■「足が地面に着いてない」
ところが、以前からの東海道線ユーザーの反応は対照的だ。
「東海道線激混み。ほんと上野東京ラインなんてやめてほしかった。通勤が鬱(うつ)になる」「とりあえず足が地面に着いてない」開業によって人の流れが変わり、同線の一部時間帯、一部区間では以前より混雑が深刻化したことが続々と報告されている。
時間帯によって車両数が15両から10両に減ったことへの不満も相次ぎ、「新社会人、新入生、春休み明けの学生、転勤族が加わる4月からが本当の地獄だ」と、不安を募らせる利用客も多い。
また、東京駅始発の下り本数が減ったことで、平日夜、都心から神奈川方面に帰るユーザーからは「今までは始発駅で座れたのに、座れなくなった」という訴えも出ている。
もっとも、同様の苦情は上野駅始発の下り本数が減った常磐、東北、高崎各線の利用客からも上がっており、これは痛み分けというべきか。
しかし、中には開業の恩恵が感じられず不満を抱く一部ユーザーが、利便性が増したとみられる沿線の住民に対し、「地方の秘境とつながったら路線の品格が落ちる」などと、暴言を投げつけるケースも。
首都圏のアクセス向上は、利用者の居住地域によって実感に差があるようだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150322-00000536-san-bus_all