秋葉原通り魔事件 1月にも最高裁判決へ 11月13日 17時07分
秋葉原通り魔事件 1月にも最高裁判決へ
6年前、東京・秋葉原で起きた通り魔事件で、1審と2審で死刑が言い渡された加藤智大被告について、最高裁判所は来月中旬に弁論を開くことを決めました。
これにより早ければ来年1月にも判決が言い渡される見通しになりました。
加藤智大被告(32)は平成20年6月、東京・秋葉原の繁華街にトラックで突っ込み、通行人をはねたりナイフで刺したりして7人を殺害、10人に重軽傷を負わせたとして、殺人などの罪に問われています。
1審は3年前、「身勝手極まりない動機で7人の尊い命を奪った人間性の感じられない残虐な犯行だ」と指摘して、求刑どおり死刑を言い渡しました。
さらに2審もおととし「被告なりの反省の姿勢は見えるが、死刑を避けるような特段の事情はない」として、死刑を言い渡しました。これに対し、弁護士が「被告は犯行当時、善悪が判断できる精神状態ではなく死刑は重すぎる」などと主張して上告していました。
この裁判で最高裁判所第1小法廷は、来月18日に検察側と弁護側の双方の主張を聞く弁論を開くことを決めました。
2審で死刑が言い渡された裁判では弁論から1か月ほどで判決が言い渡されることが多く、加藤被告に対する最高裁の判決は、早ければ来年1月にも言い渡される見通しになりました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141113/t10013181061000.html