仮設の87歳女性自殺 楢葉から避難、ストレスか いわき
http://www.minpo.jp/news/detail/2014091117979
東京電力福島第一原発事故で、楢葉町からいわき市の仮設住宅に避難していた女性(87)が仮設住宅近くの林で首をつって自殺していたことが10日までに分かった。
同居していた長男(64)によると、女性は4月に夫=当時(94)=を亡くし、避難生活によるストレスを抱えていたという。遺書はなかった。
長男の話では、女性は2日午後3時半ごろ、「もう仮設は嫌だ」と言って家を出たという。
長男はいつものように散歩に出掛けたと思っていたが、午後6時ごろになっても戻らないため、110番通報した。
いわき中央署やいわき市消防本部などが捜索し、3日午前6時ごろ、仮設住宅から約50メートル離れた林で倒れて亡くなっている女性を発見した。
長男や近隣住民によると、女性は「もう避難生活は嫌だ」「私も早く死にたい」などと話していたという。女性が家を出た2日は、夫の誕生日の翌日だった。