「誰とでも友達になれるような明るい子だったのに…」。
5日、自宅近くで襲われて亡くなった和歌山県紀の川市立名手小5年の森田都史君(11)は1月に転校してきたばかりだった。
友人や教員らは突然の悲報に「とても受け入れられない」と言葉を失った。
学校ではこの日、家庭科の調理実習でこんにゃくを作り、一部の保護者も一緒になって給食の時間に食べた。
森田君もおいしそうに頬張っていたという。
普段を知る同級生の父親は「お兄ちゃんがいて、けんかもしたが、仲が良く、いつも行動を共にしていた。
やんちゃだけど、憎めない子だった」と硬い表情で話した。
谷口博司教頭によると、森田君は学校にもなじみ、低学年の児童とも仲良く遊んでいた。
節分の学校行事で、はつらつと鬼退治ゲームに参加する姿が印象的だった。
近くに住む同小6年の男児は「わんぱくで明るい子だった」とうつむいた。
孫が同級生だという近所の女性宅によく遊びに来ていた。
ゲームをしたり、スケボーに乗ったり。女性は「元気な子だった。悲しい」と声を震わせた。
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2015/02/05/kiji/K20150205009759190.html