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【ワタミ過労死裁判】ワタミ「”365日死ぬまで働け”という言葉の本意は”愛している”という意味」

http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/9857bb2c03e6028ff3fa25f49ef93ca4
前回初出廷した渡辺議員も姿を現しませんでした。どれだけ忙しくても自らの会社が過労死を出し、自分自身が被告として訴えられているわけですから、これ以上に優先すべき用事はありません。
遺族が求めている過労死の実態解明に正面から向き合うべきです。
前回の渡辺議員の「道義的責任に謝罪する」という発言もパフォーマンスと見ざるをえません。
今回のポイントは、遺族側が裁判所を通して求めていた資料の開示にワタミ側が後ろ向きの姿勢を取ったことです。
とりわけ労働基準監督署からワタミが受けた是正勧告書や指導票を明らかにするよう求めたことに対し、ワタミ側は一部を除き「本件との関連性が希薄」として提出を拒みました。ワタミ自身が設置した「外部有識者による業務改革検討委員会」が今年1月に公表した報告書によると、2008年4月から2013年2月までに全国各地の労基署からワタミに対し是正勧告が24件、指導票が17件出ているとのことです。労働行政の是正指導に対してワタミ側がどのように対応したかは、まさに今回の裁判の争点である会社や経営者の安全配慮義務を十分に果たしたか否かを判断する重要な点です。ワタミ側は過労死が出た労働実態の解明のためにすべての是正勧告書・指導票を明らかにすべきです。
また、ワタミ側は新たに証拠として裁判所に提出してきた資料によると、ワタミの過酷な労働を象徴的に示してきた理念集の「365日24時間死ぬまで働け」という一節を「働くことは生きることそのものである」と変更したとのことです。ワタミ側の証拠説明書ではもともと「365日24時間死ぬまで働け」という言葉は、「上司が部下のことが大好きで、心配で心配で、そして部下の社員としての成長、人間としての成長を誰よりも願い、部下の幸せを祈り続ける、その結果生まれたものである」と正当化を主張しつつ「原告らの心情を考えて変更した」と記している。とんでもない言い分です。なぜ部下のことが大好きで心配で、人間の成長を願うという思いが「死ぬまで働け」という表現につながるのでしょうか。隠ぺいを図るのではなく、なぜそのような言葉に象徴されるような過酷な労働を生んだのかを遺族とともに考えるべきです。

~ところどころ省略しましたので続きはソースで~