埼玉県川越市のJR川越駅で8日、同市の県立盲学校「塙保己一(はなわほきいち)学園」(荒井宏昌校長)の高等部専攻科に通う全盲の女子生徒が足を蹴られ全治3週間のけがをした傷害事件で、同県警は12日、同県狭山市の男(44)を容疑者と特定し、任意捜査を開始したと発表した。
男には知的障害があり、刑事責任を問えるかどうかも含め慎重に調べている。
県警捜査1課によると、複数の目撃情報などから男が浮上。受け答えが困難なため、明確な供述は得られていないという。男は同市内の施設に住み込んで軽作業に取り組んでいる。
容疑者の特定について、荒井校長は「まずは安心した。学園内外で啓発活動を続け、視覚障害者が安心して歩ける社会になるよう努めたい」と話した。女子生徒も校長に「とにかくほっとしている」と話したという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140912-00000141-mai-soci