ネット選挙、「夜の延長戦」でつばぜり合い
今回の衆院選では、昨年の参院選に続き、候補者がインターネットを使って支持を訴えることが可能になった。各党は選挙戦最終日の13日、街頭演説を終えた後も「夜の延長戦」で、つばぜり合いを繰り広げた。
ネット動画サイト「ニコニコ生放送」では、ネットサービス各社の協力も受け、午後8時から各党の主張を紹介する生番組が配信された。
生番組で自民党は、候補者の応援で全国を駆けめぐる安倍首相(党総裁)や稲田政調会長ら党幹部、閣僚の演説を配信。東京・秋葉原の街頭で「最後の訴え」を終えた首相は麻生副総理・財務相とともに党本部の特設スタジオに駆けつけ「ここで流れを変えては、民主党政権時代の暗い混迷した時代に戻ってしまう」と訴えた。
野党も、民主党の海江田代表が、東京・新宿から生出演し「子育て支援をぜひやらせてもらいたい」と社会保障を充実させていく考えを強調した。
維新の党の江田共同代表は「安倍さんは、約束した(国会議員の)定数削減をやっていない」と首相を批判し「維新は身を切る改革ができる」と視聴者にアピールした。
他の政党も、党首や候補者が出演し最後まで支持を求めた。
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news2/20141213-OYT1T50129.html