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【露旅客機テロ】プーチン激おこ Tu160戦略爆撃機投入、IS首都140ヶ所破壊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151118-00000098-mai-eurp
【露旅客機テロ】プーチン激おこ Tu160戦略爆撃機投入、IS首都140ヶ所破壊
ロシア軍は17日、シリア空爆に戦略爆撃機を初めて投入して集中攻撃をかけた。
プーチン大統領は、エジプトで10月末に起きたロシア機墜落が過激派組織「イスラム国」(IS)による犯行と事実上断定しており、「報復」作戦を開始した。プーチン氏とオランド仏大統領は17日、電話で協議し、対テロ作戦で軍や情報機関同士の連携を強化することで一致。英国のキャメロン首相は同日、米軍主導のシリア空爆に英軍を参加させる考えを表明した。パリ同時多発テロを機に、米欧露はISへの攻撃をさらに強化する構えだ。

ロシアのラブロフ外相は18日、シリア内戦終結と政治移行を目指す反体制派などとの協議を来年1月までに開始したいとの考えを示した。また、国連安保理を通じて、ISに対抗する「グローバルな本物の(対テロ)連合」を創設するよう訴えた。ロシアは9月末に対テロ大連合結成の国連安保理決議案を提出しており、その採択を目指している。

フィリピン訪問中のオバマ米大統領は18日、シリア内戦の終結と政治的移行を目指す外交的取り組みでロシアを「建設的なパートナー」と評価した。アサド大統領の去就については意見の相違が残るが、克服できれば米露の協力拡大に道が開けるとの認識を示した。これに対し、ペスコフ露大統領報道官は「米側は(シリアでの)ロシアとの軍事協力をいまだに拒否している」と批判した。

露軍は17日、Tu160戦略爆撃機などで約130回出撃した。初めて実戦で爆撃機搭載の巡航ミサイルを使用し、ISが「首都」と位置づけるシリア北部ラッカなどの拠点140カ所を破壊した。フランス軍も同日、ラッカを空爆した。

プーチン大統領は、地中海に展開する露海軍のミサイル巡洋艦「モスクワ」に対し、作戦参加を予定する仏原子力空母「シャルル・ドゴール」と「同盟国と同様に」連携するよう指示した。