今、コンビニで最も熱い売り場が「レジ横」となっている。こうした中、セブン-イレブンは27日、ドーナツの新商品発表会を開いた。
発表されたのは、100円の「オールドファッション」やモチモチの「リングドーナツ」など6種類。
今やコンビニの主力商品となったコーヒーとの相性のよさはもちろん。
買い物客は「コーヒー飲みながら甘い物をと。ドーナツも専門店並みにおいしいので」と語った。
今回、新商品のドーナツをあえて、レジ横で販売するのには大きな理由があった。
街の人は「見ると食べたくなっちゃう。ついで買いが多いですね」、「ちらっと見て、(気になるものが)あったら、うっかりいっちゃったりしますね」などと話した。
目に入るとついつい買ってしまう、レジ横商品の甘い誘惑。
客のついで買いを誘うレジ横は、コンビニの販売戦略の要となっている。
セブン-イレブン・ジャパンの鎌田 靖商品本部長は「(レジ横は)店内で最終的にレジで精算される方が全て寄る場所。1品プラスで買っても、値ごろ感のあるコーヒーとの組み合わせを提案したい」と語った。
不振にあえぐ小売業界の中で成長を続けるコンビニ業界。
会計待ちの列を店の中央に配置し、お客さんの目線の正面にレジ横商品が並び、ついついもう1品買いたくなるような店舗設計がされていた。
コンビニ利用客は「並んでいると、わたしの場合は、見て取っちゃう場合が多い」、「やっぱり見てると欲しくなって、おでんとかも、いい香りするので」などと話した。
そしてファミリーマートでは、かわいいハート形のチキンが12月からレジ横で販売される。
消費者には悩ましいレジ横の誘惑は、今後も続くとみられる。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20141127-00000624-fnn-bus_all
店員が一個一個取るタイプで更なるレジの混雑が予想されるドーナツラック