群馬県高崎市が地域振興のために始めた無料のレンタサイクル・システムがおかしなことになっている。
150台用意したのに140台が消えてしまった。
市民が私物化しているのは明らかで、民度はそんな程度だったのかと市や多くの市民はガックリ。
午後10時をすぎて、レンタサイクルの駐輪スペースはがらんとしている。「きょうは10台ですね」。
本来ずらりと並んでいるはずの残りの140台はない。レンタサイクルの利用時間は午前9時から午後10時まで。
だれでも自由に乗れるし、指定の駐輪場に乗り捨てもできる。100円が必要だが、返却した時に戻ってくる。つまり無料だ。
時間より遅く返しにきた利用者に聞いてみると、「住宅街に落ちていた(放置されていた)んで」乗ってきたのだという。
時間を守らないだけでなく、乗り捨て放ったらかしもある。
マンションの駐輪場やひどいのは自宅の物置に入れてシャッターを閉めていたのもあったという。
驚いたのは早朝の駅前風景だ。カメラを据えて見張っていると、午前6時に白ワイシャツの男性がやってきた。
駐輪場に戻して駅の方へ。さらにバックパックの男性が・・・と、次から次と乗ってくる。夜の間は自宅に置いていた。
つまり、通勤に使っているわけだ。自分の自転車だと駐輪場を探さないといけないが、これなら乗り捨てである。
専用に使えるというわけだ。利用時間の制限は無視。市民からは「使いたい時にないね」という声も起こる。
http://www.j-cast.com/tv/2015/05/15235268.html