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【北方領土】 安倍首相が神提案 「領有権の話はいったん脇に置き、経済面で両国の絆を深める。新しい発想のアプローチだ」


「新しい発想のアプローチ」で

北方領土での共同経済活動は、1998年11月に当時の小渕総理大臣とロシアのエリツィン大統領が署名した「モスクワ宣言」に基づいて検討が始まりましたが、領有権をめぐる日ロ双方の溝は深く、立ち消えになりました。

平和条約交渉でこう着状態が続く中、安倍総理大臣は、去年5月にロシアで行われた日ロ首脳会談で、プーチン大統領に対し、「新しい発想のアプローチ」で今後の平和条約交渉を進めていくよう提案しました。

「新しい発想のアプローチ」は、四島の帰属の問題をいったん脇に置いて、まずは島の将来像を描く作業を日ロが協力して行うことで、相互の信頼を醸成し、平和条約交渉の進展につなげようというものです。

去年12月の日ロ首脳会談では、この考えに基づき、北方領土での共同経済活動について、「協議を開始することが平和条約の締結に向けた重要な一歩になり得る」としたうえで、双方の法的立場を害さずに実施するため、「特別な制度」を設ける交渉を始めることで合意しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170627/k10011031341000.html