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【営農】山形県が「無料」で「サクランボ収穫作業」してくれる人募集!

山形県は24日、人手不足が深刻なサクランボの収穫作業で、「山形方式」の労働力確保策を確立するための推進協議会を設立した。
主産地の東根、寒河江西村山、天童の3地区で人材確保のモデル事業を展開。
仙台圏など県外の就労ニーズも調査し、収穫作業のツアー化などの可能性を探る。

推進協は県農協中央会、全農県本部、主産地の農協や自治体、シルバー人材センター連合会、公共職業安定所などで発足させた。

国庫補助の援農隊マッチング支援事業に申請。
モデル地区でさまざまな募集手段を試行するほか、「新人作業員」向けの技術研修会、生産農家が必要とする労働力調査なども予定する。

本年度は6月に収穫体験ツアーを開催する。県職員や全農県本部職員による収穫ボランティアも実施。
農業高校の生徒、農業大学校の学生にも収穫作業を体験してもらう。労働力確保のアイデアも広く募集する。

初会合では産地の農協幹部が
「農家から100人超の労働力を求められたが、10人しか確保できなかった」と厳しい現状を吐露。

「高所作業を伴うが、けがをした場合の保険適用などが問題」

と課題も指摘した。
推進協は収穫期後の10月ごろ、本年度の取り組み結果を検証・評価し、労働力確保の山形方式「試案モデル」を構築。来年度以降はモデルの改善を重ねる。

河北新報[2015年04月25日土曜日]
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150425_55003.html