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【パンデミック】厚生労働省「やっぱデングウイルスは拡散するわ」緊急会議を開催

代々木公園(東京都渋谷区)で多数の人が感染したデング熱は5日、同公園以外の場所での感染が疑われる患者が初めて確認され、まん延が続く可能性が出てきた。

今回判明した埼玉県の30代の男性患者の感染場所とみられるのは、代々木公園から約1.5キロ離れた新宿中央公園(新宿区)。感染ルートについて、国立感染症研究所の高崎智彦室長(ウイルス学)は「代々木公園で蚊に刺された人がウイルス感染し、その人が新宿に移動して、また蚊に刺されたと考えられる」と話す。感染した人を新宿中央公園で刺した蚊にウイルスがうつり、その蚊が埼玉県の男性を刺したという見方だ。

厚生労働省も、ウイルスをもつ蚊が代々木公園から新宿中央公園に「自力」で飛来した可能性は低いとみている。ヒトスジシマカの活動範囲はせいぜい半径100メートルにすぎないからだ。高崎室長も同じ見解だが、蚊が風に運ばれて二つの公園の間を移動した可能性は否定しきれないと指摘する。

デング熱は発症前後の感染者を蚊が刺すと、ウイルスが蚊にうつる。代々木公園で感染した人が新宿中央公園を訪れたのも、発症前後の時期だったとみられる。

新たな感染場所が浮上した事態を受け、厚労省の担当者は「当初予想した以上にウイルスを持つ蚊がまん延している。代々木公園から離れたところでも、感染者が訪れた先で蚊に刺されれば、その地域で小規模な流行が起きる可能性がある」と話す。

厚労省は、新宿御苑(新宿、渋谷区)や明治神宮外苑(新宿、港区)など周辺の大規模な公園でもウイルスをもつ蚊がいないか調査するよう関係機関に要請する。6日には、対応を検討するため東京都や同23区の担当者らを集めた緊急会議を開催する。【桐野耕一、斎藤有香】毎日新聞:
http://mainichi.jp/select/news/20140906k0000m040124000c.html


【パンデミック】 香港でエボラ出血熱

香港公共ラジオなどは10日、7日から香港に滞在するナイジェリアから来た男性(32)が下痢や嘔吐などの症状を訴え、エボラ出血熱に感染している疑いがあるとして病院で隔離治療を受けていると伝えた。早ければ10日夜にも検査結果が判明するという。

感染が確認されればアジアで明らかになる初のケースとなる。政府当局者は「まだ何かを発表できる段階ではない」としている。

報道によると、男性は、海外バックパッカーらの利用者が多い低価格の宿泊施設が密集する九龍地区の雑居ビル「重慶マンション」に宿泊していた。10日朝に症状を訴えて運ばれた病院で、感染疑いがあるとして治療を受けているという。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140810/bdy14081021450004-n1.htm