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【サイエンス】ワカメ・葛が世界を侵略中!?消化酵素を持たない外国人は食べられない厄介者!!

いま「外来種」が世界中で問題となっている。
外来種とは、本来いた地域とは別の場所に移住し、そこで繁殖を始めた生物のことである。
日本だって例外ではない。有名どころでは北アメリカから来た外来種・アライグマ。
日本各地の農作物を荒らし、生態系への影響も指摘されている。
また、昨年夏にはオーストラリア原産の有毒グモ・セアカゴケグモが本州でも発見され、ニュースになった。
人間社会にまで被害が生じてしまう、外来種問題は深刻なのである。

しかし、その逆パターンもある。日本でなじみの「アレ」が海外で迷惑をかけているらしいのだ。
「世界の侵略的外来種ワースト100」にもランクインした、そのアレとは「ワカメ」である。

日本の食卓にはかかせないワカメが、ニュージーランドやオーストラリア、ヨーロッパ諸国の沿岸域で増殖しており、生態系にも人間にも悪影響を与えているという。
船の重さを調節する際のタンク内に混入し、世界に広まっていったと見られているが、そんなもん味噌汁に入れて食っちゃえばいいじゃねーか、と考えるのは早計。

実はワカメを食べる文化があるのは、日本と朝鮮半島だけなのである。
食べたとしても欧米人はワカメを消化する酵素を持ってない。
食べることのできない、ただのジャマな海藻にすぎないのである。
いまや駆除をあきらめて、日本へワカメを輸出しようという話もあるそうだが……ほんとにスミマセン、としか言いようがない。

そのほか、プランクトンを食べる二枚貝の「ヌマコダキガイ」。
こいつは原産地である日本周辺の海では希少種のくせに、サンフランシスコ湾では大増殖。
発見からわずか一年で海底を埋め尽くしてしまった。
生態系は一変、小型の甲殻類や魚が減少してしまったという。ほんとスミマセン!日刊大衆[2015-02-18]
http://taishu.jp/13936.php