小保方晴子研究ユニットリーダー(30)がリタイア寸前だ。理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB=神戸市)の笹井芳樹副センター長(52)が「STAP細胞を必ず再現してください」の言葉を小保方氏に残し自殺して、一夜が明けた6日も衝撃は収まらない。
「彼女はとても研究などできる状態ではない!」――。小保方氏の身に今、何が起こっているのか?小保方氏をめぐっては、これまでの振る舞いから「全部計算」「ずぶとい女」という声も上がっていたが、関係者によると「笹井氏が亡くなった一報は電話で知ったそうです。
ひどく取り乱し、おえつを漏らしながら号泣していたとか。その日、出勤はしたものの、とても研究なんかできる状態ではなかった」。
精神的ショックを考慮し、小保方氏には現在2人の理研スタッフがメンタル面のケアに当たっている。裏を返せば「1人にしたら危ない」ということなのだろう。
「彼女はうつろな表情でふさぎ込んでしまっているそうです。『私のせいで…』と思い詰める部分もあるそうで、カウンセラーは話題を変えたり『あなたのせいではない』と言い聞かせているそうです」(別の関係者)精神科医の東京・銀座泰明クリニックの茅野分(ちの・ぶん)院長も「衝撃的な出来事すぎて、急性ストレス障害になっている可能性が高い。思い詰めて、何をするかわからない危険な状態。入院させた方が賢明でしょう」との見解を示す。
STAP細胞が存在するかどうかを確かめる検証実験に、小保方氏は7月から11月末までの期限付きで参加。独自に実験に取り組んでおり、同細胞の存在可能性を示せない場合、期限前に実験が打ち切られる可能性もある。
実験を本格的にスタートさせるのは9月ごろとされていたが、笹井氏自殺という不測の事態により、大幅に軌道修正するか、実験そのものをリタイアさせることも考えざるを得ない。
なぜなら、ここまで二人三脚でやってきた恩師を失った小保方氏が、実験中に笹井氏を思い出さないわけがないからだ。そのたびに情緒不安定になっていたら、思うような結果は出せないとしてもやむを得ない。
大きな支えだった恩師を失って心にポッカリ穴があいた小保方氏。この先、STAP細胞とどう向き合うのだろうか。
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