和歌山県紀の川市後田(しれだ)の空き地で市立名手(なて)小5年、森田都史(とし)君(11)を刺殺したとして、殺人容疑で7日未明に逮捕された現場近くの無職、中村桜洲(おうしゅう)容疑者(22)の自宅から、和歌山県警は凶器とみられる剣のような形の大型ナタ3点(いずれも刃渡り約40センチ)を押収した。
ナタに血痕は見当たらないといい、県警はDNA型鑑定などで詳しい調べを進める。
中村容疑者宅は現場から約50メートル、森田君宅から約80メートル。
逮捕容疑は今月5日午後4時14分ごろ、現場の空き地で刃物を使い、森田君の頭や胸などを切りつけたり刺したりして失血死させたとしている。
森田君はほぼ即死状態で、刺し傷が心臓に達していた他、重い刃物を振り下ろされたとみられ頭の2カ所で骨が損傷していた。
腕にも傷があり、全体で10カ所近かった。
中村容疑者は「男の子を殺していない。見たこともない」と容疑を否認している。
http://mainichi.jp/select/news/20150208k0000m040072000c.html