◆ New Entries

【ミセスワタナベ】FXで利益を出している人は55% 半数以上が利益をだしていることが判明!今すぐやれ!

http://www.nikkei.com/money/features/37.aspx?g=DGXMZO8900262007072015PPE001
FX本格普及10年 ミセス・ワタナベに当局も注目

少額の元手で多額の外貨を売買できる外国為替証拠金取引(FX)。本格普及のきっかけとなった業者への登録制導入から10年がたった。今や東京外国為替市場の取引の約2割はFX関連とみられる。
市場の主役になったFXは相場にどんな影響を及ぼしているか。
通貨当局も注目するその動きを独自データで探った。

FXでは預けた証拠金の最高25倍の取引が可能だ。10万円を預けて10倍の取引をするなら、100万円相当の外貨を売買できる計算だ。登場は1998年の外為法改正がきっかけだが、2005年7月の改正金融先物取引法施行以降、普及に弾みが付いた。業者が順次登録される一方で「悪質業者」は減少。イメージが改善したようだ。

■10年で口座数急増
総口座数は約479万(14年3月末、矢野経済研究所調べ)。複数の口座を持つひともいるが05年3月末と比べると27倍だ。一般の主婦の間でも普及。投資家はミセス・ワタナベの通称で海外でも知られる。

日銀など各国通貨当局も日本のFXに関心を持つ。倍率をきかせた取引ができるため売買額が大きく影響力を軽視できないためだ。14年度の店頭FX(業者が決めた価格で取引する主流タイプ)の取引金額は約4700兆円と5年前の倍以上(金融先物取引業協会調べ)。「取引所FX(取引所で決まった価格で売買)などを合わせると年間売買額は日本の貿易総額の約30倍に相当した模様」(植野大作・三菱UFJモルガン・スタンレー証券チーフ為替ストラテジスト)だ。

FX投資家の買いや売りの注文は業者内で相殺されることも多く、全てが業者から為替市場に出てくるわけではない。それでも東京外国為替市場で銀行など金融機関が行うスポット取引の総額のうち約22%は個人のFXから派生したものとみられる(大西知生ドイツ証券外国為替営業部長の推計値に基づく計算)。