んできた。
我慢の限界で6階で降りた直後に刺した」と供述しているという。こうした供述内容を踏まえ、大阪地検は鑑定留置実施の検討に入った模様だ。
一方、大阪府警が28日に行った司法解剖の結果、滝畠さんの遺体には顔や首を中心に30カ所以上の刺し傷があった。
死因は大量出血に伴う失血死だった。
府警は上原容疑者宅を捜索し、台所から血の付いた凶器とみられるサバイバルナイフ(刃渡り12.5センチ)を押収した。
室内からは別のナイフや特殊警棒も見つかった。上原容疑者は普段からサバイバルナイフを持ち歩いていた疑いがあるという。
◇夫、涙こらえ好物買いに
刺殺された滝畠さんのおなかには新しい命が宿っていた。1歳7カ月の長男に続き、夫婦が待ち望んだ第2子だった。
うぇbで
http://mainichi.jp/select/news/20150529k0000m040188000c.html