名大生タリウム事件、被害者「元の体に戻してほしい」
名古屋大学の女子学生が同級生2人に劇物の硫酸タリウムを飲ませた事件。
被害に遭った男子学生が事件後初めてインタビュー取材に応じ、視力の激しい低下など、後遺症に苦しむ現在の心境を語りました。
「(視力は)両目とも0.01から0.02くらい。白くもやがかかったような見え方で、色とかも、あまりはっきりしていない。
人の顔の表情は普通の距離だとわからない。感覚を頼りにして歩いている」(タリウムを飲まされた男子学生)今年1月、知人女性を殺害した疑いで逮捕された名古屋大学の19歳の女子学生。高校2年生だった3年前、同級生の男子学生ら2人に劇物の硫酸タリウムを飲ませ殺害しようとした疑いで、今月15日に再逮捕されました。
「おなかの痛さが先にきて、次に髪の毛が抜けて、(それから2~3週間して)入れ替わりで足が痛くなって、目も見えづらくなって」(タリウムを飲まされた男子学生)
犯行の動機について女子学生は「タリウムを飲ませて観察したかった」という趣旨の供述をした上で、「男子学生は席が近かったから狙った」と話しているといいます。
Q.女子学生と話したことはない?
「はい。(女子学生は自分のことを)実験動物みたいに思っているのかな。
人間以下のものに見られたのが悔しい。体を元に戻してほしい」(タリウムを飲まされた男子学生)被害を受けた男子学生は「タリウム中毒」と診断された当初から、女子学生による犯行を疑い、宮城県警に相談していたということです。
「2年前の2月くらいに警察と話したときに、名前は出した」(タリウムを飲まされた男子学生)Q.女子学生の?
「はい」(タリウムを飲まされた男子学生)
Q.その時の警察の反応は?
「それから捜査が進んでいないということは・・・」(タリウムを飲まされた男子学生)宮城県警は「当時はできる限りの捜査はしたが、捜査上に女子学生の名前が出ることはなかった」との見解を示しています。(26日11:32)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2500999.html