大学入試センター試験が17日午前、全国で一斉にスタートした。今年の入試は、景気の回復傾向もあって受験生の理系志向に歯止めがかかり、国際関連や法、経済など文系学部の人気が復調している。
センター試験では今回、学習指導要領の改定に伴い新旧両課程の試験が用意されたが、浪人生からは「広い範囲を学んだ現役生に比べ不利になるのでは」と不安の声も漏れた。
東京都文京区の東京大の入試会場では、同大文科2類を目指すさいたま市の男子浪人生(19)が、「最近景気が復調してきたので、経済学部で学び企業への就職に役立てたい」と話した。福岡市の九州大の会場では、同大経済学部志望の男子浪人生(18)が、「親に負担をかけない地元の国立大に進み、銀行や証券会社に就職したい」。
横浜市の横浜国立大の会場では、高校3年の男子生徒(18)が「秋田市の国際教養大に進み、将来は海外で日本文化を伝えたい」と話した。
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